449:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:06:28.14 ID:slU/EFQUo
ミキ『え……? 話って、もう終わり? ミキ、まだ何もわかってないんだけど』
タカネ『分からないなら分からないままで良いのです。
私の思い過ごしならそれまで。
それに分かったところで、事態が好転するとも限りません』
450:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:08:05.77 ID:slU/EFQUo
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いつの間にか、カーテンの隙間から太陽の光が差し込んでる。
結局ほとんど眠れなかった。
451:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:09:12.75 ID:slU/EFQUo
マミ「――ミキミキ、大丈夫かな?」
アミ「ちゃんと来てくれるよね……?」
いつもの待ち合わせ場所に立つアミとマミは、
452:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:10:11.61 ID:slU/EFQUo
心臓の鼓動を抑えつつ、まだアラームが鳴り続けている端末を
怒り混じりに取り出した二人ではあるが、次の瞬間、表情が変わる。
マミ「緊急呼び出し……!? 何かあったんだ! すぐ行かなきゃ!」
453:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:12:16.61 ID:slU/EFQUo
ミキミキ! と思わず叫んだ二人を振り向き、ミキもアミたちの名を呼ぶ。
そんな三人に歩み寄ったのは、地球防衛軍総本部の本部長。
以前アミたちが通っていた学園が黒き月の一団に占拠された際、
エージェントスノーと電話と通してやり取りをした、その人である。
挨拶もそこそこに本部長は、まずはこれを見て欲しい、とモニターを指し示す。
454:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:13:52.22 ID:slU/EFQUo
アミたちは一瞬だけミキを振り向いたが、
すぐにまた悔しそうな怒りの表情でモニターを見つめる。
するとハルシュタインはこちらの反応を予想しきっていたように、
マミの言葉に対する返答を口にした。
455:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:16:45.90 ID:slU/EFQUo
ヤヨイ『間抜けなお前らのおかげで、たーくさんキサラギの情報を集められたんですよー?
クククッ……本当にありがとうございまーっす!
で、時間がもったいないから早速本題に入らせてもらいますけど……。
キサラギのパイロット、今そこに居ますかー?」
456:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:19:01.92 ID:slU/EFQUo
ヤヨイ『いいか? くれぐれもキサラギとお前ら二人だけで来るんだよ。
もし他の奴らが一人でも居ればその時点で私は帰るからね。
約束……守ってくれるよね?』
有無を言わさぬ笑顔でそう締めくくったヤヨイの言を、
457:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:21:42.22 ID:slU/EFQUo
懸命に話すミキの言葉は至極もっともであり、
こんな誘いに易々と乗る方がどうかしているのは、
アミとマミを含むその場の全員が理解している。
しかし二人は俯いたまま、ミキと目を合わせなかった。
458:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:24:57.97 ID:slU/EFQUo
その後すぐ、アミたち三人を含めて緊急会議が開かれた。
そうして出た結論は、
リッチェーンなど他の戦力の戦闘配備を完了させた状態で、
キサラギを単機で向かわせるというもの。
つまり、敵の要求を飲んだということだ。
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