過去ログ - 魔王♀「食べちゃうぞー!」勇者の母「食べないでください!」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 09:46:14.26 ID:FGQZz50A0
眼鏡の少女は死んでしまったのです。
寺子屋で一番よく話していた子でもあったので、少女は自分でも驚いたことに寂しいと感じました。
魔王は特に何も気にしてはいません。普通はそれで正しいのです。
魔物が食事をしただけだからです。でも、眼鏡の少女は、自分を守ろうとして魔王に飛び掛かったように見えました。
眼鏡の少女の両親も、もしかしたら、そうやって食べられてしまったのかと思うと、少女は悲しくなりました。
以下略
62
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 10:16:04.09 ID:FGQZz50A0
少女は分かっていた答えでも、許せませんでした。
魔王の頬を思いっきり引っ叩きました。
バカ! バカ! マヌケ!
以下略
63
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 10:35:40.96 ID:FGQZz50A0
目をつむると、小さい頃の思い出が蘇りました。
狼の背に乗って、山をいくつも駆け抜けました。
大きな鳥の魔物の背に乗って、高い空から人や街を見下ろしました。
大きな魚の魔物の背に乗って、何も無い海でひたすら浮かんでいた時もありました。
時には人に襲われそうになり、時には逃げる時もありました。
以下略
64
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 10:43:56.29 ID:FGQZz50A0
泣いているのはだーれだ?
床がみしりと鳴りました。
少女がはっとして、顔を上げます。
以下略
65
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 10:53:48.34 ID:FGQZz50A0
ともだちが死んで、さみしいぞ。魔王がかまってくれなくて、さみしいぞ。
少女は図星を突かれて、かっとなりました。
だから、なに!? 放っておいて!
以下略
66
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 11:05:34.42 ID:FGQZz50A0
や、やだッ。
窓ガラスから少女は逃げ出そうとしました。
しかし、ガラスには無数の毛むくじゃらの手がびっしりと張り付いていました。
ガラスは耐えきれずに、粉々になりました。そこから、魔物が我先にと群がってきました。
以下略
67
:
◆vVnRDWXUNzh3
[saga]
2017/05/20(土) 11:20:42.58 ID:otGQSIH90
_
(;゚∀゚)「───、ですが」
(=゚ω゚)ノ「ジョルジュ=オッペル陸軍少尉、お前はいつから国際政治の評論家になった?」
以下略
68
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 11:20:53.59 ID:FGQZz50A0
魔王のような力があれば。
いいえ、魔王よりももっと力があれば。
自分を騙し続けた世界を壊せるくらいの――。
少女はお札を手に取ります。こんなもの絶対に使わない。そう決めた瞬間です。
以下略
69
:
名無しNIPPER
[saga sage]
2017/05/20(土) 11:31:18.76 ID:otGQSIH90
>>67
誤爆です。しかも謝罪先のスレまで間違えていました。
>>1
様、本当に申し訳ありません
70
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/05/20(土) 11:34:19.07 ID:FGQZz50A0
先ほどまで威勢の良かった魔物たちが慄いています。
なんと気味の良いことでしょう。
少女は自分の右手の甲を見やります。
夢の中で、老人が言っていたのを思い出します。
あれは、本当のことだったんだ、と少女は頷きました。
以下略
71
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2017/05/20(土) 11:40:12.03 ID:FGQZz50A0
>>69
いえいえ
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