過去ログ - 開かない扉の前で
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867:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:17:17.22 ID:Ch5AfJxSo

 まるで裁判所みたいだ。

『タルトを盗んだのはあなた?』

以下略



868:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:17:45.02 ID:Ch5AfJxSo


「僕には、何が正しくて何が間違ってるのか、もう分からない」

 そんな、取るに足りない一言を、あさひはすぐに笑った。
以下略



869:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:18:43.47 ID:Ch5AfJxSo



 そしていま、僕とあさひは夕日がさしこむ彼女の家のダイニングで差し向かいになってテーブルを挟んで座っている。
 
以下略



870:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:19:11.42 ID:Ch5AfJxSo

 床に投げ捨てた僕の鞄から、MDプレイヤーが顔を覗かせている。

 スティングの例の曲を思い出す。

以下略



871:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:19:49.14 ID:Ch5AfJxSo

「すみれは――」と、あさひは口を開いた。

「どうしたの?」

以下略



872:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:20:17.50 ID:Ch5AfJxSo

「どうして……碓氷を刺したの?」

「どうしてだろうな」

以下略



873:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:21:09.16 ID:Ch5AfJxSo

「遼一について、ほんのすこしだけ、わかったようなことを言ってもいい?」

「……どうぞ」

以下略



874:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:22:03.14 ID:Ch5AfJxSo

「それでも……」

 と、僕は言う。

以下略



875:名無しNIPPER[saga]
2017/11/11(土) 00:22:29.61 ID:Ch5AfJxSo

「でも、望むと望まざるとに関わらず、わたしたちが生きているのはきっとそういう世界なんだよ」

「……」

以下略



876: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2017/11/11(土) 00:23:01.54 ID:Ch5AfJxSo
つづく

856-14 彼女は塔の下へと → 塔の下へと
857-11 は手に → 果てに



877:名無しNIPPER[sage]
2017/11/11(土) 07:56:18.90 ID:aGNhzq1i0
おつです


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