過去ログ - モバP「佐久間」
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11:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:15:19.45 ID:4GoJhFxk0

「Pさん……」

「ん? どうした、佐久間?」

以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2016/09/07(水) 23:17:52.21 ID:XM8p2tAjo
良い


13:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:18:00.37 ID:4GoJhFxk0
 一夜経って。
 いよいよまゆの初の握手会の日がやってきました。

 現在地は、お店の奥にある関係者以外立ち入り禁止の部屋。
 その狭い部屋の中に、Pさんとまゆの二人きり。
以下略



14:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:19:09.46 ID:4GoJhFxk0
 話して、下さいよ。
 どうして、何も言ってくれないんですか?
 まゆはもっともっと……誰よりもPさんの事を知りたいのに……!
 

以下略



15:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:20:04.74 ID:4GoJhFxk0
「わ、悪い、怒鳴るつもりはなかったんだ」



 ――握手会は、ファンの顔を最も近くから見ることの出来るイベントだと聞いたことがあります。
以下略



16:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:21:36.40 ID:4GoJhFxk0
「……は? 何だって?」



 これまでは、貴方を見て、貴方に見てもらえればいいと思っていました。
以下略



17:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:22:29.04 ID:4GoJhFxk0
 言葉を発していたPさんの唇を塞いでいるのは、今までPさんに見せていたのとは全く別物の佐久間まゆ。


 数秒の硬直の後、ゆっくりと唇を離していく。
 レッスンで鍛えているとはいえ、精一杯の背伸びを維持した足は乳酸がたまるため、発生するのは痛みと倦怠感。
以下略



18:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:23:39.19 ID:4GoJhFxk0
 ドンッ! という擬音の直後に襲ってくるのは背中と頭への鈍痛。


 次いで、Pさんの怒号と今の音を聞きつけたスタッフさんたちが部屋に次々と入ってきて。

以下略



19:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:25:45.53 ID:4GoJhFxk0
 目を覚ましたのは、CDショップから最も近い病院。
 何の変哲もない個室でした。

 お見舞いに来たちひろさんの話を聞く限り、重症だったのは頭の方で、それでも軽い脳震盪だそうです。もうしばらく安静にしていれば何の後遺症も残らないそうです。

以下略



20:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:30:13.79 ID:4GoJhFxk0
「まゆちゃんはね、悪くないの」

「どちらかと言えばプロデューサーさんが悪い」

「でも本質的にはどちらも悪くないの」
以下略



21:名無しNIPPER[saga sage]
2016/09/07(水) 23:31:16.58 ID:4GoJhFxk0
 まゆが立っているのは、いつもの見慣れた事務所の前。
 まゆがもうお別れするつもりの少し大きな建物。
 
 背中を押され、階段を上り、二階にある事務所の扉の前まで連行されます。

以下略



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