24: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:41:01.49 ID:d/9JR/ulo
●
俺は文香の問いに、口をもごつかせることしかできなかった。
25: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:42:36.33 ID:d/9JR/ulo
●
「文香、君は活動の最後の方、明らかにやる気をなくしていた。
26: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:43:21.08 ID:d/9JR/ulo
●
「……プロデューサーさんは、あの時も、今でも、本当にお優しい方ですね」
27: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:44:02.06 ID:d/9JR/ulo
●
「貴方は、私に問われましたね。『アイドルになったこと、後悔していないか』と」
28: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:44:34.91 ID:d/9JR/ulo
●
「冗長になってしまいますが……デビュー当初のことから、お話を。
29: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:45:05.67 ID:d/9JR/ulo
●
「引退してからしばらくは、まだ皆さんが覚えていてくださって……
貴方がお察しした通り、色眼鏡で見られるなど、やりにくいこともありました」
30: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:45:42.03 ID:d/9JR/ulo
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「先の見通しを立てられない状況が、とても不安でした。
31: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:46:19.06 ID:d/9JR/ulo
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「……あれ、文香、ちょっと待ってくれないか」
32: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:47:38.30 ID:d/9JR/ulo
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「准教ポストは公募で、私より業績が上の方も応募されていたのですが、採用されたのは私でした。
それが不思議だったので、私は担当のうちのお一方に、採用してくださった理由を聞いてみたのです。
33: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:48:49.10 ID:d/9JR/ulo
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「貴方に教えていただいたことを活かして、私なりの道を拓くことができたんだ、と。
私が貴方の下で過ごした美城プロでの日々は、ただ私が楽しかっただけの徒花ではない、と。
34: ◆Freege5emM[saga]
2016/01/03(日) 17:49:20.30 ID:d/9JR/ulo
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