16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/21(金) 06:33:11.52 ID:KNNRsk+y0
  
 「きっと近所の人が趣味でやってるとか、そういった隠れ家的なお店なんですよ」 
  
 「……だから大丈夫だって言うんですか?」 
  
17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/21(金) 06:35:20.71 ID:KNNRsk+y0
  
 「このまま道を引き返し、回り道しようものなら今晩の晩酌はお預けです。で 
  も、屋台を素通りして宿に戻っても、待っているのは缶のお酒と肴代わりのお菓子だけ」 
  
  中指をゆっくりとたたみながら話す彼女の両目には、「絶対に飲む」という、強い決意が見て取れた。 
18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/21(金) 06:37:12.70 ID:KNNRsk+y0
  
 「……本当に、チラッと覗くだけですからね」 
  
 「ふふっ、勿論ですとも」 
  
19: ◆Xz5sQ/W/66[sage]
2016/10/21(金) 06:38:18.80 ID:KNNRsk+y0
 とりあえずここまで。 
20:名無しNIPPER[sage]
2016/10/21(金) 09:34:05.23 ID:yJXdx54T0
 乙 
 こいこいシンデレラで楓さんが無双する話かと思ったら違った 
21:名無しNIPPER[sage]
2016/10/21(金) 13:00:22.87 ID:BdiutnPFO
 ウサミン星の罠だよそれは 
22:名無しNIPPER[sage]
2016/10/21(金) 20:49:00.78 ID:wJSPwBQ2o
 乙 
23: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/23(日) 08:51:48.34 ID:uhMwzG8T0
 === 
  
  古びた街灯の黄色味がかった明かりの下、まるでスポットライトに照らし出されるように存在していたその屋台は、 
  二人との距離が近づけば近づくほど、その外観をハッキリと確認すればするほどに、どんどんとその怪しい雰囲気を増していく。 
  そんな風に、楓の後をついて歩くプロデューサーには思われた。 
24: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/23(日) 08:52:42.39 ID:uhMwzG8T0
  
 「私時々、お仕事中の貴方とそうでない時の貴方、どちらが本当のプロデューサーか聞きたくなります」 
  
 「どっちも。ただ、勝手の違いに戸惑ってるんです」 
  
25: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/23(日) 08:54:19.44 ID:uhMwzG8T0
  
 「じゃああの写ってる人影は? 何人かいるようなのに、話し声すら聞こえない」 
  
 「それは皆、食事に夢中なんですよ。それこそ、お喋りする間も無いくらいに」 
  
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