過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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498:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:26:20.75 ID:ha7ZcpN9o



キキ、キュリリ。
奇妙な音が山中に響いている。
以下略



499:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:27:38.25 ID:ha7ZcpN9o
現れた暴竜は水色の体皮に真紅の翼、600族の一角を成すボーマンダ。
四天王としてトレーナー界の最前線に立つ希は当然その脅威を熟知していて、交戦の経験も少なくはない。

だが、希がうっすらと持つ予知能力は眼前のボーマンダのさらなる異常性を鋭敏に嗅ぎ取っている。
いや、ボーマンダの異様というよりは…
以下略



500:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:28:18.92 ID:ha7ZcpN9o
希「ここは…ソルロック、“サイコキネシス”やね」

ことり「……!」


以下略



501:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:29:16.29 ID:ha7ZcpN9o
開戦から幾戟かを交え、ことりは奇妙な感覚を抱いている。
これまでにもたくさんのトレーナー戦、血みどろの野試合を経てきたことりだが、そのいずれとも異なる感覚。
どうにも言語化するのが難しい違和…

希の周りには相変わらず、ソルロックとルナトーンが対の軌道で旋回している。
以下略



502:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:29:51.46 ID:ha7ZcpN9o
ことりの内心に苦悩がよぎる。

ボールの中、待機しているヌメルゴンを意識するたび心に燻る思い、自分が“堕ちてしまった”のだという暗澹。
向き合う四天王、希は明確に正義の側の人間で、この状況下でさえことりの身を案じてくれている。

以下略



503:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:30:37.46 ID:ha7ZcpN9o
希「見えた!!」

ことり「え…?」

希「バッチリ決まったよ、ウチの透視能力。うひひ…なかなか形の良いお椀型やなぁ?」
以下略



504:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:31:41.63 ID:ha7ZcpN9o
ことり「………。女の子同士でもそれは駄目だよ。エチケットがなってませんね、希ちゃん」


すうっと、ことりの瞳から温度が引いた。

以下略



505:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:32:10.27 ID:ha7ZcpN9o
夜刻は進み、玲瓏たる山月はその角度を西へと深めている。
舞う暴竜は大口を開き、吸気から吐き出すは灼熱の奔流。赤柱が聳える!


ことり「ボーマンダ、“かえんほうしゃ”」
以下略



506:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:32:37.40 ID:ha7ZcpN9o
ことり(爪でルナトーンを倒して、翼か尾で希ちゃんを引っ掛ける。肩の辺りなら頭はぶつけないから大怪我はしない……ごめんなさい!)

希「……なーんて、勝った気になるんは気が早いよ?」

ことり「きゃあっ!?」
以下略



507:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 07:33:31.67 ID:ha7ZcpN9o
ことり「お願いね」


風に舞う羽毛、現れたのはチルタリス。
白翼を大きく広げ、白の鳥竜は綿のような翼でことりの全身を包み込んだ。そして木へと衝突!
以下略



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