過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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11:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:00:18.75 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「はあ、はっ、はぁっ! も、もうだめぇ……」

私の耳に後方から届いた声。
以下略



12:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:00:59.66 ID:+3HHJ9Wn0
「負けない、わよぉっ!」

先頭を譲ったことが、闘争心の塊である私の心に火を点けた。

力一杯に爪先で地面を蹴りぬき、跳ぶような勢いで西住みほの横に並ぶ。
以下略



13:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:02:04.78 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ……すー、はー……」

西住みほが膝に手を突き、荒れた呼吸を整えている。
以下略



14:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:02:44.17 ID:+3HHJ9Wn0
「すー……西住隊長と、はー……どれぐらい走るの?」
「大体10キロぐらい。休みの日はもっと増えるけど……」
「10キロ!? ゲホッ、ゴホッ!」
「だ、大丈夫ですか!?」
「え、えぇ……驚いて少しむせただけよ……」
以下略



15:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:04:16.76 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

〜〜

(初めての練習試合……! ここでしっかりアピールしないと……!)
以下略



16:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:05:08.77 ID:+3HHJ9Wn0


『黒森峰女学院の勝利!』
「やった! 私達の勝ちですね!」
「ええ、そうね! 私達の勝利よ!」
以下略



17:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:06:04.67 ID:+3HHJ9Wn0
「お前達」

そんなことを考えていた私の背中に凛とした声が投げかけられる。

その声を聞き間違える訳はないが、まさかという思いと共に振り返る。
以下略



18:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:07:17.04 ID:+3HHJ9Wn0
「何か分からないことや相談があればいつでも聞いてくれ……それから、みほ」
「……はい」

西住隊長は大喜び小喜びの私達から、西住みほへと視線を移す。

以下略



19:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:08:10.58 ID:+3HHJ9Wn0
「しっかりしなさいよ……戦車に乗ってる間はあんなにハキハキしているのに」

言ってやると、西住みほはビクッと体を一度、震わせた。

……言葉を間違ったらしい。
以下略



20:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:09:44.01 ID:+3HHJ9Wn0
「で、でも……私は西住流に生まれたってだけで、お母さんやお姉ちゃんとは全然違って、ダメダメだし……」
「そんなに自分を卑下しない!」
「はっはい!?」

いくら励ましてあげてもこれではなんだか腹が立ってきたので、声が大きくなってしまった。
以下略



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