過去ログ - 無尽合体キサラギ
1- 20
21:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:33:40.75 ID:jvzcG60Ao
   『孫たちよ、ワシはこの日のために準備した。
   希煌石《キラジェム》の輝きに身を任せよ。怪ロボットを打ち倒すのだ!』

アミ「爺ちゃん! どこにいるの!?」

以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:36:26.87 ID:jvzcG60Ao
戸惑う二人を尻目に、ふいに蒼い鳥は飛び立ち、円を描いて旋回し始めた。
すると空中に厚さのないモニター画面が浮かび上がり、映像が映し出された。

  「!?」

以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:37:33.25 ID:jvzcG60Ao
  『ならばどうする孫たちよ! 希煌石は今、お前たちの手の中にあるのだ!』

マミが手にしていた腕輪を見る。
アミがそれに倣う。
希煌石と呼ばれた輝くパーツが、誘うように、発する光を揺らめかせた。
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:38:43.78 ID:jvzcG60Ao
――町を破壊しながら進撃する怪ロボットに対し、
地球防衛軍の緊急即応隊(スペシャルタスクチーム)の対応は早かった。
戦闘ヘリ一個中隊はすでに攻撃を開始しており、
戦車大隊の現着も間もなくであるとの報ももたらされていた。
ヘリの三十ミリ短銃身の機関砲が火を噴き、怪ロボットを攻撃する。
以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:41:12.51 ID:jvzcG60Ao
それは怪ロボットと同じ人型。
無骨ながらも、それでいて女性を思わせる流麗なラインをも兼ね備えるボディ。
カバーが取り付けられた関節部によってつながる手足は怪ロボットよりも細く、
巨大なスケールで展開されるであろう挙動を前に、
己が重心さえ保てるのだろうかと見る者を不安にさせた。
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:42:08.00 ID:jvzcG60Ao
アミ「そこまでだ! 怪ロボット!」

マミ「これ以上はもうやらせないよ!」

アミマミ「じっちゃんの名にかけて!」
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:43:03.84 ID:jvzcG60Ao
   『くっ……!』

アミとマミが体を預ける巨体――キサラギが、
希煌石を介して命令(コマンド)を受領する。
巨大な両腕が一度後方に引かれ、
以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:45:45.57 ID:jvzcG60Ao
マミ「キララギ、キミの武器は?」

    『くっ……!』

マミの声に反応し、キサラギは右腕を真横に振り上げた。
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:48:44.23 ID:jvzcG60Ao
   『融合? 違うな、これは無尽合体だ!』

マミ「無尽合体?」

  『希煌石の神秘なるパワーを糧にして稼働するキサラギは、
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2017/01/20(金) 21:50:07.56 ID:jvzcG60Ao
   『くっ……!』

自らの左腕で右腕を支持し、怪ロボットに向けてキサラギは発射体勢をとる。
怪ロボットは倒れた状態から、ゆっくりと立ち上がるところだった。

以下略



639Res/544.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice