822:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:42:55.52 ID:ha7ZcpN9o
 真姫「希っ!!」 
  
  
 そこへ駆け寄ってくるのは真姫だ。 
 元々は凛より足が遅いにも関わらず、息を上げながら一番に全力疾走で駆けつけている。 
823:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:43:22.28 ID:ha7ZcpN9o
 果南「ふう…とりあえず、一仕事終えたって感じかな。さて、次に行かなくちゃ」 
  
 凛「え、ええ!?ちょっと待つにゃ!」 
  
 果南「休んでられないよ、みんなまだまだ戦ってるんだし。大丈夫、鍛えてるから!」 
824:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:04:17.81 ID:ha7ZcpN9o
 … 
  
  
 鞠莉「ねえダイヤ、GOODなニュースがあるの!」 
  
825:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:05:04.57 ID:ha7ZcpN9o
 絵里のパルシェンが放つ“つららばり”、その連射速度は極めて埒外。 
 頭部の突起から氷柱を飛ばし、それは特性“スキルリンク”により五発セットでの誘導弾。 
 尖った先端で着弾点を穿ち、その箇所に内部から大凍結を引き起こすのだ。 
  
 ただ、それだけならまだ普通。 
826:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:05:31.33 ID:ha7ZcpN9o
 鞠莉とダイヤは少し後方へと下がり、まずは様子見。 
 戦況は今のところ、オハラフォースと絵里の交戦に終始している。 
  
 オハラフォースの兵士たち、その一人一人の技量は極めて高い。軍人としても、トレーナーとしてもだ。 
 その大勢がほのおタイプのポケモンを連れている。歩く火炎放射器として軍用に広く用いられているブーバーンを始め、バクーダにブースター、カエンジシやヒヒダルマ、バクガメスなどetc. 
827:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:06:22.44 ID:ha7ZcpN9o
 戦況を見極めた鞠莉は早々に絵里へと狙いを定め、各部隊から炎使いを選りすぐって集めている。 
 パチンと指を打ち鳴らす鞠莉。応じ、その炎ポケモンたちが一斉に全面へと展開。 
  
  
 鞠莉「Ready…」 
828:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:06:58.89 ID:ha7ZcpN9o
 絵里「…!」 
  
  
 下される指示、言葉通りに放たれる一斉の“かえんほうしゃ”。 
 米軍仕込み、一糸乱れぬ統制射撃! 
829:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:07:35.57 ID:ha7ZcpN9o
 ダイヤ「……やはり」 
  
 鞠莉「甘くないわね…!」 
  
  
830:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:08:16.60 ID:ha7ZcpN9o
 もちろん、絵里に限った話ではない。 
 ある者は単身悪の本拠へと踏み込み、ある者は悪を追って戻れる保証のない異空間へと足を踏み入れる。 
 他の面々も然り、豪胆と高潔を持ち合わせてこその王者。 
  
 …いつの間にか、雪が降り始めている。 
831:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:09:19.14 ID:ha7ZcpN9o
 瞬時にして精鋭部隊の一部を切り崩されて、鞠莉は歯噛みを一秒。 
 しかし切り替え、すぐさま攻撃をけしかける! 
  
  
 鞠莉「休む間を与えては駄目!一斉に攻撃よ!」 
832:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:10:03.53 ID:ha7ZcpN9o
 鞠莉「消えた!!」 
  
 ダイヤ「鞠莉さん、気を付けて!あの羽衣でキュウコンの特性と同じ“ゆきがくれ”をトレーナーに付与したのです!」 
  
 鞠莉「ホワァッツ!?そんなことができるの!?」 
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