かなふみ全然わからんがかなふみこんな感じだったらいいなと妄想したアイドル百合SS
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◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:47:50.04 ID:JoaRaUi7o
「私、こういうときの雨は、嫌いだわ」
「どうして……ですか?」
「だって、時間の無駄じゃない。この、手持無沙汰で待ってる時間」
以下略
AAS
6
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:49:06.59 ID:JoaRaUi7o
「本です」
「本?」
「小説です」
「小説」
以下略
AAS
7
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:50:36.88 ID:JoaRaUi7o
「歌とか、ダンスとかは……特に、好きじゃないです。
私は、文字が好き。本が好き。小説が好き。歌とかダンスとかは……よくわからない」
彼女は、びっくりした顔をする。
以下略
AAS
8
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:52:27.89 ID:JoaRaUi7o
2
私がアイドルになったのは、一人の男性プロデューサーがきっかけだった。
私はスカウトされた。そしてそれを受けた。
以下略
AAS
9
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:54:14.80 ID:JoaRaUi7o
とはいえ、彼と実際に話してみると――意外と楽しかった。
本の趣味が合う。好きな本について、どこが面白いのか、意見が合う。
普段、他人と本について話をする機会なんてほぼなかった私にとっては、貴重な体験だった。
もっと、この人とお話をしてみたいかも、とわずかではあるが私が感じ始めたところで、彼は本題である「アイドルにならないか」という問いを切り出してきた。
以下略
AAS
10
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:54:55.75 ID:JoaRaUi7o
世界。
その言葉に、強く惹かれた。
私を誘うのに、彼がその言葉を使ったという事実に。
その偶然の巡り合わせに。
以下略
AAS
11
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:56:39.05 ID:JoaRaUi7o
3
「なんだか、らしいよね。アイドルになるまでの経緯がさ」
以下略
AAS
12
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:58:14.78 ID:JoaRaUi7o
「でも、なんかやだな」
不意に彼女が呟く。
以下略
AAS
13
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/02(日) 23:59:48.15 ID:JoaRaUi7o
「……別に、彼だったから……アイドルを始めたわけではないです」
「と、いうと?」
「私が彼の提案を受けたのは……一つは、本の趣味が合っていたから……。
たまたま私と本の趣味が似ていた彼が、私を誘う先に、どんな世界があるのか……彼には私とはまた違う、どんな広大な景色が見えているのか……興味があったからです」
以下略
AAS
14
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/03(月) 00:01:31.59 ID:GoSg0tP5o
「私が彼の提案を受けた、二つ目の理由ですけど……」
「うん」
「私は、私が好きなものに、もっと釣り合う人間になりたかった」
「ごめん。わかんない。どういうこと」
以下略
AAS
15
:
◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/03(月) 00:02:45.23 ID:GoSg0tP5o
彼女は何も言わない。
さきほどより少し私から顔を離して、薄目になって、長いまつ毛を眠そうに重力任せにベッドのシーツ方向へ垂れ下げながら、こちらを見ている。
機嫌はあまりよろしくない。
いくらか冷めてしまったムード。
以下略
AAS
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