24: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/29(金) 02:30:22.85 ID:uqaGoxoH0
さらにもう一歩踏み出そうとした、そのとき、
「駄目に決まってるでしょ!!!」
トレーナーさんの声が木霊し、俺は肩を掴まれパイプ椅子に戻された。期待を裏切らないいい動きである。
25:名無しNIPPER[sage]
2016/07/29(金) 16:54:27.28 ID:o+60jhnCo
オサレなSSだな
26:名無しNIPPER[sage]
2016/07/30(土) 02:04:30.15 ID:vuNuU8Ino
ええやん
こういうの好き
27: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/30(土) 02:32:33.72 ID:9se+2GXe0
命題、アイドルとはなにか。
原義を辿れば偶像となるが、偶像にしたって千差万別。究極的には人の数だけ存在する。
だから、俺たちは考えなくてはならない。
28: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/30(土) 03:54:08.39 ID:9se+2GXe0
「と、言うわけでやってきましたテレビ局」
数日経ったある日、俺は速水さんを引き連れて城ヶ崎美嘉の収録を観覧しに来ていた。
アイドルの知り合いは沢山いても、アイドルとしての一面は見る機会がなかった。表裏があるとは言わないけれど、誰だって公私で違う顔を使い分けているはずだ。
29: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/30(土) 03:57:06.62 ID:9se+2GXe0
速水さんはよろしくお願いしますと軽く会釈した。多少緊張している様子だった。彼はおうと気前よく返事した。
「にしても、まさかお前がプロデューサーになるとはね」
「自分でも意外だよ。本当はやる気なかったんだけど……」
30: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/30(土) 04:00:04.58 ID:9se+2GXe0
城ヶ崎さんのレギュラー番組の収録を観覧し終えた俺たちは、彼女の控え室で休憩していた。城ヶ崎さんと彼が帰ってくるまではもう少しかかるそうだ。
「収録って初めて立ち会ったけど、思ったより時間かかるんだな。すごく疲れた」
「そうね、座っていただけなのに肩が凝ったわ」
31: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/30(土) 04:02:38.10 ID:9se+2GXe0
ここまで揃っているのに活かせていないのだから、なかなかどうして上手くいかないものだ。
「そう思うならキスしてくれてもいいんだよ」
「俺としてはしたいんだよ? でも都条例が許してくれないんだ」
32:名無しNIPPER[sage]
2016/07/30(土) 10:10:18.87 ID:T4QTBeyeo
こいつらいいなあ
33:名無しNIPPER[sage]
2016/07/30(土) 10:37:04.65 ID:r1iJg92zO
すばらしいね
34: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/07/31(日) 02:17:13.06 ID:1RZ+Ipaf0
「もうっ! やめてよびっくりしたじゃん!」
城ヶ崎さんは紅潮した顔を手で扇いでいた。ギャップというなら、ギャルな見た目に反して初心であることが一番であろう。この初々しい反応もまた魅力である。
「ちょっと驚かそうと思ってね」
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