過去ログ - 開かない扉の前で
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828:名無しNIPPER[saga]
2017/10/30(月) 00:38:58.68 ID:J5LgB8ivo
つづく

821のgは誤入力です。




829:名無しNIPPER[sage]
2017/10/30(月) 08:16:54.68 ID:B4OfXvSe0
おつです


830:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:18:44.68 ID:lNpLKx20o




「この先なのか?」
以下略



831:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:19:40.83 ID:lNpLKx20o

「ケイくん、待って……」

「待たない」

以下略



832:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:20:33.78 ID:lNpLKx20o

「たぶん、夢みたいなものなんだよ」

 彼はもう一度繰り返した。

以下略



833:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:21:03.51 ID:lNpLKx20o

 階段の先は暗闇で、どこまでも吸い込まれそうな暗闇で、たとえその先に足場がなかったとしても不思議ではないような暗闇で、
 わたしは進むことがおそろしくなった。

「なあ、愛奈。おまえに聞いておきたいことがあるんだ」
以下略



834:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:21:50.93 ID:lNpLKx20o

「結局、ひとりぼっちじゃないか。こんな奇妙な旅までして、なんにも得られずに、ただ帰って、誰もいない」

「……」

以下略



835:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:22:47.25 ID:lNpLKx20o

「……え?」

 それでも、その言葉に、思わず頭がまわらなくなった。

以下略



836:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:23:13.29 ID:lNpLKx20o

「……違うよ、ケイくん、わたしは」

「だったら、なんだっていうんだ。言ってみろよ。なあ、どうせ俺のことなんて、寂しいときに近くにいてくれるだけの相手だって思ってるんだろ」

以下略



837:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:23:45.37 ID:lNpLKx20o

「わたし、大丈夫だよ」

「……」

以下略



838:名無しNIPPER[saga]
2017/11/03(金) 00:25:06.72 ID:lNpLKx20o

 そのまま、体を仰向けに横たえた。

 やがて足音は聞こえなくなる。

以下略



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