256: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:25:02.96 ID:CWK85y3h0
12月3日夕刻、岩手県陸前高田市郊外、アンツィオ高校陣地
以前の軟式戦車道大会は陸上自衛隊船岡駐屯地にて行われていたが、東日本大震災の復興支援の一面もあり、昨年からここで行われることが決まった
257: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:25:42.07 ID:CWK85y3h0
「……どう出ますかね、大洗は」
数口食べたカルパッチョが口を拭きながら言ってきた
258: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:26:40.23 ID:CWK85y3h0
元々私は現在大洗でのうのうと生きている西住みほを快く思っていなかった。
その理由として大きかったのは、12月の軟式戦車道大会決勝、そこでフラッグ車の車長のみほが職務を放棄して、川に落ちた仲間の救出に向かったこと
259: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:27:11.23 ID:CWK85y3h0
「総帥、ペパロニに今夜それぞれの好きな物を作らせたのって……」
カルパッチョが完食した皿を置く
260: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:30:03.47 ID:CWK85y3h0
私も最後の一切れを口に入れてナイフとフォークを置くと、口元を拭って鞭を手に席を立った
「総帥、如何なさいました?」
261: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:30:35.60 ID:CWK85y3h0
♪ドゥーチェ! ドゥーチェ! 我らの長
ドゥーチェ! ドゥーチェ! 偉大なる者
貴女が望めば この身を捧げん
262: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:31:03.91 ID:CWK85y3h0
私の歌だ。何種もの声が重なり合ってハーモニーを奏でている
「ドゥーチェ賛歌、ですか。何度聞いても陽気な良い歌ですね」
263: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:31:42.95 ID:CWK85y3h0
???その1時間前。大洗女子学園陣地
264: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:32:21.42 ID:CWK85y3h0
暫く歩いた先で、本部のテントの幕が上げる
「済まない、遅くなった。私が隊長の河嶋、こちらが副隊長の西住だ」
265: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/22(木) 23:32:55.69 ID:CWK85y3h0
「……到底受け入れられん。帰れ」
欺瞞はないようだが、畳むこともなく河嶋さんは落合さんの前にその書状を突き返す。
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