17:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:25:40.06 ID:ZjJoYnl/0
その日から森の入り口に例のタヌキがよく現れるようになりました。
今まで一人で踊っていた私ですが、その日からは観客が付いたのです。
いわゆる私のファン一号ってことですね!
18:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:27:04.48 ID:ZjJoYnl/0
その人はどうやらアイドルのプロデューサーらしいです。
そんな人がこの神社に何の用かと思いましたが、その人は私に名刺を手渡しこう言いました。
「アイドルになる気はありませんか?」
19:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:28:30.09 ID:ZjJoYnl/0
そう考えていると例のタヌキがまたやって来ました。
「ねえ、私どうしたらいいんだろう?」
当然ながら返事なんて返ってきません。
20:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:30:34.76 ID:ZjJoYnl/0
それからプロデューサーさんの話を聞いた私は、寮に住むことになると言われました。
21:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:32:10.29 ID:ZjJoYnl/0
そして階段を降りようとしたその時です。
私の袖を後ろから何かが掴みました。
その正体が何か、もう私は知っています。
22:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:34:06.63 ID:ZjJoYnl/0
「あ!あの時の!」
23:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:36:01.21 ID:ZjJoYnl/0
(それでね、ちゃんとアイドルできてるかなって...帰ってきたから...もしかしたらやめちゃったんじゃないかって心配してたんだけど)
「そんなことはないですよ!道明寺歌鈴、しっかりアイドルを続けさせていただいてます!」
もう一人でいた頃とは違います。
24:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:37:29.38 ID:ZjJoYnl/0
(元気な姿が見れてよかったよ...これから時間ある?)
「は、はい!...と言いたいところですが実はプロデューサーさんに奈良の名所を案内する予定になってまして...」
本当は久しぶりに遊びたかったけど申し訳ないです。
25:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:38:50.94 ID:ZjJoYnl/0
昔とは違ってキレのいいダンスと伸びる歌声が森の中に響き渡ります。
すこし調子に乗ってしまったせいでしょうか。
サビに入る寸前で草に足を取られそうになりました。
26:名無しNIPPER[saga]
2016/10/06(木) 22:40:31.85 ID:ZjJoYnl/0
(急いでるのに時間取っちゃってごめんね...)
「いえいえ、私こそ会えて嬉しかったですよ!」
最後に頭を撫でて抱きかかえます。
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