26: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 12:35:08.21 ID:CGnHuaAk0
少し肇さんの事が気になり、視界を回しながら探しているとソファーに腰掛け、プロデューサーさんと何やら話しています。
私の視線に気付いたのか、肇さんはペコリと音が鳴ってしまうぐらい綺麗に会釈をします。
その後に、彼女は立ち上がりこちらへ近付いてきます。
27: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 12:36:49.05 ID:CGnHuaAk0
「ここが……私の叔父の古書店になります」
日が出ていた日中とは違い、空気がどこか冷たく感じる夕方に、いつもとは違う、裏口の方から二人を案内します。
28: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 12:38:22.94 ID:CGnHuaAk0
「プロデューサーさんは……何をお探しに……?」
プロデューサーさんは顎に手をやり、少し考えてから、雪美ちゃんや薫ちゃんの為に絵本でも……と答えました。
29: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 12:41:14.57 ID:CGnHuaAk0
「……なんだか、意味深ですね」
プロデューサーさんもその意味に気付いたようで、なるほどな。と小さく呟きます。
30: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 12:42:27.42 ID:CGnHuaAk0
プロデューサーさん曰く、気が向いたらここに来てほしいということでした。
「今はあんまり使われてないけど、掃除とかはしてあるはずだから、そこは気にしなくていいよ」
「いえ、そこは……むしろ、灰被りに相応しい場所だと……」
31: ◆ULuwYLs/ds[sagesaga]
2016/05/05(木) 12:43:38.07 ID:CGnHuaAk0
区切りが良いのでひとまずここまで。
夜また来ます。
32: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 22:30:42.23 ID:xJU0s9Q00
こんばんわ。
33: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 22:32:20.52 ID:xJU0s9Q00
※
「わざわざ送ってくださってありがとうございます」
34: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 22:45:43.29 ID:xJU0s9Q00
翌朝、昨日と同じようにレッスン室の扉を開け、準備を始めます。
ふと、後ろの方から扉の開く音が聞こえたので慶さんが来てくれたのかと思い、振り向くと、文香さんがおずおずと体を半分だけこちら側へ出し、私の方をじっと見つめていました。
35: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 22:51:05.58 ID:xJU0s9Q00
お互いが振り付けを知っている曲を何曲かセットし、音楽をかけます。
最初は間の取り方、タイミング、ダンスを綺麗に見せる要素のほとんどがバラバラでしたが、数をこなしているうちに気付いたことがあります。
36: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/05/05(木) 22:56:24.93 ID:xJU0s9Q00
※
差し出された肇さんの手に、私は少し戸惑いました。
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