過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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50:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:29:22.29 ID:bQ1VTJGW0
…………

てんこ「男殿」

男「なんですか?」
以下略



51:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:30:52.08 ID:bQ1VTJGW0
てんこ「失礼な話だが、本音を言えばすぐ飽きられてしまえばいいと思っていたほどだ」

男「今までも同じようなことが…?」

てんこ「いや、さすがに配偶者候補を異世界から拾おうなどというめちゃくちゃはこれが初めてだが…飽き性で好奇心旺盛な姫様は昔から転移鳥居をくぐるのが大好きな方で…」
以下略



52:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:32:15.76 ID:bQ1VTJGW0
てんこ「とにかくあの方は縛られることを嫌い、新しいもの好きなところがある。下手をすれば貴様も三日と経たずに捨てられるかもしれん」

てんこ「だが、この件はもうすでにこの屋敷だけの話ではない。大勢の人が関わるとなれば話は別だ」

てんこ「頼む!男殿…宴会が無事終了するまでは姫様に飽きられないようにしてくれっ!」
以下略



53:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:32:59.26 ID:bQ1VTJGW0
…………

部屋の中で一人、俺は中々眠れないでいた。

いや、新しい空間に落ち着けないというのもあるが
以下略



54:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:34:03.22 ID:bQ1VTJGW0
男「うぅ…」

くぅこ「苦しそうでごじゃるな。料理が絶品すぎて食べ過ぎたでごじゃるか?」

男「うわっ!」
以下略



55:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:34:57.06 ID:bQ1VTJGW0
くぅこ「腹痛ならこれを飲むといいでごじゃる。水もあるでごじゃるよ」

くぅこが懐から薬と水を出して渡してくれた。

男「ありがとう…ごくっ…」
以下略



56:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:36:03.35 ID:bQ1VTJGW0
男「いや、実はな。食べ過ぎたわけじゃなくて…自分に課せらてた立場がヤバすぎて責任感に押しつぶされそうなんだ」

くぅこ「…そういうときはあまり深く考えすぎない方がいいでごじゃる」

さすが歳にそぐわない仕事を任された天才少女。肝が据わっている。
以下略



57:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:37:08.84 ID:bQ1VTJGW0
男「座椅子の達人…?ははっ、なんだそりゃ」

くぅこ「あちらの世界で座椅子の道を極めたのではないのでごじゃるか?」

男「…ある意味そうなのかもな。妖狐姫の目の良さを保証するためにもそういうことにしておくよ」
以下略



58:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:37:45.38 ID:bQ1VTJGW0
男「くぅこ、ありがとな。元気出たよ」

くぅこ「力になれたなら良かったでごじゃるよ。せっしゃは主様の部屋に戻るでごじゃるよ」

そう言うとくぅこは一瞬にして闇に溶けた。
以下略



59: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2017/03/10(金) 02:38:49.38 ID:bQ1VTJGW0
なうろうでぃんぐ…

(-ω-)


60:名無しNIPPER[sage]
2017/03/10(金) 08:24:35.80 ID:9dbzT/w6o
むつごさってどういう意味かと思ったら方言なのね


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