過去ログ - いろは「先輩のフェチズムが特殊過ぎる」
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1: ◆Ko/dqnDkt.[saga]
2016/04/09(土) 00:11:23.75 ID:IwE33Y4C0
 私は一色いろは。大学一年生になりました。
 今日は折角の休日なので、恋人らしく先輩の家に遊びに来た。
 お昼ご飯をいただきたい。
 ノーアポだけど、まぁ、多分家で暇してるだろう。あの先輩は。
 先輩のことだから、私が前触れなく遊びに来たことに顔をしかめるんだろうけど、きっと家には入れてくれるはず。
 最近気付いた。先輩はただのツンデレだ。
 そして先輩が一人暮らしをしているアパートに着いた。
 先輩の部屋の呼び鈴を鳴らす。が、反応はない。



八幡×いろはの俺ガイルSSです。

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:12:43.20 ID:IwE33Y4C0
「………あれー?」
 再度鳴らす。が、やはり反応はない。
「せーんぱーい。可愛い可愛い彼女が遊びに来ましたよー」
 ドアを叩いても、何も返って来ない。
「えー………」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:14:24.78 ID:IwE33Y4C0
そういえば。
 むかしむかしそのむかし、私がまだ高校一年生だった頃。
 あの合同クリスマスイベントで、先輩が無愛想な女の子と何か話してたのを思い出す。
 確か話題は、『賢者の贈り物』。
 女の子は、あの美しいお話をコミュニケーション不足と先輩顔負けの批評をしていたっけ。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:15:26.08 ID:IwE33Y4C0
 最後に、藁にもすがる思いでドアノブを回す。
「まぁ、さすがにあの先輩でも鍵くらい………」
 ドアはきぃと音を立て開いた。
「………無用心な」
 私が泥棒だったらどうするつもりなのだろう。
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:16:57.90 ID:IwE33Y4C0
「おじゃましまーす………」
 我慢仕切れず先輩の布団の中に入る。布団はもちろん一人用なので狭かった。
「じゃあ重なるしかないですよねー」
 私より一回り大きな先輩の体に抱きつく。うん。良い匂い、良い感触。
 先輩の寝顔が目の前にある。
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:18:02.80 ID:IwE33Y4C0
………………………



 目を開けると、私の顎の下に、先輩の手が有った。
以下略



7:名無しNIPPER
2016/04/09(土) 00:18:56.99 ID:IwE33Y4C0
 起きたら顎の下に有った、先輩の手。
 あれは、なんだったのだろう。
「はいはい癒された癒された」
 あれは、なんだったのだろう。
「んじゃ、何か飲むか?茶とマッ缶ぐらいしかないが」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:19:52.11 ID:IwE33Y4C0
「………すまん。我慢できなかった」
「い、いえ、良いんです。別に不快だった訳ではないんです。むしろ、そこまで言って貰えて、恋人としては嬉しいです………みたいな」
 けれど、そんな優しい話ではないのだろう。
 先輩の手が伸びていた場所。
 それは胸でも、唇でも、頬でもなくて。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:21:39.91 ID:IwE33Y4C0
『………すまん。我慢できなかった』

 ついさっきの先輩の声が反響する。
 じゃあ、今までは我慢していたのだろうか。
 優しい言葉で私を愛してくれた時も、裏では私の首を見ていたのだろうか。
以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2016/04/09(土) 00:21:53.10 ID:hM2Dlyw8o
そこまでワクワクしてらぶらぶする予定考えてたんだったらアポくらいとれよ


11:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:23:43.05 ID:IwE33Y4C0
「………いいのか」
「………はい」
「本当に、いいのか」
「はい………はい」
 先輩が、私の鎖骨を掴んだ。
以下略



12:名無しNIPPER
2016/04/09(土) 00:24:36.25 ID:IwE33Y4C0



 先輩は私の鎖骨を揉んだ。

以下略



13:>>10次からは連絡するそうなので許してやってください[saga]
2016/04/09(土) 00:26:25.73 ID:IwE33Y4C0
 先輩は私の鎖骨を揉んだ。



「………え?」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:27:29.59 ID:IwE33Y4C0
 先輩が、慌ててその場から飛び退く。
 必然、鎖骨からも手を放す。
 しかしたったの一撃で収まる程、私の怒りは弱くない。
「うにゃーっ!うにゃーっ!」
「えっ、ちょっ、なんなんだよ!?」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:29:23.72 ID:IwE33Y4C0
「………………なら、いいけどよ」
 先輩が下に目を逸らす。
「………………あ」
 解った。私の鎖骨見てるんだこの人。
「………そんなに好きですか、鎖骨」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:30:13.90 ID:IwE33Y4C0
「………は?」
「先輩の好きにしていいですよ。私の鎖骨」
「………………」
 先輩は無言で私を抱きついた。
「わっ、なっ、なんですか。鎖骨じゃないんですか」
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:31:34.91 ID:IwE33Y4C0
 鎖骨はもちろん、後ろに回された腕で、背中も熱い。
 先輩の唇が肌と擦れて、気持ちいい。
 それに合わせて肌を這う柔らかい舌と固い歯が私の奥を刺激する。
 軽い気持ちで言ってしまったけれど。
「先輩………これ結構ヤバイです………」
以下略



18:名無しNIPPER
2016/04/09(土) 00:32:20.14 ID:IwE33Y4C0
「んん………んっ」
 人間の体とは、左右対照だ。
 先輩の口が私の鎖骨に有る時。
 当然、私の口は先輩の鎖骨に有る。
 ………なるほど、先輩の鎖骨フェチも理解できる。
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/04/09(土) 00:33:27.60 ID:IwE33Y4C0
「………………っ」
 先輩が体を離した。
「………………せんぱ」
「駄目だ。これ以上は本当に駄目だ。本当に我慢できん」
 先輩は口元をぬぐいつつ、はっきりとそう言った。
以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2016/04/09(土) 00:34:08.96 ID:IwE33Y4C0
以上です。
流行れ、鎖骨SS。

いろはすを書きました。満足していただけたでしょうか。

以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2016/04/09(土) 00:36:30.24 ID:t57cItsL0
おう満足してねえからもっといろはすssを書くんだよあくしろよ


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