845:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:18:29.56 ID:ha7ZcpN9o
鞠莉「メインはダイヤ、私はサポートに徹する。“さいみんじゅつ”よ、ペルシアン」
『ペルシャアッ!』
絵里「フリージオ、氷で遮ってあげて」
846:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:19:40.04 ID:ha7ZcpN9o
絵里「次」
ダイヤ「っ、瞬時に最適の判断を…!」
鞠莉「Shit、チャンピオンは冷静ね。だけどまだまだ!チラチーノっ!」
847:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:20:11.15 ID:ha7ZcpN9o
踏み込んでいる。ポケモンだけではなく、絵里までが。
その花弁に攻撃能力がないことを見抜き、決断的に前へと出たのだ!
“はなふぶき”は広域全体攻撃、無為に繰り出したのでは仲間を巻き込む。
少しのダメージさえ敗北に直結しかねない格上との戦い、慎重派かつ仲間想いのダイヤが無謀な大技を繰り出すだろうか?
848:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:21:16.92 ID:ha7ZcpN9o
鞠莉「So don't!チラチーノ!」
首元にふさふさと、白い体毛をスカーフのように蓄えたチラチーノが躍り出ている。
ノーマルタイプ、愛らしい姿ながらに技巧的な戦い方のできるポケモンだ。
849:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:21:45.01 ID:ha7ZcpN9o
チラチーノのふさふさとした体毛がダイヤのボスゴドラを撫でる。
それは仲間の行動をほんの一時的に早める特殊なエネルギー、ボスゴドラが咆哮を轟かせる!
絵里(フリージオよりも先に…!だとして、ダイヤは今声を出せない。ボスゴドラは動けない…)
850:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:22:11.36 ID:ha7ZcpN9o
倒れたアマルルガをボールへと収めつつ、絵里はダイヤを再度見る。まだ指示は下せないはず。
その視線に応えるように、ダイヤは内心に思考する。
ダイヤ(始動で胸を蹴りにくることはわかりました。常日頃から貴女の映像を見ている大ファンですので!)
851:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:22:44.61 ID:ha7ZcpN9o
とっさの声に、割って入ったディアンシーがダイヤを害する凍気を防ぎ止める。
しかし腕に絡み付いた氷鎖がリードとして威力を増加させていて、ディアンシーの力でも受けるのが精一杯!
ダイヤはボスゴドラとラランテスを伴い、フリージオの相手に専念せざるを得ない。
絵里はそれを見て、鞠莉へと目を向ける。
852:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:23:13.15 ID:ha7ZcpN9o
馬上で体制を立て直しつつ、もちろん逃げるわけではない。
蹄鉄が地を叩く音、絵里の周りを一定の距離で旋回。円孤を描きつつ、どう戦うべきかを思考している。
鞠莉(ダメね、私まだ甘えてるわ。果南にもダイヤにも守ってもらえないけれど…まずは一体くらい、どうにか倒してみせる!)
853:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:23:41.73 ID:ha7ZcpN9o
飛来する氷弾は“スキルリンク”で五発セット、それを絵里のパルシェンは速射で×3。
計十五発の氷柱が鞠莉の頭上から猛然と降り注ぐ。接地、巨大に隆起する氷塊!!
鞠莉「O゛O゛hhhhッ!!!」
854:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 20:24:31.44 ID:ha7ZcpN9o
コキュートスめいた零度下、アラスカを思わせる氷気の中を鞠莉は駆け抜ける。
乗馬は強度の全身運動だ。それも全力疾走、鞍が付いているわけではないギャロップの上。
腕に足に、身体中を使って振り落とされないように必死にしがみつく鞠莉だが、疲労は徐々に蓄積されていく。
そして密着に伝わってくるのはギャロップの鼓動。時間ごとに荒さを増していっていて、負担を掛けてしまっているのは明らか。
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