924:名無しNIPPER[saga]
2017/11/24(金) 01:03:07.70 ID:pmjGcbbto
◇
925:名無しNIPPER[saga]
2017/11/24(金) 01:03:35.93 ID:pmjGcbbto
他の生き方なんて、僕は知らない。
知ったところで今更だ。
戻れない。……戻れない。
926: ◆1t9LRTPWKRYF[saga]
2017/11/24(金) 01:04:02.14 ID:pmjGcbbto
つづく
533-2 不思議なものだ。l → 不思議なものだ。
599-3 小夜ちゃん → 愛奈ちゃん
927:名無しNIPPER[sage]
2017/11/24(金) 08:31:57.52 ID:shyzjkbc0
おつです
928:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 23:22:27.49 ID:L2HTNNmfo
◇
僕は、窓の外の景色にもう一度目をやる。
929:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 23:23:03.95 ID:L2HTNNmfo
◇
930:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 23:23:46.28 ID:L2HTNNmfo
音を立てて扉が開く。
僕は、しばらく迷っていた。
――お兄ちゃんのこと、好きだよ。
931:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 23:24:24.87 ID:L2HTNNmfo
そのままどのくらいの時間が経っただろう。
変化があるまで随分と長い時間だった。
あまりにも長過ぎたせいで、暇つぶしに時間を計ってみたけれど、二百を越えたあたりで諦めてしまった。
932:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 23:25:01.94 ID:L2HTNNmfo
そして僕が立っていた場所は、西欧風の箱庭めいた街だった。
すみれと一緒に、僕が最初に辿り着いた街。
他人事みたいな街灯の灯りが、やけに刺々しく僕に降り掛かってくる。
933:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 23:25:32.79 ID:L2HTNNmfo
前方に高い石段があり、その上に木製の古い椅子が置かれている。誰かがそれに腰掛けている。
あたりを見回すと、四方もまた同様だった。石段があり、誰かが腰掛けている。
934:名無しNIPPER[saga]
2017/11/26(日) 23:26:02.63 ID:L2HTNNmfo
不意に、公園の隅に据えられた樹上から声がした。
「きみ自身を否定し、裁き、審問しているとき、きみは否定されるべききみ自身から逃れて、否定する側に立っている」
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