【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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141:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:46:28.84 ID:roP5EhAm0
『そのシステム自体を潰そうとしているのが、テロリストだ。彼らはマインドスイープという行為自体を消し去ろうとしている』
「そんなことが可能なのか……?」
『可能だ』

坂月は重い声で続けた。
以下略 AAS



142:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:47:08.85 ID:roP5EhAm0
「私に……どうしろと言うんだ……」

頭を掴んで首を振る。
そして大河内は弱々しい声を発した。

以下略 AAS



143:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:47:47.81 ID:roP5EhAm0
『知っている。高畑からそれは聞いた』
「高畑から……?」
『俺達はそのような状況のために、対抗策を用意しておいた。網原君には、やってもらわなければいけないことがある。主人格をロストしたくらいで、終わらせるわけにはいけない』

恐ろしいことを言い放ち、坂月は大河内に、座標情報をボソボソと伝えた。
以下略 AAS



144:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:48:20.92 ID:roP5EhAm0


会議室で、大河内は目の前のアイパッドに視線を落とした。
周囲には沖縄赤十字病院の医師達がいる。

以下略 AAS



145:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:49:22.35 ID:roP5EhAm0
「偽名を使っているようですが、この男性で間違いはありません」
「そんな情報をどこから……」

声を上げた医師が、歯を噛んで大河内を睨む。

以下略 AAS



146:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:49:54.47 ID:roP5EhAm0
アイパッドを持ったまま、大河内は淡々と続けた。

「日本政府への打診は終わっています。ご存知の通り、国防総省からの通達は、世界医師連盟の決定を上回ります」
「待ってください!」

以下略 AAS



147:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:50:21.05 ID:roP5EhAm0
大河内は、嘘をついた。
勿論、国防総省の大臣から送られてきた書面は、本物だった。
先程の坂月の分裂体との会話を途中から録音し、転送。
それを受けてアメリカ国防総省から送られてきた通達は

以下略 AAS



148:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:50:50.14 ID:roP5EhAm0
こみ上げてくる吐き気を抑えながら、大河内は腹の傷を掴んだ。
僅かに血が滲んでいるのが分かる。
夢座標を解析した結果。
アルバート・ゴダックは植物人間であることが判明した。
すでに十年以上寝たきりの生活を送っている。
以下略 AAS



149:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:51:17.15 ID:roP5EhAm0
「大丈夫です。私が連れてきた子を使います」

静かにそう言い、大河内はアイパッドをデスクに置いた。

「時間がありません。逃げられる前にテロリストを捕まえ、このテロを終わりにしましょう。長距離ダイブの用意を、お願いします!」


150:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:51:43.48 ID:roP5EhAm0


大河内は眠ったまま目覚めていない汀(なぎさ)の頭にヘッドセットを装着し、何ともいえない苦しい表情で彼女を見下ろした。
ダイブ室に移動して、汀(なぎさ)を長距離ダイブ装置に接続。
大河内はナビでのサポートに回ることになっていた。
以下略 AAS



151:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:52:18.29 ID:roP5EhAm0
「ちゃんと話したことはなかったね……私は、卑怯な男なんだ」

反応がない少女の脇の椅子に腰を下ろし、彼は両手で彼女の手を包み込み、額に当てた。
そして絞り出すように続ける。

以下略 AAS



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