過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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32:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:24:20.37 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「こういう場合には以下の戦術が有効だ」
「……」
「エリカ」
以下略



33:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:25:57.38 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「……エリカ。今日は飽くまでただの抽選だ。緊張するな」
「は、はい」

以下略



34:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:28:57.99 ID:+3HHJ9Wn0
「はい、そのようですね。さて、隊長はどんな子かしら。まあ、復活したてのチームですし、さほど注意を払う必要は……」
「次の抽選にうつります。大洗女子学園、隊長、西住みほさん」
「はっはい!」

その声には、聴き覚えがあった。
以下略



35:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:29:43.80 ID:+3HHJ9Wn0
「エリカさん……」
「エリカ。落ち着け」
「っ…………すみません。取り乱しました」
「謝らなくていい……エリカ、終わったらコーヒーでも飲みにいこう。付き合え」
「……はい」
以下略



36:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:30:32.79 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「へぇ……こんなお店があるんですね」
「ああ。噂に聞いていたので場所を調べておいたんだ」

以下略



37:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:31:24.68 ID:+3HHJ9Wn0
「っ……いえ、元副隊長、でしたね」
「……お姉ちゃん」

この子……話しかけたのは私だというのに。

以下略



38:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:31:57.57 ID:+3HHJ9Wn0
「……リカ。エリカ」
「あっ……」
「コーヒー、ブラックだ……ここは私が持つ。気が済むまで飲め」

いつの間にか、私は席に着いていて、コーヒーカップが二つ、テーブルの上に並んでいた。
以下略



39:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:32:26.60 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

『大洗女子学園、八九式、ポルシェティーガー、行動不能!』

「突撃ッ! 中央広場へ急げ!」
以下略



40:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:32:59.63 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

試合の決着がついてから、私は暫くの間、放心していた。

ふと、我に返った時。あの子は夕日を背景に、緋色の優勝旗を手にしていた。
以下略



41:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:34:38.19 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「エリカ。聖グロリアーナからのメッセージ、お前も聞いているな?」

格納庫の中で飛行船グラーフ・ツェッペリンを眺めていると、背後から隊長の声。
以下略



42:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:46:12.98 ID:+3HHJ9Wn0
「……あそこには、いい理解者がたくさんいたんだろうな、と。私はあの子の事を何も分かっていませんでした。自惚れですが、私がもう少しでもみほのことを理解できていたら……今でも、アナタの横にいたのではないかと。そう思います」
「自惚れだな」
「はい。自惚れ屋なんです、私。だから、今も自惚れています。今、私に出来る事。それは、あの子がやっと見つけた居場所、私がなることが出来なかった場所を、守る為に戦うことだと。それが、本当の友達になれなかった私がせめて、あの子の為にすべきことだと」

自惚れで、気が短くて、口を開けば嫌味節。
以下略



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