24:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:34:46.60 ID:IXgA3K/jo
「きらきらしてた。きらきらしてたんだよ、知る前までは」
「……」
25:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:35:14.32 ID:IXgA3K/jo
「ねえ、タクミくん、あの夏休みに、タクミくんがこの街に来たのは、どうしてですか?」
「……え?」
26:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:35:47.82 ID:IXgA3K/jo
「本当に、きらきらだけでしたか?」
「……」
27:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:36:32.08 ID:IXgA3K/jo
そうしたら、その子の親が学校に来たんだ。
担任の先生に、子供が無視されてる、いじめられてるって、言った。
28:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:37:04.73 ID:IXgA3K/jo
俺はそれからも、そいつとは話さなかった。
誰かが俺を嫌うようになったわけじゃない。
それでも俺は、なんとなく、学校に行くのが怖くなって。
29:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:37:51.05 ID:IXgA3K/jo
そうだ。
俺はあのとき、
どこにも行きたくなかったし、誰にも会いたくなかったんだ。
本当は。
30:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:38:27.80 ID:IXgA3K/jo
「でも、タクミくん、わたしには、きらきらしてましたよ」
「……」
31:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:38:55.16 ID:IXgA3K/jo
「きらきらだけでは、ないかもしれない。消せない曇りも、あるかもしれない。
でもそれは、きらきらしたものが、ないってことを意味するわけじゃないと思う」
だから、だからね。
32:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:39:25.47 ID:IXgA3K/jo
「タクミくんが、生まれてきたこと、わたしは、うれしいって思います」
「……」
33:名無しNIPPER[saga]
2016/04/06(水) 00:39:54.42 ID:IXgA3K/jo
どうして、こんな夢を、今、見たのかさえよくわからない。
頭がずきずきと痛みはじめる。
34: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2016/04/06(水) 00:40:22.03 ID:IXgA3K/jo
つづく
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