17: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 21:28:32.39 ID:pU98D89e0
同い年ぐらいであろうトレーナーさんはにっこり微笑む。
このプロダクションのトレーナーはみなアイドル並みに可愛い。油断すると惚れそうだった。気をつけねば。
「いえ、トレーナーさんから見て速水はどうなのかと思いまして」
18: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/28(木) 21:30:50.50 ID:pU98D89e0
明るめに俺は言う。
「怖い顔してるよ? どうかした」
「……私には労いの言葉もないのね」
19:名無しNIPPER[sage]
2016/07/28(木) 22:10:04.83 ID:V0EiFjaTo
ええやん!!!!(奏P並の感想)
20:名無しNIPPER
2016/07/29(金) 01:32:26.36 ID:rnR4Yx2s0
期待期待
21: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/29(金) 02:14:24.45 ID:uqaGoxoH0
「なるほどねぇ」
本番さながらに歌って踊る速水さんを眺める。
幸いと言うべきか、残念ながらと言うべきか、俺はすぐにトレーナーさんの言葉の意味を理解した。
22: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/29(金) 02:23:08.80 ID:uqaGoxoH0
それに、努力しても評価されない。だから、わからなくなってしまったのだろうか。そうだとしたら、それは悲しい話だと思う。
「難儀な話ですね……、ありがとうございます。参考にします」
速水さんのダンスは終わる。本人はどこか不満げに見えたけれど、視線が合うと口元を緩めてくれた。
23: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/29(金) 02:28:34.41 ID:uqaGoxoH0
「……そんなことはないと思うけど」
「いいや、俺たちプロデューサーの責任だ。職務怠慢だよ。申し訳ない。努力が結果に結びつかないのはしんどいものだ」
「…………」
24: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/29(金) 02:30:22.85 ID:uqaGoxoH0
さらにもう一歩踏み出そうとした、そのとき、
「駄目に決まってるでしょ!!!」
トレーナーさんの声が木霊し、俺は肩を掴まれパイプ椅子に戻された。期待を裏切らないいい動きである。
25:名無しNIPPER[sage]
2016/07/29(金) 16:54:27.28 ID:o+60jhnCo
オサレなSSだな
26:名無しNIPPER[sage]
2016/07/30(土) 02:04:30.15 ID:vuNuU8Ino
ええやん
こういうの好き
27: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/30(土) 02:32:33.72 ID:9se+2GXe0
命題、アイドルとはなにか。
原義を辿れば偶像となるが、偶像にしたって千差万別。究極的には人の数だけ存在する。
だから、俺たちは考えなくてはならない。
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