451:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:09:12.75 ID:slU/EFQUo
マミ「――ミキミキ、大丈夫かな?」
アミ「ちゃんと来てくれるよね……?」
いつもの待ち合わせ場所に立つアミとマミは、
452:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:10:11.61 ID:slU/EFQUo
心臓の鼓動を抑えつつ、まだアラームが鳴り続けている端末を
怒り混じりに取り出した二人ではあるが、次の瞬間、表情が変わる。
マミ「緊急呼び出し……!? 何かあったんだ! すぐ行かなきゃ!」
453:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:12:16.61 ID:slU/EFQUo
ミキミキ! と思わず叫んだ二人を振り向き、ミキもアミたちの名を呼ぶ。
そんな三人に歩み寄ったのは、地球防衛軍総本部の本部長。
以前アミたちが通っていた学園が黒き月の一団に占拠された際、
エージェントスノーと電話と通してやり取りをした、その人である。
挨拶もそこそこに本部長は、まずはこれを見て欲しい、とモニターを指し示す。
454:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:13:52.22 ID:slU/EFQUo
アミたちは一瞬だけミキを振り向いたが、
すぐにまた悔しそうな怒りの表情でモニターを見つめる。
するとハルシュタインはこちらの反応を予想しきっていたように、
マミの言葉に対する返答を口にした。
455:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:16:45.90 ID:slU/EFQUo
ヤヨイ『間抜けなお前らのおかげで、たーくさんキサラギの情報を集められたんですよー?
クククッ……本当にありがとうございまーっす!
で、時間がもったいないから早速本題に入らせてもらいますけど……。
キサラギのパイロット、今そこに居ますかー?」
456:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:19:01.92 ID:slU/EFQUo
ヤヨイ『いいか? くれぐれもキサラギとお前ら二人だけで来るんだよ。
もし他の奴らが一人でも居ればその時点で私は帰るからね。
約束……守ってくれるよね?』
有無を言わさぬ笑顔でそう締めくくったヤヨイの言を、
457:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:21:42.22 ID:slU/EFQUo
懸命に話すミキの言葉は至極もっともであり、
こんな誘いに易々と乗る方がどうかしているのは、
アミとマミを含むその場の全員が理解している。
しかし二人は俯いたまま、ミキと目を合わせなかった。
458:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:24:57.97 ID:slU/EFQUo
その後すぐ、アミたち三人を含めて緊急会議が開かれた。
そうして出た結論は、
リッチェーンなど他の戦力の戦闘配備を完了させた状態で、
キサラギを単機で向かわせるというもの。
つまり、敵の要求を飲んだということだ。
459:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:27:36.42 ID:slU/EFQUo
そう言ってマミが浮かべた表情が作り笑いであることはすぐわかった。
同じ表情を作っているアミをちらと見て、ミキは静かに言った。
ミキ「危ないと思ったらすぐ行くから。
ちゃんとそれまで持ち堪えられるようにアミたちも頑張らないとダメだよ」
460:名無しNIPPER[saga]
2017/02/19(日) 20:28:42.14 ID:slU/EFQUo
ちょっと少なめですが今日はこのくらいにしておきます
続きは多分明日投下します
461:名無しNIPPER[sage]
2017/02/19(日) 22:32:04.44 ID:v3XwciJ1o
乙
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