過去ログ - ほむら「真夏のオリオン」
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103: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:52:03.47 ID:+WFMD0V0o
まどか「ここで何をするかは、決めてなかったんだけど……」

まどか「ほむらちゃんと一緒なら、わたしは楽しいよ」

ほむら「……っそ、そう」
以下略



104: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:52:44.03 ID:+WFMD0V0o
ほむら「まどか、それは……?」

まどか「これ?釣りのエサだけど、どうして?」

ほむら「い、いえ……」
以下略



105: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:53:25.45 ID:+WFMD0V0o
容器に詰まった練り餌を受け取ったものの、どうやったらいいかまでは私もまどかもわからない

それでも、知らないなりに何とか針先に餌をかけて、あとは投げ込むだけ

すると、隣で私の作業を見ていたまどかが何かを思い出したかのように、肩にかけたバッグの中を探し始める
以下略



106: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:53:56.96 ID:+WFMD0V0o
促されるまま、やりやすいような形でまどかへ向けて腕を伸ばす

ただ虫除けスプレーを吹くだけと思っていると、いきなり手を取られ引き寄せられてしまう

その行動に驚き、どくんと胸が高鳴る。耳と頭の奥にガンガンとけたたましい音が鳴り響く
以下略



107: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:54:28.79 ID:+WFMD0V0o
まどか「そう?なら、よかった」

私が内心、外面にも出てしまってるけど平然としていられないのはある意味まどかのせい

だけどそれはまどかが悪いというわけではなく、私が勝手にまどかのことを意識しすぎているというだけ
以下略



108: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:54:56.76 ID:+WFMD0V0o
――――――

ほむら「……」

ほむら「……はぁ」
以下略



109: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:55:32.37 ID:+WFMD0V0o
まどか「ほむらちゃーん。どうー?」

ほむら「全然。さっぱりよ」

まどか「んー、そっかぁー……」
以下略



110: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:56:07.75 ID:+WFMD0V0o
頭を振って釣りに集中するが、それで何かが釣れるというわけでもない

釣りをしていると考え事が捗る、なんてどこかで見聞きした言葉の通り、気が付けば私はまどかのことばかり考えるようになっていた

まどかが近くにいるのにあれこれ考えて悶々としていると、岩飛びも飽きたのかまどかが私のところへ戻ってくる姿が見えた
以下略



111: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:56:52.50 ID:+WFMD0V0o
まどか「あんまり根詰めてもダメだと思うし、ちょっと休憩しようよ」

ほむら「……えぇ、そうね」

まどかの提案を受け、私は垂れていた釣り糸を引き上げると釣り道具をわかりやすい場所に纏めて
以下略



112: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:57:26.08 ID:+WFMD0V0o
ほむら「……?まどか、どうしたの?」

何気ない、穏やかな会話を楽しんでいると不意にまどかが嬉しそうに笑う

柔らかい笑顔を浮かべ、後ろで手を組む彼女にどうしたのかと尋ねてみると
以下略



113: ◆SjWXMdM6SY[saga]
2017/01/20(金) 00:58:14.95 ID:+WFMD0V0o
まどか「えと…あくまでわたしが勝手に思ってること、なんだけど」

まどか「ほむらちゃんは…わたしの知らないようなことも知ってて、知らないことなんてないように見えて」

ほむら「そんなこと……」
以下略



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