622:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 10:52:51.34 ID:NqzZnGLY0
今、この場に立ってようやく、あの時の真実が知りたいという思いが強くなった
彼らの見た最期の光景はどのようなモノだったのだろうか、そして、それをどんな想いで迎えたのだろうか
623:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 10:53:35.33 ID:NqzZnGLY0
「6…5……」
秒読みは刻一刻とゼロに近づく
624:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 10:55:31.45 ID:NqzZnGLY0
「め、命中……」
静まり返った艦橋に、ひとつの報告が響いた
625:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 11:09:13.01 ID:NqzZnGLY0
その報告で何が起こったのかを察した
まだ敵は生きていたのだ
626:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 11:10:03.31 ID:NqzZnGLY0
「敵、主砲の静止を確認」
「……来ます!」
627:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 11:11:21.82 ID:NqzZnGLY0
「後方ハッチからミサイル発射」
「4番、5番が現在上昇中です!」
628:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 11:12:59.24 ID:NqzZnGLY0
「兵曹長、今のは……」
色々と聞きたいことがあったが、何から問いただせばいいのか分からない
629:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 11:15:09.55 ID:NqzZnGLY0
どうして兵曹長に代わって彼が通信に出るのか、こじ開けたとはどういう意味か
聞きたいことは山ほどあったが、言葉にできたのはただひとつ
630:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 11:15:56.44 ID:NqzZnGLY0
『済みません、少尉』
『日下部に伝えたいことがあるんです』
631:名無しNIPPER
2016/11/19(土) 11:34:43.00 ID:NqzZnGLY0
しかし、日下部がそれに言葉を返すことなかった
彼は何かを納得したように黙すると、
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