過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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名無しNIPPER
2016/09/24(土) 01:54:27.99 ID:+3HHJ9Wn0
「……アナタ、趣味悪いわよ」
「部屋に入ったらエリカさんの寝顔がこちらを向いていたんです」
目を片方だけ細めて小梅を睨むが、当の彼女は肩をすくめ、あっけらかんと言ってのける。
以下略
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:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 01:55:19.95 ID:+3HHJ9Wn0
「……夢の話なんだけど」
「はい」
ポツリポツリと、唇が夢で見た景色を紡ぎはじめる。
以下略
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:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 01:56:05.15 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜
「新入生諸君、黒森峰女学園へ、そして戦車道へようこそ。私は西住まほ、隊長を任せてもらっている」
緊張した面持ちの生徒達が一列、入学したての一年生達。私はその端で、表情を硬くしていた。
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9
:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 01:57:04.91 ID:+3HHJ9Wn0
「熊本県、熊本市出身、西住みほですっ! よっ、よろしく、お願いしますっ!」
西住みほ。
その名が響き渡った瞬間、周囲がざわつきだした。
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10
:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 01:58:03.16 ID:+3HHJ9Wn0
「……まぁ、いいだろう。次!」
「はいっ! 赤星小梅です!」
何か言いたげな西住隊長は挨拶を進めるように促し、安堵の表情で西住みほは後ろに下がる。
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11
:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:00:18.75 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜
「はあ、はっ、はぁっ! も、もうだめぇ……」
私の耳に後方から届いた声。
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12
:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:00:59.66 ID:+3HHJ9Wn0
「負けない、わよぉっ!」
先頭を譲ったことが、闘争心の塊である私の心に火を点けた。
力一杯に爪先で地面を蹴りぬき、跳ぶような勢いで西住みほの横に並ぶ。
以下略
13
:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:02:04.78 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜
「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ……すー、はー……」
西住みほが膝に手を突き、荒れた呼吸を整えている。
以下略
14
:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:02:44.17 ID:+3HHJ9Wn0
「すー……西住隊長と、はー……どれぐらい走るの?」
「大体10キロぐらい。休みの日はもっと増えるけど……」
「10キロ!? ゲホッ、ゴホッ!」
「だ、大丈夫ですか!?」
「え、えぇ……驚いて少しむせただけよ……」
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15
:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:04:16.76 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜
〜〜
(初めての練習試合……! ここでしっかりアピールしないと……!)
以下略
16
:
名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:05:08.77 ID:+3HHJ9Wn0
〜
『黒森峰女学院の勝利!』
「やった! 私達の勝ちですね!」
「ええ、そうね! 私達の勝利よ!」
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