8: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:31:03.87 ID:TSoDzUbO0
言い訳させて貰えるならば、彼女の笑顔が何故か俺にとても親しみやすい、どこか懐かしい人間に会えた様な、そんな笑顔に
見えた、と言うのはあまりにも節操がなさすぎるだろうか。
俺と言う人間がこんなにも美女に弱いというのは新鮮な驚きではある。
9: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:31:33.39 ID:TSoDzUbO0
それにしても驚いた。
世紀の大発明と言われ、世界中にニュースを振りまき、今でも超一線の研究の第一人者が
こんなにも若くて、しかも美女だとは。
10: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:32:17.72 ID:TSoDzUbO0
本社社長が完全に姿を消すと博士は俺に向き直り、
「久しぶり…ではないのね、はじめまして。…ふふっ、何時も思うけど何だか変な感じね」
と、いたずらっぽく微笑んだ。
11: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:33:13.20 ID:TSoDzUbO0
「まず、私は今、別の世界を観測出来る装置を研究しているの」
「はい…確か、限定的ながら成功して、パラレルワールドの観測に成功、ノーベル賞をお取りになったとか…」
12: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:33:55.73 ID:TSoDzUbO0
「ア、アイドル…ですか。。」
「やっぱりおかしいわよね、私がアイドルなんて…」
博士は顔を真っ赤にして俯いてしまった。
13: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:34:24.71 ID:TSoDzUbO0
「俺が、アイドルのプロデューサー…何だか想像もつかないですが…」
「私だってそうよ、あんな近い世界に自分がアイドルになってる可能性があるなんて」
14: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:34:58.08 ID:TSoDzUbO0
確かに興味深い話だ。
別の世界の自分が明らかに自分より幸せそうに暮らしている。
違いが何か気になるのは人のサガと言うものだろう。
15: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:36:19.47 ID:TSoDzUbO0
「曲がりなりにも一つの世界を観測するのだから、自分一人だけの手じゃ足りなくなって来たの。
でも、別世界とは言え、自分の周りの行動をプロジェクトのスタッフに見られるのは流石に抵抗があって…」
確かに。
16: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:36:55.04 ID:TSoDzUbO0
「こっちの世界でも成功している人は問題なかったのよ…、
「へぇ、あっちの世界でも同じ様な会社設立してんだね、まあ負けてる気はしないけど」
「アイドルですか…モデルとして長年やってますけど、こんな世界も素敵ですね…。」
17: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/05/29(日) 04:37:25.30 ID:TSoDzUbO0
「えらい事ですね・・・」
俺は心の底からそう思った。
そんな俺の発言に博士は沈痛に頷きながら、話を続けた。
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