465:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 20:40:57.01 ID:LDCgdf66o
ヤヨイ『アハハハハ! いいねぇ面白いよ! 逃げな逃げな!
でもそうやって逃げれば逃げるほど町は燃えていくわけだけど、それでいいんだ!?』
ヤヨイの言うとおり、キサラギが通った軌道に沿って町が焼かれていく。
だがそれに対しアミたちが対応を考えるよりも先に、ヤヨイは火炎の噴射を止めた。
466:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 20:43:10.43 ID:LDCgdf66o
アミ「そうだよ……話そうよヤヨイっち! いっぱい話して、また友達になろうよ!
お昼ご飯一緒に食べたり、休みの日はお出かけしたり……!」
マミ「すごく楽しかったじゃない! 思い出してよ! またそうやって遊ぼう!?
あのね、私たちの部屋にプレゼントがあるの! だから……!」
467:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 20:45:20.90 ID:LDCgdf66o
ヤヨイ『特に最悪なのは、お前らのムカツク顔が頭にチラつく時さ!
バカみたいなマヌケ面で私の名前を呼びやがって……!
初めは滑稽で笑えたけど、今じゃただただイラつくだけだ!』
アミ「……ヤヨイっち……」
468:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 20:51:26.28 ID:LDCgdf66o
ヤヨイ『このまま遊んでやってもいいんだけど、
そろそろお仲間が駆けつける頃だろ? さっさと掃除を終わらせなきゃね!』
今度こそトドメを刺すため、キサラギに再び照準が向けられた。
だがキサラギは地面に座り込み力なくうなだれたまま動こうとはしない。
469:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 20:53:08.46 ID:LDCgdf66o
――気が付いたのは、アミとマミが先だった。
ヤヨイと直接対話をするため、希煌石の力をフルに使って強化した視力で、
常にヤヨイの顔を正面から見つめ続けた二人だったから、気が付いた。
遅れてヤヨイが気付く。
470:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 20:55:04.00 ID:LDCgdf66o
マミ「ヤヨイっち……! 思い出してくれたの!? そうでしょ!?」
アミ「ほ、ほら! アミがニンジン切って、マミがじゃがいもを……」
ヤヨイ『うるさいっ……! うるさいうるさいうるさぁぁぁぁいっ!
471:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 20:56:28.77 ID:LDCgdf66o
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報告を終えアミたち三人は廊下へ出る。
いつもなら、あの時の技がどうだったとか、
472:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 20:57:34.88 ID:LDCgdf66o
それからまたミキは黙ってしまう。
そんなミキの背中に、マミが恐る恐る声をかけた。
マミ「……やっぱり、怒ってる?」
473:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 21:00:11.09 ID:LDCgdf66o
マミ「そ、そうなの? 本当に怒ってない?」
ミキ「怒ってないよ。怒ってるように見える?」
アミ「……見えないけど……。じゃあ、考え事って……?」
474:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 21:01:08.35 ID:LDCgdf66o
アミ「そ、そりゃあそう思うよ。特に後半部分!」
マミ「私たち、心配したんだよ? ミキミキに何かあったのかなって……」
ミキ「そっか……やっぱり二人とも優しいの☆
475:名無しNIPPER[saga]
2017/02/20(月) 21:02:43.22 ID:LDCgdf66o
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ミキ「――じゃあね、二人とも! 明日寝坊しちゃダメだよー!」
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