過去ログ - 高森藍子「マーキング」
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133:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:59:19.14 ID:cflEI13v0
『も、もしもし……おはようございます、プロデューサーさん……ゴホッ、ゴホッ!』


電話から聞こえる藍子の声はやはりと言うべきか、辛そうである。高熱としかHは聞いていなかったが、どうやら喉もやられている様である。

以下略



134:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 20:59:49.32 ID:cflEI13v0
藍子の辛そうで消え入りそうな声に、Hは心が痛んだ。


出来れば優しい言葉を掛けてやりたいが、実を言うとこれは藍子の『自業自得』である為、それは躊躇われた。

以下略



135:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:00:19.67 ID:cflEI13v0
それを聞いた後に、小さくすすり泣く声がHの耳に入ってくる。


高熱で精神的に不安になって辛いのだろう。Hは押し黙るが、そうしている内にも藍子の泣き声は聞こえてくる。

以下略



136:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:00:47.31 ID:cflEI13v0
「あぁ、本当だ」


『……ありがとう、ございます。プロデューサーさん』

以下略



137:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:01:14.88 ID:cflEI13v0
『はい……そうします。それじゃあ……お休みなさい』


「お休み、藍子」

以下略



138:名無しNIPPER[saga]
2017/01/17(火) 21:06:10.16 ID:cflEI13v0
書き溜め分投下完了

しばらく更新できなくて申し訳ありませんでした

色々と忙しくて手が出せませんでしたが、それももう片付いたので今日からまた更新していきます
以下略



139:名無しNIPPER[sage]
2017/01/17(火) 23:54:40.46 ID:LDhRyPo6O
おつ


140:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 05:43:36.89 ID:eTx1YQYo0
自分に課せられた仕事を全て終わらせたHは、直ぐに藍子の家に向かっていった。


事務所の最寄の駅から電車に飛び乗り、それで藍子の実家に近い駅まで移動する。

以下略



141:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 05:44:10.97 ID:eTx1YQYo0
そうして歩く事数十分。Hは一切迷う事も無く、藍子の実家にへと無事に辿り着いた。


目の前にそびえ立つ二階造りの一戸建ての住宅。Hは臆する事無く門を通り抜けて玄関に向けて歩いていく。

以下略



142:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 05:44:41.33 ID:eTx1YQYo0
都合の良い時に来れる様に……そう言って渡された鍵であるが、この事を藍子の家族は誰も知ってはいない。知っているのは当事者のHと藍子のみの秘密である。


しかし……もし、この秘密がばれて鍵の存在が公になってしまえば、厄介どころでは済まない大問題になってしまう。

以下略



143:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 20:18:55.39 ID:Rbx35M2Y0
住民以外の人間が侵入したのにも関わらず、それを察知して出てくる者は誰一人としていない。


このHが訪れた時間帯は藍子の家族は全員仕事に行っており、出てくる訳が無かった。

以下略



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