過去ログ - 【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―5―
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967: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/02/15(木) 19:25:19.87 ID:YSodv2Da0
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 クラーケンシュタインに戻ってきたのは休暇の最終日で、あたしはオフェリアとエポニーヌが待つ部屋に行き、結果を報告した。

「そう、やっぱり私の思った通りだったわ」
以下略



968: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/02/15(木) 19:28:49.70 ID:YSodv2Da0
今日はここまで

 ソレイユとフォレオは友人関係なスタンスが好みです。
 やっぱりドラゴンは緑色だなって、ミネルバを見て思った。


969:名無しNIPPER[sage]
2018/02/15(木) 20:42:59.19 ID:G6Q3eRhfo
フォレオ隊とかいう可愛さの暴力
女装家、ロマンチスト、腐女子と色物だけど本当にかわいい


970: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/03/11(日) 18:19:23.47 ID:YQSvpWbd0
◆◇◆◇◆◇

番外『カミラ×サクラ隊・最後』

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以下略



971: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/03/11(日) 18:30:00.13 ID:YQSvpWbd0
「まかせて、シュヴァリエでの事はサクラ王女たちに伝えておくわ。カムイには落ち着いてから顔を出すように伝えてちょうだい」
「わかったよ、カミラ姉さん。ごめん、サクラ王女達が眠る時間まで待ってもらってさ」
「いいのよ。それにいきなりそんな話をされても、あの子たちが困ってしまうもの。だけど、カムイが無事だってことが分かっただけでもいいことよ。あの子ね、カムイの事ばかり心配していたから」

 私は思い出して、そう呟いた。
以下略



972: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/03/11(日) 18:37:56.18 ID:YQSvpWbd0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 中庭の休憩所でゆったりと月を眺める。少し前にここでツバキを慰めて、三人にカムイが伝えるべきだったことを、掻い摘んで伝えたのは記憶に新しい。そんな中で起きたシュヴァリエでの反乱は、三人の心を休ませてはくれなかっただろう。

「……サクラ王女、今日はぐっすりと眠れているかしら?」
以下略



973: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/03/11(日) 18:45:25.16 ID:YQSvpWbd0
「……もしかして、私のことが嫌いだったかしら?」
「あ、これは違うんです。そ、その……」
「違うっていうのは何が違うのかしら、声を掛けてすぐに背中を向けられちゃったら、勘違いも何もないと思うけど?」

 声を掛けた直後に背を向けられれば、勘違いも何もあったものではないと思う。それに対して、サクラ王女は大きく深呼吸してから答えてくれた。
以下略



974: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/03/11(日) 18:52:33.38 ID:YQSvpWbd0
「カミラさんは優しいですね」
「そうかしら、あなたたちを最初殺そうとしていた以上、優しいなんて言えないと思うけど」
「いいえ、カミラさんはとても優しい方です。少なくとも私はそう思っています」

 落ち着いているからなのか、サクラ王女の言葉に詰まりは無かった。
以下略



975: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/03/11(日) 19:02:34.24 ID:YQSvpWbd0
「そうね、例えばサクラ王女にとって月が大切なものではないから、そういうことだったりはしない?」
「大切なものじゃないですか?」
「ええ、私にとって敵の命がどうでもいいものであるように、サクラ王女にとって月はどうでもいいもの。だからどこから見ても変わらない、ほら理由になりえるでしょう?」
「え、えっと、そうかもしれませんけど。それはなんだか悲しすぎると言いますか、寂しいと言いますか」

以下略



976: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2018/03/11(日) 19:07:05.23 ID:YQSvpWbd0
 うーん、とサクラ王女は再び考え始め、私はそれを背中に感じながらこの子たちのことを思う。シュヴァリエの反乱には白夜が一枚噛んでいることはわかっていた。それが彼女たちを危険に晒す可能性があることも……。
 戦争が進めば進むほど、それはサクラ王女達の命が消費されていくことを表している。白夜が優勢になれば、人質としての価値は上がる。逆に暗夜が優勢で白夜が劣勢なら、人質の価値は下がっていくことだろう。だけど、どちらの終わりも深く暗い闇に違いはなかった。
 サクラ王女たちの命が助かる可能性は、今現在どこにもない。それは誰もがわかっているけれど、口に出さないことだった。

(サクラ王女達は気づいているのかしら……)
以下略



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