76: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 02:38:22.45 ID:pTgjkfxw0
レッスン室の隅にトレーナーさんと並ぶ。
ウェアに着替えた速水さんはストレッチをしていた。
「急に呼ばれてびっくりしました。どうしたんですか?」
77: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 02:40:34.62 ID:pTgjkfxw0
曲が終わっても、誰も言葉を発せなかった。レッスン室には速水さんの息切れだけが聞こえる。
「どうだった?」
ゆっくりと息を整えながら歩み寄ってきた速水さんは、からかうような声音で言った。
78: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/04(木) 02:43:17.74 ID:pTgjkfxw0
速水さんとレッスン室をあとにする。彼女は歩きながら掌を眺めていた。手応えを確認しているのだろう。
「今日はもう終わりだな。送ろうか?」
「ううん、大丈夫よ」
79:名無しNIPPER
2016/08/04(木) 08:10:09.41 ID:sXUwQS6xO
いい雰囲気
80:名無しNIPPER[sage]
2016/08/05(金) 20:01:35.57 ID:Mdlh9X+4o
既に両思いなんじゃね?
81:名無しNIPPER[sage saga]
2016/08/07(日) 03:13:48.11 ID:iVZ+XxqT0
まさかこの二人があんなに憎しみ合うことになるとは…このときの私達は想像もしていなかったのです
82: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/07(日) 03:56:56.48 ID:WVC8K8YCO
涙と一緒に暗い気持ちも流れ出たのかもしれない。
足取りは軽く、視界は明るい。俺は思っていたよりも単純な男だったようだ。
だからこそ、不安にもなるけれど。
83: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/07(日) 03:59:58.28 ID:WVC8K8YCO
軽快なメロディーと共にラジオは始まる。
速水さんは落ち着いた様子だった。どうやら緊張しているのは俺だけらしい。
「デレっす島村卯月です!」
84: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/07(日) 04:02:40.07 ID:WVC8K8YCO
収録が終了したのを見計らって、俺と先輩はスタジオに入っていく。防音扉は重かった。
「おう、お前らお疲れ。今日はいつになくトークが冴えててよかったぞ」
「奏が話広げるの上手かったからね、私たちも助かったよ」
85: ◆U7CecbhO/.[saga]
2016/08/07(日) 04:06:04.08 ID:WVC8K8YCO
と、視線が集まっていることに気がつく。アイドル四人は無言で不思議な視線を向けてきていた。
「どうかした?」
首を傾げると、渋谷さんが代表するように口を開いた。
86:名無しNIPPER
2016/08/07(日) 09:50:41.97 ID:/UcbqowVo
めっちゃ書いてんな
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