159:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:09:58.13 ID:0XoC4lYv0
 岩山の頂上まで続いていそうな長い坂道を駆け上がるモウカザル達。 
  
 振り返らず、一心不乱で走ります。 
  
 しかし、上空のバルジーナやドンカラスはいつの間にかいなくなってます。 
160:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:10:27.05 ID:0XoC4lYv0
 モウカザル「君は騙されてる!悪タイプだけの理想郷なんて馬鹿げてるよ!」 
  
 マニューラ「うるさい!私はそんなものに興味はない!ただ・・・ニューラを生き返らせたいんだ!」 
  
 そう言うマニューラの眼は少し悲しげでした。 
161:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:11:04.67 ID:0XoC4lYv0
  
 ― 
  
 氷結の村出口 
  
162:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:11:30.69 ID:0XoC4lYv0
  
  
 村ニイル“ユキノオー”ト“オニゴーリ”ヲ、北ノ大地ヘ連レテクルダケデイイノデス 
  
 アナタハ今幸セデスカ? 
163:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:12:35.52 ID:0XoC4lYv0
 マニューラの脳裏に、ヤミカラスの言葉が浮かびました。 
  
 マニューラ「あたしの幸せって何だ・・・?」 
  
 ニューラを追いかけながら、マニューラは考えました。 
164:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:13:04.09 ID:0XoC4lYv0
 どこまでも冷たい声。 
  
 キリキザンでした。 
  
 キリキザンの腕からニューラのものと思われる血がポタポタとしたたり落ちています。 
165:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:13:32.90 ID:0XoC4lYv0
 ― 
  
 マニューラ「だからあたしは、ここでお前らを通すわけにはいかないんだ!」 
  
 マニューラの両腕の爪がさらに長く、鋭くなってモウカザル達を襲います。 
166:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:14:05.64 ID:0XoC4lYv0
 エルレイド「ズルズキン?!何で止めるの?!」 
  
 ズルズキン「こいつは・・・俺がやる!」 
  
 モウカザル「ズルズキン・・・?」 
167:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:14:43.80 ID:0XoC4lYv0
 長い坂を駆け上がるモウカザルとエルレイド。 
  
 それを先導しながらクレッフィが金切声をあげます。 
  
 クレッフィ「もうすぐ牢屋が見えるっふぃ!」 
168:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:15:15.32 ID:0XoC4lYv0
 エルレイド「ママ!!!」 
  
 エルレイドの母、サーナイトが横たわっていたのです。 
  
 気を失っているのか、反応はありません。 
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