過去ログ - 千歌「会ってみたいのっ! 伝説のポケモンマスター、高坂穂乃果さんに!」
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63:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:48:15.83 ID:uYqhyxH10
 千歌の前に闘った挑戦者である渡辺曜。四天王梨子同様、にこの目にも特別に映っていた。状況判断能力、空間把握能力、指示の的確さ……いずれにしても優れていると、きっぱり言える。


 曜と対峙した際のにこの手持ちは、先ほどと全く同じ。プリンはすぐに沈められ、エルフーンのやどりぎしびれごな戦法も、水を利用され、ほとんどが無意味に終わった。タイプ相性が何の意味を成さないまま、にこは敗れていた。

以下略



64:名無しNIPPER
2017/01/12(木) 02:50:46.99 ID:uYqhyxH10
ツバサ「それはそうよ、流石に一緒だったら私が困っちゃうわ。また負けちゃうじゃない」

ツバサ「あの人が行方不明にならずに居てくれたら、何か変わっていたのかしら……」

にこ「……」
以下略



65:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:14:31.26 ID:iHa0YDGOO

◇――――◇


ポケモンセンター 個室
以下略



66:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:16:19.73 ID:iHa0YDGOO
 ポケモンセンターに戻った千歌は相変わらず元気が無く、曜への素直な賛辞と共に、自分への強い劣等感を募らせていた。何をやっても曜よりは出来ない自分、周りと比べて特別劣っているわけではなくても、そんな存在がすぐ近くにいる。かっこよくて、強くて、そんな存在が自分のために、余計な時間を使ってくれている。千歌は、そう考えてしまう。


 千歌は完敗、だったのだ。

以下略



67:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:18:35.63 ID:iHa0YDGOO
 次の瞬間には、千歌は曜に抱きつき……嗚咽を漏らして、涙を流し始めた。何かが決壊してしまった。今までは乾いた笑いを出せば住んでいた心の安寧が、それだけでは済まなくなっていた。


 曜は驚きながらも、少し安心している。高飛び込みの代表クラスの彼女は、悔しさの重要性を誰よりも分かっているつもりだった。千歌の親友として、ここまでの悔しさが溢れ出ているのは初めてのこと。つまり。

以下略



68:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:20:59.24 ID:iHa0YDGOO

◇――――◇



以下略



69:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:21:40.47 ID:iHa0YDGOO
善子「ぅ……」


 真正面から言い訳もせずに謝られ、こちらが悪いことをしている気分になってしまう。

以下略



70:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:24:33.93 ID:iHa0YDGOO
◇――――◇



21:00
以下略



71:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:29:04.35 ID:iHa0YDGOO
ダイヤ「そう、その状況を作ってしまった人物は、おそらく――綺麗ツバサ」


 鬱蒼と茂った樹木の中心で、ダイヤの放った言葉は弾丸のようににこの耳を貫いていく。

以下略



72:名無しNIPPER
2017/01/13(金) 02:31:55.69 ID:iHa0YDGOO
 続けようとしたダイヤは、目を大きく見開き、勢いよく背後に振り返る。持っていた懐中電灯の灯りを、月明かりの届かない樹木の間へと向ける。


ダイヤ「!!」

以下略



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