21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:45:44.58 ID:/ylhE4Sso
「帰って……」
「……嫌です。説明してください」
22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:46:30.81 ID:/ylhE4Sso
階下から、階段を駆け上がってくる音がした。
私はあわてて部屋の外に出る。
23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:47:11.24 ID:/ylhE4Sso
そのまま自分の家まで早歩きで帰った。同じように赤座家を出てきた櫻子が、途中で私に追いついた。
「ねえなんなの!? いったい何があったの!?」
24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:47:55.97 ID:/ylhE4Sso
*
自分の家に帰り、今日も私は早い時間からベッドに突っ伏す。
25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:48:26.73 ID:/ylhE4Sso
その時、彼女からメールの返信が届いた。すぐに彼女のことを考える。過去の女の人のことを考えながら、この子にメールを送りたくはない。
必死に赤座先輩のことを忘れようとしながら、彼女への文面を考える……
26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:48:59.76 ID:/ylhE4Sso
「あの……さ、この前週末に……私たちが出くわした人、覚えてる?」
『ああ、あの人』
27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:49:36.81 ID:/ylhE4Sso
――――
――
―
28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:50:09.33 ID:/ylhE4Sso
*
小さな街路灯の下で、身体を縮こめて待っていたあかねに……撫子は後ろから抱き着いた。
29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:50:37.35 ID:/ylhE4Sso
深夜一時……全て終わったと彼女にメールを送りながら家に帰った。
自分の部屋に入る前……ふと気になって、隣の櫻子の部屋に入ってみる。
夜更かしがちな櫻子とはいえ、さすがにこの時間ではもうすっかり寝息をたてていた。
30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:51:12.14 ID:/ylhE4Sso
*
それからしばらくたった、ある日の休日。
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