過去ログ - モバP「速水奏の輝かせ方」
1- 20
64:名無しNIPPER[sage]
2016/08/03(水) 22:27:22.33 ID:RnYjzS3Co
そこまで>>39意識せんでもいいと思うが


65: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 01:43:27.96 ID:pTgjkfxw0
 数日が経っても思考は冴えないままで。

 現実みの薄れた日々に目を回しそうだった。地に足がついていない感覚。

 空回っているのかもしれない。気が滅入っているのかも。
以下略



66: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 01:45:36.33 ID:pTgjkfxw0
 ロビーで速水さん、新田さんと合流した。今日は新田さんの送迎をする代わりに、音楽番組の観覧をできる手筈となっている。

 新田さんは和やかに微笑んだ。

「今日はありがとうございます。助かりました」
以下略



67: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 01:47:20.04 ID:pTgjkfxw0
「そういえば、プロデューサーさんは奏さんのこと苗字にさん付けですよね」

「うん、そうだね。それがどうかした?」

「いえ、珍しいなぁって。ほら、うちのプロダクションはプロデューサーとアイドルの距離近いですから」
以下略



68: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 01:51:24.17 ID:pTgjkfxw0
 音楽番組はライブパートとトークパートで別撮りだ。今日はライブパートの収録で、新田さんの出番まで多少待ち時間が発生していた。

「緊張するなぁ」

 衣装に着替えた新田さんは、そわそわと落ち着かない様子だった。俺としては露出の多いその衣装のせいで落ち着かない。
以下略



69: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 01:54:09.88 ID:pTgjkfxw0
 スタッフがやってきた。そろそろ出番が近いらしい。

 俺たちは控え室をあとにしてスタジオに向かう。

「ふふ、ふたりのおかげでリラックスできたみたい。奏さん見ていてね、私頑張るから」
以下略



70: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 02:05:09.16 ID:pTgjkfxw0
 曲がかかると、空気が引き締まった。

 息を呑む。集中している様子の新田さんは目を閉じ、微動だにしまないまま。

 イントロの終わりが近づく。ゆっくりと目を開いた新田さんは、緩慢な動作で手に持ったマイクを口元へ近づけた。
以下略



71: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 02:06:56.72 ID:pTgjkfxw0
 新田さんの着替えを待ってから控え室に入る。

 ステージとは打って変わって、新田さんは柔和な笑みをたたえた。

「ふう、上手くいったかな! どうでした?」
以下略



72: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 02:10:22.35 ID:pTgjkfxw0
「美波はすごいね。私にはまだ具体的に掴めていなくて、今も迷ってる」

 速水さんは弱音を吐き出すみたいに、苦しそうに言った。力不足を痛感する。

「私は奏さんもすごいと思うよ。ダンスも歌ももう追いつかれそうだし、あと一歩踏み出すだけなんだよ。たぶん、奏さんの答はプロデューサーさんが持ってるんじゃないかな」
以下略



73: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 02:12:08.23 ID:pTgjkfxw0
 新田さんを送り届けたあと、速水さんを乗せた社用車は会社に向けて走っていた。

 ライブ直前に速水さんが口にした言葉。

「これが終わったらレッスン室使わせてくれない?」
以下略



130Res/131.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice