99:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:38:43.43 ID:B51TMD9so
怪ロボットは宙に浮いていた。
音もなく浮遊して、崩壊した体育館を尻目にグラウンドへと進んでくる。
と、怪ロボットから拡声された声が発せられた。
それは搭乗者の声……エージェントスノーの声であった。
100:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:40:00.81 ID:B51TMD9so
すると間を置くことなく、彼方の空に鋭く輝く光が見えた。
それは圧倒的な速さで接近し、鈍色の輝きを放つ巨体をあらわにする。
キサラギが希煌石の呼びかけに応えて今、
アミたちのもとへと飛来したのだ。
101:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:41:29.25 ID:B51TMD9so
しかし拳が怪ロボットの装甲に触れると、
滑らかな曲面が攻撃の威力を受け流した。
アミ「なにぃぃっ!?」
102:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:46:39.61 ID:B51TMD9so
スノー『さぁキサラギ……。私と一緒に地下深くに埋まりましょう……』
怪ロボットは空中を高速で移動し、瞬時にキサラギの真上へと到達する。
エージェントスノーの言葉をそのままの意味で解釈するなら、
次なる攻撃は、巨体をキサラギの上に落下させ、
103:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:49:17.64 ID:B51TMD9so
マミ「キサラギ!」
マミのコマンドに反応し、キサラギが重機に向かって手を伸ばす。
だが、そうはさせじと怪ロボットも攻撃の手を早めてきた。
104:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:50:24.67 ID:B51TMD9so
スノー『そっ、そんなーーーーーっ!?』
マミ「キサラギ〜〜〜ア〜〜〜〜ム……!」
力を込めたマミの声とともに、
105:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:51:15.55 ID:B51TMD9so
野球の投手を思わせるまさに“スロー”の体勢から、
その行為を完遂するべく、キサラギはアームを振り抜いた。
凶悪な速度で、怪ロボットの体が投擲される。
スノー『〜〜〜〜〜〜〜っ』
106:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:54:26.50 ID:B51TMD9so
マミ「大丈夫? 結構いろんなところを巻き込んでなかった?」
心配そうに言ったマミの声も、やはり疲れきっていた。
アミ「一応、この間の戦闘で既に壊されちゃってたところと、
107:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:56:02.34 ID:B51TMD9so
・
・
・
ハルシュタイン「フ……フハハハハハハ……!」
108:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:57:41.61 ID:B51TMD9so
未だに笑みをこぼしながら、
ハルシュタインはモニターに表示されたキサラギの姿に目をやる。
我が軍の怪ロボットを、二度も退けた「キサラギ」……。
間違いない、あれほどの力を持つ存在を御し得る力とは
109:名無しNIPPER[saga]
2017/01/22(日) 21:59:55.18 ID:B51TMD9so
今日はこのくらいにしておきます
この次からボイノベに無い補足した話が少し続きます
多分明日の夜投下します
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