過去ログ - 武内P「女性は誰もがこわ……強いですから」
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161: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:35:18.73 ID:cn/ymcwe0
Gどうしましたかな子ちゃん? ああ、智絵里ちゃんでしたら――



今日は驚くほど仕事に集中できています。
以下略



162: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:36:20.54 ID:cn/ymcwe0
緒方さんはただ小さくうなずいて見せました。
いえ、よく見ればその華奢な肩は震え、視線もあちこちを行き来して定まっていません。
相当な勇気が必要だったのでしょう。


以下略



163: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:37:31.83 ID:cn/ymcwe0
そこからは自分でも驚くほど箸が進みました。
きんぴらごぼうはコリコリとした食感とほどよい味の濃さで、大根のおひたしは柔らかさのなかにシャキシャキとした感触が残り、卵焼きは甘さとニラの苦みが絶妙のバランスをつくっていました。

ただ少しばかし勢いよく食べすぎたようです。
喉がつまってしまって、慌てて横に置いていたペットボトルに手を伸ばそうとしたところ、湯気が上がるコップが差し出されました。
以下略



164: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:38:08.85 ID:cn/ymcwe0
熱をもった頬に優しく手が添えられる。
ソファに体を預けながら、ゆっくりと上体を倒していく。

頬と肩にかけられた手は力強さという点では頼りありませんが、触れた箇所から慈しみが全身を覆い安心させてくれます。

以下略



165: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:38:52.88 ID:cn/ymcwe0
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166: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:39:41.36 ID:cn/ymcwe0
天井が見えました。
なぜ天井が見えるのか。
そして後頭部に感じる柔らかい感触と温かな熱。
どうやらいつの間にか横になっていたようです。

以下略



167: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:40:18.74 ID:cn/ymcwe0
緒方さんの提案を嫌がっているというわけではないようです。
嫌ではないが、恥ずかしい。
しかしそこまで恥ずかしがることなのでしょうか。
お弁当とお菓子という違いこそあれど、普段から三村さんは周りの人に手料理を振る舞うことに慣れているはず。

以下略



168: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:40:54.75 ID:cn/ymcwe0
\:貴女が昔懐いていた木偶の坊だけど、お別れを言った方がいいわよ



結局私はどのぐらいの時間眠っていたのでしょうか。
以下略



169: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:41:53.47 ID:cn/ymcwe0
日野さんと目が合います。
彼女は最初から私を見ていました。
以前として減速する気配がまるでありません。
むしろ目が合ったことで加速したようにすら思えます。

以下略



170: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2017/03/03(金) 20:42:43.51 ID:cn/ymcwe0
「生きていますよね!?」

「……はい、見ての通り」

「内臓はいくつ取られてしまったんですか!?」
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