22: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:22:43.67 ID:1nHzinqN0
一体何故こんなことになってしまったのでしょうか?
私だってこの日はある程度の覚悟はしていましたよ?
でもそれは私の歪んだ好奇心が二人に知られてしまう、ということについてで…。
これからは二人との間に気まずい雰囲気が流れるかもしれないなぁ、と。
23: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:23:46.02 ID:1nHzinqN0
脳天からつま先まで、稲妻に打たれたような衝撃が走りました。
そのときやっと、私はあの夜の真相にたどり着くことができたのです。(本当に愚鈍過ぎてぐぅの音も出ません)
あの夜の展開はたまたまなどではない。
24: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:25:23.22 ID:1nHzinqN0
二人の果てる姿を、恐らくは虚ろな目で眺めていたことでしょう。
その後でPさんに口汚く罵しられましたが、やはり何の反応も返すことができませんでした。
それを見かねたのか、美波さんがPさんを止めてくれました。
そして美波さんが私の耳元で、よくわからないことを囁きました。
25: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:26:09.91 ID:1nHzinqN0
書き始める前は、この一か月の間、私自身何がしたかったのか分からなくなっていました。
多少落ち着いた今だからこそ分かるのですが、端的に言えばやはり、私はただ幸せを欲していたのだと思います。
私の誕生日会のあの夜。
26: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:29:49.04 ID:1nHzinqN0
アイドルとして研鑽を積んでいる私たちですが、シンデレラに成り得るのはきっと彼女のような人間なのでしょう。
真のシンデレラたるには、才色兼備であるだけでは不十分なのです。
己が目的を遂げるためにはそれの他に、意思力と実行力も持ち合わせていなければならなかった。
『良い子にしていれば、きっと魔法使いが助けてくれて幸せになれる』というのは日本の子供向けの絵本の中だけのお話。
そんな都合の良い話は現実にはないと知っていた筈なのに、私はいつしか忘れていたのです。
27: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:43:27.01 ID:1nHzinqN0
今、分かったのです。唐突に。
美波さんがバスルームへ連れて行かれる直前、私に囁いたことが。
いえ、言葉自体は聞き取れていたのですが、その内容が今までの私には理解できなかったのです。
28: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:47:30.24 ID:1nHzinqN0
もしかすると、Pさんは今ごろ必死になって田舎の転職先でも探しているかもしれません。
私がバラす気など毛頭ないことだけでなく、美波さんだってそんなこと露程も望んでいないことも知らずに。
男性というのは兎角ヒロイズムに憧れを持つようですから、先走ってしまってもしょうがないですね。
いえ、そんなロマンティックなところもPさんの魅力だと思っています。
29: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:48:56.88 ID:1nHzinqN0
今日これから彼らに連絡を取って、早速実行したい気持ちもあるにはありますが…。
こうなると途端に、Pさんの憎しみのこもった眼光が恋しくなってきました。
30: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:49:37.85 ID:1nHzinqN0
【おわり】
31: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:50:46.88 ID:1nHzinqN0
何かしら感じてもらえましたら幸いです
32:名無しNIPPER[sage]
2017/10/08(日) 01:57:10.65 ID:Wm0yy2Tjo
おつー
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