【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅱ

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384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/28(日) 08:47:38.88 ID:+NYoH7MS0

テレグレースを無力化したとはいえテレグレースの両腕切り落とすのはなかなかエグいな。
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/28(日) 08:51:07.24 ID:+NYoH7MS0
>>384すいませんテルグレースでした
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/28(日) 11:42:21.34 ID:VnlHy6lZo
おつです
ガイさん外付け良心無いと怖いな本当
387 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 18:56:49.81 ID:ymUw0o99O
>>383
修羅場になるかどうかはわかりませんが、ガイ込みでこのメンバーが揃うのは初めてなので、いい感じに描写できたらな、と思います。

>>384
ガイは無傷で無力化できる場合は、なるべくそうしますが、相手が強敵の場合は余裕がなくなり、確実な手段に走るようです。今回はテルとの約束もあったので腕の切断でとどまったみたいですね。

>>386
現在、ガイの行動原理は世界めくれを止めることに比重が置かれているので、それを邪魔する者には容赦しません。リーナさんを倒したことにより、その傾向は尚のこと加速しているようです。
388 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 18:57:43.41 ID:IdC5ZnoYO
テル「まあ、そういうことなら……運ぶことを考えたら、アインズさんが持つのがいいんじゃないかな?」

リン「あー、たしかに。デュラハン出してたら地味に消耗するんだよねぇ……というわけで、はい!」
大剣を差し出す骨なしスケルトン「」スッ

アインズ「ふむ……これならステライトで出来た魔物でも倒せそうだな」
大剣「」ブンッ

リーゼリット「わっ、そんな軽々しく……やっぱ竜ってすごいね」

アインズ「ふふん。リーゼも持ってみるか?」

リーゼリット「えっ!?いやいや、無理だから……」

ユキ「……それは魔王対策の武器ですか?」スタスタ

サーシャ「ユキ教授!」

ユキ「こんにちは、サーシャさん」

リン「ユキさん、何しにきたのー?」

ユキ「風切りの機械塔で古文書を預かったでしょう……その解読が済んだから内容を共有しようと思って」

ドルク「……なあ、リンとユキ教授ってもしかしなくても知り合いか?」

リン「ん?そうだけど?」

ユキ「リンは十年前までは大魔女帝国の住人だったの。魔法学園で研究していた頃の同期……というか、腐れ縁ね」

リン「腐れ縁ってひどっ。こっちは美人で頭のいい友達って紹介してあげようと思ってたのに」

ユキ「余計な枕詞はいらないわ」

テル「えっ、リンさんって大魔女帝国出身なの?」

リン「そだよ。世界めくれのあとにこっち来ただけ。今はテラヌス市民~」
389 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 18:58:21.95 ID:IdC5ZnoYO
ガイ「……古文書の内容を聞かせろ」

ユキ「ああ、ごめんなさいね。結論から言うと、あの古文書には絶望の魔王についてと、封印するにあたっての謝罪が書かれていたわ」

サーシャ「謝罪……?」

ユキ「ええ……あまり面白いものではないわ。重複する情報もあると思うけど伝えるわね……まず、絶望の魔王は遥か昔にこのテラヌス砂漠を作る原因となった魔王よ。その姿は街一つを飲み込むような大きさの蛇のような姿をしている。絶望の魔王が通った場所はあらゆる植物が枯れ果て、生き物は生気を失った。絶望の魔王が現れるまではこの辺りも自然が豊かだったと記されているわね」

ドルク「その時点で相当ヤバいのはわかった。でも、昔の人は封印に成功したんだろ?」

ユキ「ええ、その通り……魔法文明が封印に成功している……言い換えれば倒すことはできなかった、ということでもあるわ」

ガイ「……似たようなことをコイツも言っていた」

リジェネ『ふむ、我はそれを見ていないが、

アインズ「お前は封印のときにいなかったのか?」

リジェネ『我が作られたのは二度目のときだからな』

リーゼリット「二度目……そっか、兵器として利用しようとした文明があるんだよね……」

ユキ「ええ。砂に呑まれた書庫に封印された絶望の魔王を戦争へ利用できないか考えた文明があったの……それが風切りの機械塔を作った機械文明よ。色々、試行錯誤していたみたいだけど結局は失敗して、副産物として風切りの機械塔と、その剣が残った」

リジェネ『そういうことである』

リン「ほえー、じゃあこの剣は機械文明が作ったんだ。テンペスターとかで作られてるようなメカメカしい見た目になりそうなもんだけど、由緒正しい聖剣みたいな見た目で作られたのは不思議だねぇ」

テル「……最初に言っていた謝罪っていうのは?」

ユキ「……二度目の封印の際に犠牲になった人たちへの謝罪よ」

サーシャ「犠牲って……?」

ユキ「一度目の封印は討伐隊が……二度目の封印は、機械文明の国民の殆どが……封印のために必要な犠牲となったわ」

アインズ「……その者たちは望んで犠牲になった訳ではない、ということか」

サーシャ「!」

ユキ「そういうこと。そして、機械文明の生き残りは今後、自分たちのような罪を犯さないように、絶望の魔王の記録を消しさって存在の抹消を試みた……全ての記録を消し去ることはできなかったけども、事実、絶望の魔王がこの地に封印されているということは最近まで誰も知らなかった」

ガイ「……内容はそれだけか」

ユキ「……封印の方法についても、記されているわ」

リジェネ『……使いたくはない、な。我を作ったものによれば二度目の封印は一度目の封印より効率が悪かったと聞く。魔法文明でさえ、討伐隊の命を犠牲にするような強大なものだ。技術力が衰えた二度目の封印で国民が犠牲となった……』

リーゼリット「そんなの、封印じゃなくて……殺してるのと同じだよ……」

ユキ「古文書の謝罪は、封印の成功を誇っていない……やったことの重さを、後世に押し付けないための遺書に近い」

ドルク「じゃあ……封印を選んだら、同じことをやる羽目になるってことか?」

ユキ「可能性が高い……封印をするには命が必要になる。どれだけ用意すれば足りるか──書かれていないのが一番残酷ね」

アインズ「……論外だな」

リン「うん、論外。私、そういうの嫌い」

ガイ「そうだな。封印は選ばない」

サーシャ「ガイ……」

ガイ「封印は延命だ。次の誰かに押し付けるだけで、しかも犠牲を積む……そんなものは救いじゃない」

テル「でも、古代魔法を作った魔法文明ですら倒せなかったんだよ?しかも、世界樹の光を取り込んでるかもしれないんだよね……?」

ガイ「この国は魔法文明でも、ましてや機械文明でもない……だから誰も正解を持っていない。ならば、俺たちで正解を作る──絶望の魔王は、倒す」

ドルク「……やるしかねえってことだな」パシッ

アインズ「やる、ではない。やり切る。封印などという選択肢を捨てた以上、退路はない」

サーシャ「……うん。誰かを犠牲にして勝つくらいなら、私も戦う。……絶対に、倒そう」

リーゼリット「……倒して、終わらせよう。次の誰かに渡さない」

テル「よし、決まり。封印はなし……絶望の魔王をぶっ倒そう!」

リン「うんうん、そうと決まれば準備をしないとね!」

ガイ「……」クルッ スタスタ……

ガイ(“最悪”は常に想定しろ。テラヌス・ウルスが焼けても、魔王が外へ出るよりはマシだ。優先するのは一つの国じゃない、世界だ。迷った瞬間、守れるものも守れなくなる。全ては、在りし日を取り戻すために──)
390 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 18:58:50.64 ID:IdC5ZnoYO
ユキ「……リン、少しいいかしら?」

リン「ん?どうしたの?」

ユキ「魔王戦の前に、魔法の感覚を整えておきたくて……現地調査も行ってたんだけど、最近はデスクワークばかりだったから」

リン「えー、仕方ないなあ……軽くでお願いね?」

ユキ「ええ、勿論……魔王と戦う前に、リタイアは避けたいものね」

コンマ下1

偶数でリン、奇数でユキの勝利
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/28(日) 19:08:42.58 ID:euvThuXvO
392 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:25:44.25 ID:DOHRByXiO
リン「それじゃあ……みんな、よろしく!」バッ
地面「」ボゴォッ!
包帯巻きのミイラ「」ヨロ……ヨロ……

ユキ「出たわね……」

テル「うぇぇ!?地面からミイラが!!!」

リン「演出だよー、驚いた?」

ユキ「……リン、相変わらず趣味が悪いわね」

リン「趣味じゃないよ、実用性だよ。魔王戦の前に怖がらない訓練も大事でしょ?」

ユキ「それもそうね……けど、その程度じゃ」スッ

氷包帯巻きのミイラ「」ギンッ カチコチ

アインズ「……一瞬で凍りついただと」

サーシャ「すごい……流石ダークヒーローの弟子……」

リン「前より腕が上がってる……この子じゃ役不足だったか……」スッ
魔法陣「」ブォン……

首なし鎧「」ズズズ……

リーゼリット「あれは……さっきのスケルトンが、鎧を纏ってるの?」

ユキ「大きくなろうと、鎧を着ようと、結果は変わらないわ」スッ

氷首なし鎧「」ギンッ カチコチ

テル「また一瞬で凍らせた!」

ユキ「次はあなたよ、リン」

リン「……ふふん、氷魔法は死体の保存に最適だからね。私もある程度の扱いは心得ているよ」

ユキ「!まさか、氷魔法を使えるの?」

リン「そう言う訳じゃないんだけどね……死体を解凍させる方法は決まって、こう!」パチン

炎に包まれる首なし鎧「」ゴウッ!!!

アインズ「ほう……中々の炎魔法だな」

ドルク「こっちもすげぇ火力だ!」

リン「私の本来の属性は火属性だからね……もう使えなくなった死体とかはこれで燃やしてるの──さあ、行け!デュラハン!」バッ
393 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:26:12.46 ID:DOHRByXiO
炎に包まれた首なし鎧「」ズン……ズン……

ユキ「瞬間冷凍ができなくとも、手数はまだまだあるわよ──」スッ
氷の刀「」シャキンッ

ユキ「」ダッ
氷の刀「」ヒュンヒュンヒュンヒュン……

切り刻まれる首なし鎧「」バラッ

ドルク「近接もいけるのか!」

氷の刀の先を向けるユキ「さあ、終わりかしら?」

リン「デュラハンがやられたら私も勝ち目は薄いなー……でも」スッ

地面から出てくる手「」ボゴォッ ガシッ

ユキ「きゃっ!?何!?」

リン「拘束!」

手から伸びる包帯「」グルグルグル

リーゼリット「包帯がユキさんを包んで──」

包帯に巻かれたユキ「くっ……」グルグル……

リン「ふふっ、ここまでされたら軽くの範囲じゃ何もできないでしょ?……私の勝ち、だね」

包帯に巻かれたユキ「……そのようね。これ以上はお互いに本気になっちゃうもの。負けたわ……」

リン「それじゃあ解除!」パチン

解かれる包帯「」シュルシュル……

ドルク「二人ともすごいぜ!見事な戦いだったな!」

アインズ「そうだな。共に肩を並べて戦えることを誇りに思う」

ユキ「ありがたい言葉ね……リン、いい感じに魔法の勘が冴えてきたわ。付き合ってくれてありがとう」

リン「いやいや。魔王との戦いはもうすぐ……一緒に頑張ろ?」スッ

握手するユキ「ええ……!」スッ

⭐︎リンが模擬戦で勝利しました。
394 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:27:44.10 ID:DOHRByXiO
ーーテラヌス・ウルス 大浴場 女湯

カポーン……

ガイ「……これだけ広いのに、誰もいないと新鮮な気分だな……」

トゥルーエンド「市民は避難してるし、もう遅い時間だもの。こんなところまでわざわざ来る人なんて、そういないわ……」

ガイ「ルー……魔王の封印について聞きたいんだが」

トゥルーエンド「ええ」

ガイ「俺たちは封印の方法があることを知っているが……やり方は知らない。ルーはその方法を知っているのか?」

トゥルーエンド「勿論よ。どんな魔法式も命を使うものはすごく強大な力を発揮する。絶望の魔王を封印する方法はその魔法式の延長……単純だけど、最も効果的」

ガイ「他に方法はないのか」

トゥルーエンド「探したわ……けどダメね。文献から察するに、機械文明も魔法文明の再現をしようとしてその魔法式に至った。そもそも、魔法文明ですらその方法で封印するのがやっとだった。代替手段があれば、とっくにその方法を伝えてるわよ」

ガイ「……」

トゥルーエンド「もしも、を考えてるの?」

ガイ「ああ……仲間の前では倒す、と言ったが……正直、自信がない」

トゥルーエンド「……そうね。倒せるのが理想よ。でも、記録に残る絶望の魔王は……理想を許してくれる相手じゃない」

ガイ「封印に必要な命の数は、どれくらいだ?」

トゥルーエンド「……今、この国にいる大半の人ね」

ガイ「……今日、街の結界や避難所を大魔女帝国の者が回っていたな。点検だと言っていたが、本当は違うんだろう?」

トゥルーエンド「そうよ。絶望の魔王を倒せるのなら、それが一番いい。けど、もしも、倒せなかったら……そのときに備える必要があるわ。ここで何もできなかったら、次は他の国……他の土地……世界めくれで世界が滅ぶ前に、絶望の魔王によって世界が滅んでしまう」

ガイ「……他に知っているやつは」

トゥルーエンド「各首長よ……結界の点検は、封印の起動条件を揃えるためでもあるけど……同時に、避難経路を確保するためでもある。どこが先に崩れるか、どこが最後まで保つか。人を逃がす順番を作るためにね」

ガイ「……それでも大半が死ぬ」

トゥルーエンド「ええ。だから、勝つの。倒すの。あなたたちが」

ガイ「……もし、倒せなかったら」

トゥルーエンド「そのときは──」

ガイ「そのときは、俺がやる。俺の命も使って、絶望の魔王を封印する」

トゥルーエンド「それはできないわ。あなたは世界樹の光を集めて世界めくれを止める使命がある。それに、絶望の魔王が世界樹の光を取り入れていたら、それに対応できるのはあなただけよ」

ガイ「……怖いんだ」

トゥルーエンド「うん」

ガイ「俺が負けたら、あの街の人間が“材料”になる。俺のせいで」

トゥルーエンド「違う。責任を一人で背負うな。背負うなら、背負うのは“止めるための責任”よ」

トゥルーエンド「あなたが負けたら、私が封印を押す。押したら、私が汚れる。それだけの話。あなたは戦う。私は選ぶ。役割を混ぜないで」

ガイ「……ルーは、怖くないのか」

トゥルーエンド「怖いに決まってるでしょう」

トゥルーエンド「……だから、あなたに来てほしかった。私が一人で“準備”を進めてると、心が麻痺するの。正しく怖がってくれる人間が、傍に必要だった」

ガイ「……」

トゥルーエンド「ガイ。封印は最後。最後の最後よ」

ガイ「ああ」

トゥルーエンド「……その代わり。あなたも約束して」

ガイ「何を」
395 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:28:56.53 ID:DOHRByXiO
トゥルーエンド「勝つために無茶はする。でも、“死ぬための無茶”はしない。もし自分を投げそうになったら、私の顔を思い出しなさい」

ガイ「……努力する」

トゥルーエンド「努力じゃなくて、やりなさい」

ガイ「……やる」

トゥルーエンド「よろしい」

目を閉じるトゥルーエンド「ん……」

ガイ「……」

ペタペタ……

隠れるトゥルーエンド「!」バシャッ
隠れるガイ「!」バシャッ

テル「いや〜、一度入っておきたかったんだよねぇ、ここの大浴場!」

サーシャ「わあ、すごい広い……ほぼ貸し切り状態ですね!」

チャポ……

テル「はぁ〜……生き返る〜……ねえサーシャちゃん、今のうちに色々話そ?明日とかさ、何があるかわかんないし」

物陰に隠れるトゥルーエンド(……あの子たち……)

物陰に隠れるガイ(よりにもよって、今……最悪だ)

トゥルーエンド(最悪ね)

ガイ(どうする)

トゥルーエンド(どうする、じゃないわよ……あなた、今ここで出たら死ぬわよ)

ガイ(出なければ、それはそれで死ぬ)

トゥルーエンド(……静かに。湯気が揺れるわ)

テル「あれ?……なんかさ、今……水音しなかった?他に誰かいるのかな」

サーシャ「えっ? 気のせいじゃないですか?……湯気が落ちたとか……でも、もし他の人がいたら静かにしないと……」

テル「もしかして入ってました?気づかなくてごめんなさい!」

トゥルーエンド(……謝るのは偉いけど、今はそれが刺さるわね)

ガイ(俺が返事をするべきか)

トゥルーエンド(しなくていい。あなたが返事をした瞬間、終わる……私が出る。あなたは、そのまま)

ガイ(……待ってろと?)

トゥルーエンド(ええ。女湯に女がいるのは普通よ。男がいるのが異常なの……合図を出したら、時間の檻を使って浴場から出なさい)

ガイ(……わかった)

ザバァ……

湯気の向こうから歩いてくるトゥルーエンド「……いるわよ。私が」

テル「えっ」

サーシャ「……っ!?」

トゥルーエンド「声が大きいわ。誰もいないとはいえ、ここまで響かせる必要はないでしょう」

テル「す、すみません!まさか大魔女様が……!」

サーシャ「し、失礼しました……!」

トゥルーエンド「いいわ。咎めるために来たんじゃないもの」

テル「え……?」

トゥルーエンド「あなたたちも、眠れないのね。明日が近い……身体が冷えれば、判断も鈍る」

サーシャ「……はい」

トゥルーエンド「だったら、温めておきなさい。短い時間でいい。のぼせる前に上がって、きちんと水を飲んで、寝ること」
396 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:30:38.87 ID:DOHRByXiO
テル「は、はいっ!」

サーシャ「はい……ありがとうございます……!」

テル(なんか……思ってたより普通に優しい……)

サーシャ(というか、今……大魔女様、湯気の向こうから出てきたけど……ずっと入ってたのかな……?)

トゥルーエンド「それと、もう一つ」

テル「な、なんでしょう……」

トゥルーエンド「さっきの“誰かいるのかな”って話。……今夜ここに来たことも含めて、ガイには言わなくていいわ」

サーシャ「……え?」

テル「どうして……?」

トゥルーエンド「余計な心配を増やしたくない。彼はいま、抱えているものが多いから」

サーシャ「……そう、ですね」

テル「……分かりました。内緒にします」

トゥルーエンド「ええ。よろしくね」ニコ

サーシャ「大魔女様は……ここで一人で入ってたんですか?」

トゥルーエンド「ええ。考え事があって」

テル「考え事?」

トゥルーエンド「世界のこと。国のこと……それから、勝たせたい人のこと」

トゥルーエンド「あなたたちも同じでしょう。眠れないなら、話して整理しなさい。怖いなら、怖いと口にしなさい。……怖がるのは、弱さじゃない」

サーシャ「……はい」

トゥルーエンド「では、私は先に上がるわ。あなたたちも長居はしないこと。湯あたりして戦えない、なんて笑えないもの」

テル「了解です!」

サーシャ「ありがとうございます……!」

チャポ……

トゥルーエンド(今よ)

世界「」ゴオオオ──



湯気「」
流れたまま止まる水「」

ガイ(三拍……その間にこの場所を抜けるッ)ダッ

ガイ(残り二拍……もう少しで出口だ!)

ガイ「間に合え──ッ」



サーシャ「あれ?今何か……」

テル「どったのサーシャちゃん」

サーシャ「何か違和感が……やっぱり、気のせいかな……」

テル「まあ、大魔女様が入ってるとは思わなかったもんねぇ。ほら、肩まで浸かって……でさ。サーシャちゃんって、明日……もし終わったら、何したい?」

サーシャ「……え?」

テル「生き残ったらの話。生き残ったら、何したい?」

サーシャ「……そうですね……ちゃんと、ご飯を食べたい。みんなで」

テル「いいねぇ。それ最高」

サーシャ「テルさんは?」

テル「私はね、寝たい。丸一日」

サーシャ「ふふ……それも、いいですね」

カポーン
397 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:31:51.32 ID:DOHRByXiO


トゥルーエンド「……どうにかなったようね」

ガイ「ああ……冷や汗をかいた」

トゥルーエンド「ふふ……まあ、私は見られてもよかったんだけど」

ガイ「冗談だろ」

トゥルーエンド「どうかしら?……さて、もう寝ましょ……魔王との戦いに備えて」

ガイ「……ああ。おやすみ、ルー」

トゥルーエンド「ええ、おやすみ、ガイ」

⭐︎入浴して疲れを癒しました。
398 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:32:54.61 ID:DOHRByXiO
ーーテラヌス・ウルス 砂に呑まれた書庫

サラザール「宝は全て回収したか?」

サラザールの部下A「はっ、確認できたものは全て回収済みです」

サラザール「よし……例のブツを」

サラザールの部下B「」スッ
魔導ロケットランチャー「」

サラザール「さあ、絶望の魔王よ、これで終わりです──」

魔導ロケットランチャー「」シュボオ──

ドガァァァァァァン!

サラザール「はっはっはっ!邪教の遺跡が沈むのはいつ見ても気持ちがいいですねぇ!魔王が攻めて来るのであれば、攻め入る前に倒してしまえばいいのですよ!」

魔導ロケットランチャー「」シュボオ──シュボオ──シュボオ──

ドガァァァァァァン!



サラザール「ふぅ……!これだけの火力を受ければどんな生物も生きてはいないでしょう……撤収だ」

シーン……

サラザール「……なんだか、やけに静かですね?」

シュルシュルシュル……

サラザールの部下たち「」ザワザワ……

ゴゴゴゴゴゴ……

浮き上がる砂の山「」ザァァァァァァッ……

サラザール「なっ、なんですかこれは!?まさか──」

巨大な蛇の頭「」フシュウウウ……

サラザールの部下A「あ、あれは……」

サラザールの部下B「か、影を喰らうもの……!」

サラザールの部下C「そんな……頭だけで、建物の大きさだぞ!?想像より遥かにデカい!?」

サラザール「怯むな!攻撃をしろ!」

魔法弾「」ドガァン!
魔導ロケットランチャー「」シュボオ──シュボオ──
魔導銃「」バギュウン!バギュウン!

ドゴオオオオ──

巨大な蛇の頭「」モクモク……

サラザール「き、効いてないだと……」

口を開ける巨大な蛇の頭「」パカッ

サラザールの部下B「ま、まさか……」

砂ごと辺りを喰らう巨大な蛇の頭「」ズズズ……!

サラザールの部下A「う、うわぁぁぁっ!?足が……!」

サラザールの部下C「引っ張られる!砂が、砂が生きて──!」ガクンッ

サラザール「踏ん張れ!散開しろ!喰われるな、喰われるなよ!」ギリッ

ゴオオオオ……
399 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:33:20.98 ID:DOHRByXiO
サラザールの部下B「サラザール様ッ!誰か、助けて!」ズルズル

蛇を睨むサラザール「……邪教の獣め。私の祈りを、食卓にするつもりか……!」

ゴオオオオ……

サラザールの部下A「だ、だめだ!もう──!」ズル

サラザールの部下A「う、うわぁぁぁぁっ!!」

サラザール「……!」

サラザールの部下C「Aが……喰われた……!」ガタガタ

サラザールの部下B「サラザール様、撤収を!ここは──」

サラザール「撤収?ふっ、ははは……冗談じゃない。ここで引いたら、我らの“報告”が嘘になるじゃないか……!」

サラザール「“影を喰らうものは討った”。“邪教の遺跡は浄化した”。“我が神の御名は砂の底まで届いた”――そう言って、胸を張って帰るはずだったのにねぇ」クスッ

サラザールの部下C「さ、サラザール様……!もう無理です!撤退を――!」

サラザール「無理?……無理かどうかは、神が決めることだ。君たちが決めることじゃない」チラ

ゴオオオオ……

サラザール「それに……ここで逃げたら、私は一生、祈りの言葉が軽くなる。『神よ』と言うたびに、喉の奥で砂が鳴る」

サラザールの部下B「で、でも──!」

サラザール「でも、じゃない──君たちは行きなさい。逃げるなら私の命令で逃げろ」スッ

サラザールの部下B「サラザール様ッ!?」

サラザール「君たちが生きていれば、私の正しさは次の誰かに継げる。……いや、継がせる」

サラザール「私はここで、神に報告する。『不要な遺跡は一つ減りました』と……はは……はははは……」

両腕を広げるサラザール「……そうか。神よ。これは、私への試練なのですね……」スッ

バクン

巨大な蛇→絶望の魔王「」ズルズルズル

ウワアアア……ギャアアア……

400 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:33:50.17 ID:DOHRByXiO
ーーテラヌス・ウルス 避難所

ソーラ「──来た」

猫人のおじさん「え?一体、何が来たんだい。ソーラちゃん」

ソーラ「……わたしの、おともだち!」タタッ

猫人のおじさん「あっ、ソーラちゃん!!そっちは危ない!!」

ザワ……ザワ……

避難民A「な、なんだ……外が急に暗く……」

避難民B「風……?いや、砂だ……砂が渦を──」

ゴオオオオ……

猫人のおじさん「ソーラちゃん!戻って来るんだ!ソーラちゃん!」

401 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:34:26.12 ID:DOHRByXiO
ーーテラヌス・ウルス 

ヨードリー「……あれが、絶望の魔王か」

ベルフレア「ええっ……ちょっと師匠!、あれ、大き過ぎませんか!?」

ベスティア「……この砂漠を作った魔王、というのは伊達じゃないようですね」

リアンノン「あ、あんな大きいの、どうやって倒せば──」

ミラ「バカ。首長が弱気になってどうするのよ……」

ザワ……ザワ……

ヨードリー「全員、聞け」

ヨードリー「相手が巨大だろうが、恐怖の正体は同じだ。分からないから膨らむ。……だから、今ここで分からないことを減らす」

ヨードリー「第一。避難は計画通り続行。誘導路は三系統、詰まったら即座に切り替える。現場判断で止めるな、止めるなら私の命令だ」

ヨードリー「第二。結界の維持班は交代制を崩すな。力尽きるまで張り続けるのは美談じゃない。倒れた時点で穴が開く」

ヨードリー「第三。前線は“倒すこと”に拘るな。削って、止めて、押し返す。魔王の領域を広げさせないことが勝ち筋になる」

ヨードリー「そして──各首長。例の準備も進めている。起動については私の命令を待て」

リアンノン「ッ……」ギュッ

ヨードリー「……最後に、言っておく。皆、全力を尽くせ。その結果がどうなろうと……誰も咎めはしない。咎めるべきものがあるとすれば、それは恐れて動けなくなることだけだ」

ヨードリー「……行くぞ、武器をとれ!我々は絶望の魔王を倒し、この砂漠に真の平和を取り戻すのだ!」

テラヌス兵たち「オオオオオオオッ‼︎‼︎‼︎」

402 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:35:14.02 ID:DOHRByXiO
ドルク「へへっ、聞こえたか?……あんだけでけぇ生き物は初めて見るな……」

リン「逃げても誰も責めないよ」

ドルク「へっ、誰がビビってるって?」

テル「私はさっきから足の震えが止まらないよ。ホントにあれ、どうにかできるものなの?」

アインズ「震えるのは正常だ。異常なのは、震えないことだ」

リーゼリット「テルさん……手、握ろうか。震えてても、動けるよ」

サーシャ「うん。怖いって言えるの、強いよ。隠すよりずっと」

テル「強いって……いやいや、私はただ情けないだけで――」

ガイ「情けなくない。恐怖は情報だ。身体が危険だと教えている。それを無視すれば死は近づく」

テル「……ガイくん……」

ガイ「どうにかできるか、って話なら──できる。止める手段はある、そうだろうリジェネ?」
リジェネ『……うむ。その通りだ』

リン「一度魔王を封印した聖剣が言ってるなら、安心だねー」

ドルク「ははっ、頼もしいな……」

ブロロ……
魔導車「」キキーッ

アルバ「ガイ、ここにいたのか」スタッ

ガイ「アルバ!無事だったのか!」

アルバ「この状況は予想していた。魔王の大きさは想定外だったが」

バールベルト「アルバさん!この人たち誰ですか!?」

アルバ「俺の組織の仲間だ。腕は信頼できる。バールベルト、ここまで送ってくれて助かった。あとは自由にしろ」

バールベルト「えぇ!?ここで解散って……私を殺す気ですか!?」

アルバ「殺す気なら最初から連れてこない。だが、ここから先は覚悟があるやつしか足を踏み入れさせない。それだけだ」

バールベルト「うっ……言い方ァ!!」

アルバ「慰めて誤魔化すよりはマシだ」

バールベルト「自覚はあるんですね!?」

アルバ「ある。ここから先は危険だ。それ以上でも以下でもない」

バールベルト「……危ないのは分かってますよ。分かった上で来てるんです!」

アルバ「そうか。来るなら命綱みたいな役割でもいい。戦えなくても、必要な場所はある」

バールベルト「……っ、言われなくても!」

テル「え、バールベルトさんって戦闘員じゃないの?」

バールベルト「見て分からない!?この細腕であんな化け物とやりあえるとでも!?」

リン「見てて面白いのにねえ」

バールベルト「面白がらんでください!」
403 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:35:43.27 ID:DOHRByXiO
アインズ「……兵たちが進んだようだ。我々はどうする?」

ガイ「俺たちも行くぞ……兵と合流して、そのまま前線へ出る」

リン「前線……いい響き……そう言ってる場合じゃないか」

アインズ「今はまったく笑えんな」

サーシャ「みんな……行く前に、いい?」

リーゼリット「どうしたの、サーシャ?」

サーシャ「私、みんなと会えて、本当によかった」

ドルク「おいおい……そういうのは今言うセリフじゃねぇぞ」

テル「……うん。そうだね。タイミングが違うよ、サーシャちゃん」

サーシャ「え?」

リーゼリット「そうそう!全部、解決したあとに言うセリフだよ、それは」

リン「お祝いの席で聞きたいねえ」

アインズ「そのときまでとっておけ。今のは聞かなかったことにする」

サーシャ「みんな……」

ガイ「行こう。今は時間が惜しい」

アルバ「バールベルト、魔導車をまわせ。俺たちも行くぞ」

バールベルト「……ああ、もう!わかりました、やりますよ!やればいいんでしょう!?」

魔導車「」ブォン!ブロロ……
魔導車・改「」ブォン!ブロロ……

404 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/28(日) 23:37:55.62 ID:DOHRByXiO
本日はここまでです。次回は魔王戦に入ります。よければお付き合いください。
それでは、また。
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/28(日) 23:56:06.66 ID:nu7LkVSBo
サラザールさんあんまり出番なくて作中でも全然遺跡襲撃しなかったけどなんだか矜持のある人だった
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/29(月) 00:00:01.15 ID:ogWJszq/O
なんでガイ女湯にいたんだ
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/29(月) 00:16:58.95 ID:ya+KiBLXo
おつ
いよいよ章ボス戦!
だけど戦力比で見ると本家の雷霆よりキツそうだわ
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/29(月) 01:32:35.63 ID:sx9SzUvZ0
乙です。
上手く言えないし解釈違いかもしれないけど、一見王道ラブコメ展開に見えてみんなどこかガイに依存気味で、心の闇を今一つ理解しきれていないように見える。
少なくともガイの苦悩を一番理解しているのがよりによってセーレフェリアな気がする。
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/29(月) 13:21:39.07 ID:yqtaBGoQO
ルーベタ惚れか
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/29(月) 13:43:50.69 ID:2GRJlTq0O

みんなちょっとチョロすぎない?というのが気になるといえば気になる
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/29(月) 18:54:33.10 ID:4qWKtIS90
ガイは自分の苦悩を隠しているからこそ表に出せない感情のはけ口を求めていて、同じような境遇のトゥルーエンドに共感してあんな関係になったのかもしれないけど、だからこそどこか共依存ぽい危うさが人によっては感じられるかも。現状は今なおガイが本心を打ち明けていないことと、むしろ敵サイドの方がガイの本質を見抜いてしまっていることが今後の展開で大きな波乱を呼びそう。
412 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 20:11:37.54 ID:sKKfNDb/O
>>405
もし遺跡へ襲撃をしていたら一戦交えていたかもしれない人物ですが、

>>406
トゥルーエンド氏に誰も来ないだろうからと誘われて入っていたようです。その予想は外れたみたいですが。メタ的に言うと安価に内容を沿わせるために女湯にいることになったのです。

>>407
元の設定から盛り過ぎた感はあるのですが、二次創作なので好きにやってしまおうということもありこんなことになってしまいました。実はタイムリミット直前の遺跡で戦えば、閃光玉等が使える戦闘になり、もう少し難易度は下がっていたみたいです。

>>409
ガイもトゥルーエンドもお互いに意識しているようです。どこか通じるものが初めて会ったときからあったのでしょう。

>>410
これはひとえに>>1の人生経験が不足していることによる弊害です。もっと感情の変化等を上手に表現できればよかったのですが、中々難しいですね。ガイさんはよく見れば顔は整っているので、そこで少々ガードが下がっている……のかもしれません。そういうことにします。

>>408 >>411
考察ありがとうございます。>>1自身はその場のノリで書いている部分もあるので、うまく言えないのですが。
こういった感想は充分に>>1が続きを作る際に大変参考にしておりますので、今後も何卒よろしくお願いします。
413 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 20:13:13.30 ID:sKKfNDb/O
ーーテラヌス砂漠

絶望の魔王「シャアアアッ!!!」ズドドド──

テラヌス兵たち「うわぁぁぁ──」
テラヌス兵たち「攻撃の手を緩めるな!続けぇっ!」
突撃するテラヌス兵たち「「「おおおおおおおっ!!!」」」

大魔女帝国の魔法使いたち「我々も彼らを援護するぞ!」
呪文を放つ魔法使いたち「撃て!」ドギュウン!

有志の冒険者たち「ありったけだ!ありったけの火力をヤツにぶつけろ!!!ここで活躍して名を上げるんだ!」ドガァァァァァァン!

絶望の魔王「シュルルル……」

ゴオオオオ……





魔導車・改「」ブロロ……
魔導車「」ブロロ……

ガイ「……既に被害がそれなりに出ているようだ」

リーゼリット「でも、私たちがやることは変わらない……そうでしょ?」
魔導砲塔「」ギュイイイイン……

ドルク「矢も魔法も、砲弾すらデカすぎて効いてねぇ!人も近づく前に喰われるか、魔王の起こした砂に呑まれてる!……遠距離でチマチマ削ってても決定打にならねぇな。近づく手段が要るぞ!」

アインズ「奴に近づくことさえできれば勝機は生まれる。だが、近づくまでの障害は多い上に、近づき過ぎたら喰われる……」

リン「……いいことじゃ、ないけど。私が使役できる死体は現在進行形で増えていってる。ここまでで犠牲になった人、これから犠牲になっていく人……その人たちの屍の力を借りて、突破口を開けるかも」

サーシャ「っ……綺麗ごとだけじゃ守れないのは分かるけど……でも……」

テル「分かるよ、嫌だよね。でも嫌だって言っても、向こうは止まってくれない。これ以上、被害を増やさないために私たちがやらなきゃいけない」

ガイ「……全員、準備をしろ──アルバ!リンが道を作る!合図を出したらいつでも行けるぞ!」

アルバ「了解した。バールベルト、覚悟を決めろ」

バールベルト「いや、もう!なんで私、ここまで来ちゃったの!?」

ーーテラヌス・ウルス防衛戦 絶望の魔王ーー

コンマ下1

01-90 劣勢
91-95 優勢
96-00 会心

リジェネブレイド コンマ補正+15
魔導車・改 コンマ補正+10
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/29(月) 20:40:42.71 ID:wHcgo0tO0
415 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 23:46:26.25 ID:OJBCV/jCO


ーーテラヌス・ウルス 首都

ソーラ「待ってて……私も、そっちに行くから──」タタッ

立ちはだかるホレス「……ソーラ、とまる」スッ

ソーラ「ホレスさん?そこ、どいて」

ホレス「それは、だめ。そと、魔王、きてる」

ソーラ「……来てるから、行くの。あの子、わたしのことをさがしてる……ねえ、どいて」ズズズ……

ホレス(……魔王は役割ごとに分割することがある。彼女が何の役割で本体から別れたかはわからないが、本体の元へ戻れば厄介なことになるのは確かだ……)スッ

ホレス『動くな』

何かに足を固定されるソーラ「……?何をしたの?」グッ……グッ……

ホレス「あなたの、うごき、わたしのまほうで、とめました。いまは……ここに、いて」

ソーラ「……いてって、誰のため?」

ホレス「みんなのため……あなた、のため」

ソーラ「わたしは……あの子のために、行く」スッ

闇を全身に纏うソーラ「だっテ、ソウシナキャ、チジョウハ、シズカニナラナイ!」ゴゴゴゴ

ホレス(不味い、魔王の力に引っ張られている……!)

ホレス「ごめん、ソーラ。すこし、いたくする……」スッ
魔法陣「」ズズズ……
魔法陣から引き出される霊体の鎌「」ジャキ……

霊体の鎌を構えるホレス(ガイ、あまり時間は稼げない。そちらは頼んだぞ──)

416 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 23:47:26.95 ID:OJBCV/jCO
ーー大魔女帝国大使館

行き交う人々「」ドタバタ……

大魔女帝国研究員「ユキ教授、第一陣は全滅、第二陣に関しても、もう間も無く全滅すると見積もられています……」

ユキ「……大四を第三に回して。少しでも足止めする時間を長くして」

大魔女帝国研究員「……ヨードリー殿に、封印の件について進言しますか?」

ユキ「……私が直接行くわ。エルマさん、私はしばらく席を外すから、ここの指揮を──」

エルマ「ああああああああっ!?」

ユキ「きゃっ!?な、何!?」

エルマ「ユキさん、この古文書、ここ、見てください!!!」ズイッ

ユキ「な、なによ……そこは汚れが酷くて解読ができなかったでしょう?」

エルマ「たしかに、そうなんですけど!!!でも、この謝罪は犠牲にした人たちへの謝罪も含まれているんですが、間に合わなかったことについての謝罪でもあったんですよ!」

ユキ「間に合わなかった……?どういうこと?」

エルマ「ええと、つまりは……機械文明は、魔法文明の封印方法の改良に成功していたんです!」

ユキ「それって……!」

417 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 23:47:56.89 ID:OJBCV/jCO
ガイ「リジェネ、出番だ!力を貸してくれ!」
リジェネ『うむ、応えよう。ただし、我はしばらく言葉を失う──貴様らが上手くやることを祈っているぞ』パァァァァ──

晴れていく空「」サァァァ……

サーシャ「わっ……暗闇が、晴れてく!」

リーゼリット「晴れたところなら魔王の権能は届かない……それじゃあ、行こう!」

テル「運転は任せて!限界まで近づくから──サーシャちゃん、安全な道を教えて!」

サーシャ「はい!」

リン「それじゃあ、私も──『貴殿等の無念、無駄にはせず。その高潔なる心をもって、その身を使うことを許せ』」

倒れているテラヌス兵たち「」ピクッ……

起き上がるテラヌス兵たち「」ググ……

テラヌス兵ゾンビたち「ヴァァァ……」

ドルク「おおっ!?リン、お前こんなに使役できたのかよ!?」

リン「流石にこれだけの数になると、長くは持たないよ……さあ、突撃組は準備準備!」

ゴオオオオ……!!

絶望の魔王「シャアアアアアッ!!」ズズズズズ……

渦巻く砂「」ドドドド……

アインズ「来るぞ、砂の壁だ!」

サーシャ「右!右へ二つ分ズレて!」

魔導車・改「」ブォン!

リーゼリット「邪魔、するなぁぁぁっ!」
魔導砲塔「」ドドドドドドドドド‼︎‼︎‼︎

砂の壁「」バサァッ……!!

テル「やった……抜けた!」

ガイ「油断はするな!リン!」

血を吐くリン「はいはい……こふっ……みんな、足止め、お願い──」

絶望の魔王へ走るテラヌスゾンビたち「ヴァァァ」ダダッ

絶望の魔王「シュルルル……!」
絶望の魔王の尻尾「」……ブォン‼︎‼︎

蹴散らされるテラヌスゾンビたち「」ドォォォン……

リン「ごめんね……今がチャンスだよ、みんな!」

アルバ「バールベルト、飛ばせ」

バールベルト「む、無茶言わないで!こっちは装甲薄いんですけど!?」

アルバ「薄いなら当てるな。運転で避けろ」

バールベルト「言うのは簡単すぎる!」
418 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 23:48:31.76 ID:OJBCV/jCO
魔導車・改「」ブォン!!!
魔導車「」ブォン!!!

大剣を宙に投げるアインズ「ガイ、ドルク──飛ぶぞ」ボッ……

アインズを包む炎「」ボオオオオオッ!!!

大剣を咥えて飛ぶアインズ(竜)「」ガジッ ……バサァッ!
アインズの背に乗るガイ「頼むぞ、アインズ!」スタッ
アインズの足に捕まるドルク「ははっ!こんな経験、死んでも出来ねぇな!」ガシッ

リン「アインズさん、その棺桶も持っていって!」

大剣を咥えたアインズ(竜)「」コクン
空いている足に掴まれる棺桶「」ガシッ

大剣を咥えたアインズ(竜)バサァッ!

絶望の魔王「シャアアアッ!!!」ズズズ……

バールベルト「うわあ!!!アルバさん、来てる!!!来てる!!!」

魔導車から飛び降りるアルバ「──充分だ、そのまま引き返せ」バッ
赤熱化した大剣を振るアルバ「」ブンッ……!

ドォン!!!

絶望の魔王へ飛んでいくガラス片「」ビュンビュン……

サーシャ「砂が……ガラスになって、絶望の魔王に飛んでってる!」

魔導車に着地するアルバ「俺たちの役目はここまでだ!絶望の魔王に巻き込まれないように撤退するぞ!」スタッ

テル「ガイくん、アインズさん、ドルクさん……無事でいてね!」

リーゼリット「あの三人ならきっと大丈夫……!リンさん、平気?」

リン「ゴホッ、ゴホッ……えへへ、ちょっと無理しちゃったかも……少し休ませて……」

魔導車・改「」ブォン!ブロロ……
魔導車「」ブロロ……

419 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 23:50:16.27 ID:OJBCV/jCO
ドルク「なあ、ガイ!その棺桶の中身は一体なんだ!?持っていくってことはさぞ重要なものなんだよな!?」

ガイ「……中身は賛否両論になるだろうからあえて言わなかった。だが、この戦いにおいて有効な手段になり得るもの……とだけ言っておく」

足から手を離すドルク「へへっ、こんなときまで勿体ぶりやがって……おっと、この辺りで俺は降りるぜ。当初の予定通り、目を狙うぞ!」バッ

ガイ「アインズ、棺桶を俺と一緒の方向に飛ばせ!絶望の魔王の頭だ!」

大剣を咥えたアインズ(竜)「」コクン……
飛び降りるガイ「」タッ

投げ出される棺桶「」ブォンッ……

旋回するアインズ(竜)「」グルン……ゴオオオ──

絶望の魔王「シャアアアッ!!!!」ズドドド……

落下するドルク「おおおおっ!?以外と落ちる速度って速ぇぇな!?」ヒューン
ドルク「言ってる場じゃねえな……デケェ奴にはうってつけの攻撃を喰らいな!」スッ
槍を包む巨大な岩「」ゴゴゴゴ……

落下するドルク「こんだけデカけりゃ、ちょっとは痛えだろ!!!」
巨大な岩の槍「」ゴゴゴゴ……

絶望の魔王の目に刺さる巨大な岩の槍「」ドスン!!!

絶望の魔王「シャアアアアアアアアアッ!?」

大剣を咥えたアインズ→大剣を構えるアインズ「この高さなら突き刺すだけで下に落ちていくな……!」シュウウウ……

絶望の魔王の目に大剣を刺しながら下へ落ちていくアインズ「はああああっ!!!」ズズズ……

絶望の魔王「シャアアアアアアアアアッ!?」ジタバタ

落下していくドルク「ははっ!うまくいったな!……てかやべえ!普通にこの高さから落ちたら死ぬ!アインズ、早めに回収頼むぞ!!!」ヒューン

大剣を咥えたアインズ(竜)「」バサァッ……!

420 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 23:51:55.42 ID:OJBCV/jCO
落下するガイ「……こんなにうまく行くとは思っていなかったな」ヒューン

落下する棺桶「〜!、〜!」ガタガタ

落下するガイ「今開ける」ガチャン

棺桶→セーレフェリア「ぷはっ!もう、連れて行くにしても、もっと方法があるんじゃないの!?フローディアの方がよっぽど優しいよ!!!」

落下するガイ「無駄口はいい。ちゃんと魔力は貯めていたんだろうな?」ヒューン

落下するセーレフェリア「それはまあ……当てるタイミングはいつ?」ヒューン

落下するガイ「口が開いた瞬間だ。リジェネを持っている俺たちを絶望の魔王は必ず排除しようとする……その隙に、渾身の一撃を放て」

落下するセーレフェリア「……まあいっか。こんなに魔力を貯めてぶっ放せるなんて、貴重な経験だし──」スッ

上を向く絶望の魔王「──!」ジタバタ……ピクッ

口を開ける絶望の魔王「」グルン……パカッ

ガイ「今だ、セーレ!!!」

セーレフェリア「──爆ぜろ」パチン

カッ──ドゴォォォォォォォン!!!!!!
421 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/29(月) 23:53:12.85 ID:OJBCV/jCO
コンマ下1

01-65 劣勢
66-00 勝利

リジェネブレイド コンマ補正+15
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/30(火) 00:03:17.64 ID:Fvkj2RznO
大勝利
423 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/30(火) 00:20:54.06 ID:vFzZheSdO
バカな、こんな筈では。
かなり殺意マシマシでコンマ表を組んだのですが、容易く突破されてしまいました。とりあえず勝利は確定したので短いですが今回は終わります。
(どう着地させよう)
それでは、また。
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/30(火) 00:40:09.30 ID:wyDrLZZvo
おつ
さあどうなるかなぁ最悪代償さんかなぁと思ってたらまさかの勝ってしまったな…
これだからコンマは面白い!
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/30(火) 03:17:43.41 ID:jVJlldOrO

コンマ神は逆神、みんな知ってるねぇ!
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/30(火) 08:02:39.63 ID:R0TAG1WT0
おつ
もったいぶった割にあっさり決着・・・大ボスあるある
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/30(火) 14:30:37.03 ID:Rl1l0td00

コンマが神がかっていて魔王のために作った聖剣は全く意味がなかったな。
428 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/31(水) 23:31:27.20 ID:B0wITY5mO
>>424
もうボツになったので起こらないのですが、負けた場合は代償の刃でガイがテラヌス・ウルス編で関わった人とパーティから忘れられて絶望の魔王を倒すルートか、テラヌス・ウルスの人々を犠牲にして絶望の魔王を再封印するルートになっていました。倒せてよかったですね。

>>425
1スレ目のトコナツコカトリス戦でも>>1が予想していたコンマにはならなかったので、思い通りにはしてくれないのでしょう。

>>426
勝つにしてももっと苦戦してほしかったのですが、こんなあっさり終わるとは思っていませんでした(´・ω・`)

>>427
>>1の描写が弱いのもありますが、聖剣は大いに役立っています。コンマ的にも。直接ダメージを与える感じの聖剣ではなく、デバフアイテムのような感じをイメージしていただければなと思います。
429 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/31(水) 23:32:05.72 ID:B0wITY5mO
弾け飛ぶ絶望の魔王の頭「」パァン!!!……

降り注ぐ赤い雨「」ビヂャビヂャビヂャ……

倒れる絶望の魔王の身体「」ドシーン……

晴れ渡っていく空「」サァァァ──

セーレフェリア「あははははっ!!!簡単に弾け飛んじゃった!!!」

ガイ「……本当に、やったのか?」

セーレフェリア「こんなのにみんなして怯えてたなんて笑っちゃうね。最初から私が出てれば無駄死にする人も少なかったんじゃない?」

ガイ「……死者を愚弄するな」

セーレフェリア「事実でしょ?……まあ、兵隊さん達がある程度削ってくれたのと、そのガイが持ってる剣のお陰で私の魔法の通りがものすごくよくなったのもあると思うけど」

ガイ「それがわかっているなら尚更だ。仮にお前一人が挑んだとしても勝ち目は薄かった」

セーレフェリア「はいはい。でもそういう割には残念そうな顔してない?」

ガイ「そんなわけあるか」

セーレフェリア「だって、ガイは魔王を倒せるとは思ってなかったよね?」

ガイ「……」

セーレフェリア「あは、図星だった?最初から大勢の犠牲を前提に魔王と戦おうとしてたもんね。勝つためにどれぐらい死ぬか、最初から計算してた。違う?」

ガイ「違う」

セーレフェリア「じゃあ言ってみてよ。誰も死なせたくなかったって」

ガイ「……」

セーレフェリア「言えないんだ。正しいことしてる顔で、最初から選んでたんだんだね──」

セーレフェリアを殴るガイ「」ブンッ!バキッ!……グイッ

ガイ「……口を、閉じろ……!」

胸ぐらを掴まれるセーレフェリア「ッ……ちょっと。仮にも私、この国を救った立役者だよ?この扱いは酷いんじゃない?」

ガイ「わかったフリをするな……!俺はお前とは違う……!」ギリィッ……!

セーレフェリア「うーわ、怖……ごめんって……それより、ここで私とイチャイチャしててもいいけど、やることがあるんじゃないの?」

ガイ「……妙な動きはするな」パッ

枷を嵌められるセーレフェリア「用心深いね。今更何かする気もないけど」ガチャン……

絶望の魔王の身体へと近づくガイ「黙れ」スタスタ……
430 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/31(水) 23:32:31.97 ID:B0wITY5mO
ガイ「」スッ
翡翠の賽「」キラッ……

魔王の身体から浮き上がる星の力[光]「」キラキラ……

星の力[光]ポゥ……スィー……

翡翠の賽「」キランッ‼︎

ガイ「……あと、二つ」

セーレフェリア「ふーん……綺麗だけど、なんでフローディアはそんなの欲しがってるんだろ?」

ガイ「……知らないのか?」

セーレフェリア「知らないよ。『これがあれば私たちの計画が進む』って言ってたけど、詳しい中身は一回も聞かされてない。世界征服の都合のいい道具くらいにしか言ってなかったよ」

ガイ「フローディアはお前の王様ごっこには興味がないようだな」

セーレフェリア「じゃあガイは知ってるんだ?フローディアの本当の目的。それで?何を知ってるの?フローディア、ガイには色々喋ったんでしょ?」

ガイ「……わざわざ教える気はない」

セーレフェリア「ふーん……ま、フローディアの目的なんて興味ないからどうでもいいや。それより、お願い、覚えてるよね?」

ガイ「約束は守る……今はお前の姿を見られたら説明が面倒だ。棺桶に戻れ」

セーレフェリア「えぇ……あの中、息苦しくて嫌なんだけど──」

スィー……

箒に乗ったトゥルーエンド「──まさか、魔王を倒すなんて、思ってもいなかったわ」

ガイ「ルー……何しに来た?」

トゥルーエンド「エルマが誰も犠牲にしない封印方法を古文書から見つけてね……被害が増える前にその方法を実践しにきたのだけど……その必要も無くなったみたい」

霧散していく絶望の魔王の身体「」サラッ……

リジェネ『……ついに、悲願は達成された……我の役割はこれで終わったのだな……』

ガイ「……ああ、終わりだ」

トゥルーエンド「魔王の封印を補助する為に作られたリジェネブレイド……この結果はあなたの力も多分にあるわね。ありがとう」

リジェネ『うむ、我の力を役立ててもらえたようで何より……我の役割が終わっても、終わりが訪れたわけではない……絶望は消えぬ。名を変え、器を変え……世界に深い悲しみが存在する限り、再び現れる……』

トゥルーエンド「……魔王はそういうものよね。次はいつ、どこに現れるかはわからないけど……そのときの人々がまた、立ち向かうはずよ」

リジェネ『そうだな……貴様、期間は短かったが我を握った礼だ。忠告をしてやる』

ガイ「……なんだ」

リジェネ『切り捨てるものを数えるなとは言わない。時には、必要になることもあるだろうからな……だが、数え続けるな。それに慣れてしまったら最後、貴様も魔王のそれに近づいてしまう」

ガイ「……忠告、感謝する。魔王になどなるつもりは毛頭無いがな」

ひび割れるリジェネ『……そうだといいが』ピシッ……

リジェネ『絶望の魔王が滅びた今、我もまた役目を終える。悪用されぬための……終端だ』ピシ……ピシ……

トゥルーエンド「それが働くってことは、もう絶望の魔王はここには完全に残っていない。そういう保証ね」

霧散するリジェネ『そういうことだ……さらばだ、ガイ』サァァァ──

トゥルーエンド「……帰るわよ、ガイ。そこの囚人も一緒にね……」

ガイ「……ああ」

431 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/31(水) 23:34:53.66 ID:B0wITY5mO
ーー少し前

ホレス(魔王との繋がりが強い今ならば……ソーラから魔王の力を取り除ける──)サッ
闇の塊「」ドォンッ!

闇に包まれたソーラ「アアアア!!!」
闇の塊「」ドドドドドド……

ホレス「くっ……!」
ホレス(だが、このままでは……何か、突破口は……!)

カッ──ドゴォォォォォォォン!!!!!!

闇に包まれたソーラ「!?」

ホレス「!」バッ

ホレス(隙ができた!……これなら!)スッ
霊体の鎌「」ブンッ!!!

ソーラの身体をすり抜けて闇だけを切る霊体の鎌「」シャキン……

ソーラ「あっ……うぅ……声、聞こえ、な……」バタ……

ホレス「ごめん……ソーラ……でも、これで……魔王とは……関係なく……なった」ガクッ

ホレス(空が晴れていく……魔王を打ち破ったのか……?しまった、ダメージを受け過ぎてしまったな……)バタッ……



「おい!こっちで二人倒れてるぞ!診療所に運べ!」

「おいおい、嘘だろ……ソーラちゃん、無事か!?エルフのあんたも、おい!!!」

432 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2025/12/31(水) 23:35:50.93 ID:B0wITY5mO
数日後
ーーテラヌス・ウルス首都

ガイ(あれから数日経ち、絶望の魔王による被害はある程度収束した。多数の死傷者が出たが、結果として魔王は死んだ。砂漠の地下に他の魔王がいない限り、テラヌス砂漠には平穏が訪れるだろう……)

並べられた死体「」
死体を運ぶ兵士「」ガラガラ……
死体を泣く人々「」グスッ……グスッ……

ガイ「……」クルッ

スタスタ……



臨時掲示板の前の人だかり「」ザワザワ……

貼り紙「行方不明者名簿」「遺体確認のお願い」

ガイ「……」

ザッ……ザッ……

テル「……ここにいたんだ、ガイ君」

ガイ「テル……ソーラとホレスの具合はどうだ?」

テル「二人とも、生きてはいるよ。けど、ホレスさんは刻まれた魔法陣が干渉して回復魔法を使うことができないから……治療にはすごく時間がかかるね……」

ガイ「ソーラは?」

テル「……傷は完全に治ったんだけどね。まるで空っぽになっちゃったみたいに、ボーっとしてる……リアンノンさんの呼びかけにも反応しないし、目を開けてても、誰も見てないみたいで……泣きもしない。怒りもしない。ただ、そこにいるだけ……心が、壊れちゃったみたい」

ガイ「……そうか」

テル「絶望の魔王を倒しても……犠牲はこれだけでてる……勝ったって言っていいのかな」

ガイ「……魔王が倒されなければ、犠牲はこれだけではすまなかった。トゥルーエンドがやろうとしていた封印も時間がかかるようだった……俺たちは最善の結果を掴んだ。そう思うしかない」

テル「……思うしかない、か」

ガイ「他に言い方があるなら教えてくれ……勝ったと言えば、ここに並んでる人間を踏む、負けたと言えば、守れたものまで否定してしまうような……そんな気がする」

ガイ「だから、言葉は選ぶ……止めた。それだけでいい」

テル「……そうだね。私たちは止めた……止められたんだよね……」

ガイ「……」

現在はテラヌス・ウルスです。(自由安価終了後、ウォーターポートへ帰ります)

何かする?
安価下1〜3
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/31(水) 23:36:22.64 ID:vq7NTzB70
リンのお見舞いに行く
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/31(水) 23:43:14.10 ID:uAaXSIhto
自分達が守れた物を知る為に街の見回りに行く
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2025/12/31(水) 23:43:54.88 ID:iIUDMGinO
ユキから氷魔法を指導される
436 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:47:08.57 ID:Lj2wZJXUO
ーーテラヌス・ウルス 診療所

リン「おっ、ガイさんにテルさん。やっほー」

ガイ「……ずいぶん、軽そうだな」

リン「まあ、症状的には魔力欠乏の酷いやつだからね。沢山食べて寝たら、この通り!」

ドルク「元気なのはいいことだな。あのとき、リンがいなかったら魔王に近づくのはもっと難しかった」

リン「……私だけの、力じゃないよ」

テル「……」

ドルク「……悪い、失言だった」

ガイ「……他のみんなは?」

リン「あー……ソーラちゃんのところじゃないかな?」

ガイ「……様子は変わらずか」

リン「うん……早く元に戻ってほしいんだけどね……」

ドルク「気休めにしかならねぇ言葉だが……戻るさ。戻らせるしかねぇ」

リン「……ドルクさん。気休めでも、言ってくれるだけで違うよ」

テル「……そうだね。言葉が役に立たない時って、言わない方が楽だから……でも、言わないともっと遠くなっちゃう」

ガイ「……俺たちも行こう。お大事に」

リン「うん……返事がなくても、呼んであげて。きっと、声は届いてるから」

437 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:48:09.30 ID:Lj2wZJXUO
サーシャ「ガイ、テルさん……」

リアンノン「……お二人も、来てくれたんですね」

ソーラ「……」

ガイ「……ソーラ、具合はどうだ?」

ソーラ「……」

リアンノン「ソーラ、ガイさんとテルさんも来てくれたわよ?……お願いだから、何か言って……」ジワッ

ソーラ「……」

リアンノン「……ソーラ……お願い……」グスッ……

ガイ(ソーラが見つかったとき、ホレスは近くでボロボロになって倒れていた。おそらく、これがホレスの行える最善の行為だったのだろう)

ガイ(だが……これでは……生きている“だけ”だ。助かったのに、戻ってこない。それは、助かったと言えるのか?)

ガイ(……そうだ、俺には世界樹の光の力があるじゃないか)スッ
翡翠の賽「」キラッ……

ガイ(この力を使えばきっと……戻せるはずだ)

サーシャ「ガイ?何を──」

ガイ(本能でわかる。俺は……翡翠の賽の正式な持ち主じゃない。代理で預かっているだけの運び手だ)

ガイ(これは俺の我儘だ。世界を救うこととはまるで関係がないが……戻せるかもしれないのに、見捨てる理由にはならない……クロシュとの約束に背くことになるとしても)

ガイ(翡翠の賽よ、力を貸してくれ……!)
光を放つ翡翠の賽「」パァァァ──

リアンノン「これは……十年前に、見た……」

サーシャ「世界樹の光……!」

テル「暖かい……これが……」

ソーラ「……?あれ、おかあ、さま?……サーシャさんに、ガイさんとテルさんも……どうして、泣いてるの?」

ソーラに抱きつくリアンノン「……ソーラ!!!」ギュッ

ソーラ「わっ……おかあさま、くるし……」

リアンノン「心配、したのよ……!」ギュッ

ソーラ「えーっと……ごめん、なさい……」ギュッ

リアンノン「あやまらなくて、いいの……!」グスッ……

口元を抑えるサーシャ「ソーラちゃん……!よかった!……本当によかった!」

ソーラ「……えっと……わたし、ずっと寝てた……?」

サーシャ「長い夢みたいな時間だったと思う……今は、起きてくれただけで十分だよ」

テル「ソーラちゃん、体の具合を確認させて……痛いところはある?息は苦しくない?頭は重い?」

ソーラ「はい……大丈夫です。でも、ちょっとフラフラするかも……?」

テル「ずっと食事も摂ってなかったからね……すぐに持ってくるよ。待ってて」タタッ

リアンノン「……ありがとうございます、ガイさん……なんとお礼を申し上げればいいか……」

ガイ「……礼はいい。サーシャ、しばらく二人きりにしてやろう」

サーシャ「うん……失礼しますね、リアンノンさん」

リアンノンさん「……本当にありがとうございました」ペコリ

ガイ(代償はない。反動もない……この力は俺の身に余り過ぎる……クロシュ、俺はこの賽をいつ手放すべきなんだ……?)

438 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:49:55.55 ID:Lj2wZJXUO
ーーテラヌス・ウルス 首都

アインズ「ガイ、サーシャ……聞いたぞ、ソーラが元に戻ったとな」

リーゼリット「本当によかったよ……ずっとあのままだったら、リアンノンさんが先に壊れてた」

ガイ「翡翠の賽のお陰だ。俺の判断が正しかったかは、分からない」

アインズ「ふむ……つまり、世界樹の力を図らずとも私欲の為に使ったということだな」

リーゼリット「アインズ、その言い方はちょっと……」

アインズ「悪いことではない。だが、今後もこういったようなことがある際に翡翠の賽があるという前提で動くようになってはいけない」

サーシャ「それはまあ、たしかに……」

ガイ「ああ。だから今後は賽で何とかできると考えずに、まず人の手でできることをやる」

アインズ「隙あらば代償の刃をすぐに使おうとする奴の言葉は信用ならんな?」ニヤリ

ガイ「ぐっ……」

アインズ「フッ、冗談だ……お前が私欲の為にその力を使わないようにしているのは見て取れる。だからこそ、今回みたいに例外を作った時は自分で釘を刺しておけ」

ガイ「……肝に銘じる」

サーシャ「二人は、ここで何してるの?」

リーゼリット「街の見回りだよ……守れたものを、ちゃんと自分の目で確かめたくてさ」

サーシャ「そっか……」

アインズ「たしかに、失ったものも多いが……それ以上に守れたものがある。悲しんでばかりではいられない」

サーシャ「……そうだよね!最悪は回避したんだもん!それなら、悲しい顔ばっかりしててもいけないよね……守れたものをちゃんと見て、次に繋げるためにも」



ーーテラヌス・ウルス 市場

ワイワイガヤガヤ

サーシャ「ちゃんと、街が……生きてる」

リーゼリット「うん。被害がなかったって、ただの結果じゃない。守れたから、こうしていつも通りが続いてる」

アインズ「……見ておけ。私たちが守れたものは、こういう当たり前だ」

ガイ「……ああ」

ベルフレア「あーっ!!!ガイさん、探しましたよ!!!」ダダッ

ガイ「……ベルフレアか。どうかしたか」

ベルフレア「どうかしたか、じゃないですよ!!!大魔女様から伝言です!!!今すぐ来てください!!!」

ガイ「ルーが?」

サーシャ、リーゼリット、アインズ「「「ルー?」」」

ガイ「……気にするな。用件はわかるか?」

ベルフレア「あっ、はい!“戦いが終わった今のうちに”確認したいことがあるって!魔王の気配が消えた場所、あと……翡翠の賽の反応とか、ホレスさんのこととか……色々です!」

アインズ「戦後処理か。妥当だな」

リーゼリット「戦後処理……あっ!暗黒館の報告書のことすっかり忘れてた……私、書いてきていい?」

ガイ「……しまった、俺も忘れていた」

リーゼリット「ガイは大魔女様に名指しで呼ばれてるんだから、さすがにそっち行った方がいいんじゃない?」

ガイ「……リーゼ、書き終わったら俺の分も手伝──」

リーゼリット「ごめん。今回は厳しいかも……」

ガイ「……そうか」

サーシャ「……やっぱり幹部にならなくてよかったかも?」

アインズ「同感だ」コクコク

ベルフレア「なんだか大変そうですねぇ……」

439 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:50:42.98 ID:Lj2wZJXUO
ーー大魔女帝国大使館

トゥルーエンド「──こんなところね。お疲れ様」

アインズ「ふむ……以外とあっさり終わるとは」

サーシャ「もっと詳細に聞かれると思ってました……」

トゥルーエンド「アルバがある程度は教えてくれていたから。ほぼ形式上の確認よ」

ガイ「トゥルーエンド、ホレスのことなんだが──」

トゥルーエンド「テルから聞いてるでしょう?治療は魔法を使わない方法で行っているわ……ただ、治そうと思えば治せるのよね」

ガイ「それなら、何故……」

トゥルーエンド「そうしたら、ホレスは幽世へ戻ることになる」

サーシャ「そしたら、またこっちに来てもらえばいいじゃないですか?」

トゥルーエンド「現世と幽世は本来、決して交じりあわない世界なの……ホレスは相当な力を持った魔導士だけど、世界の境界を越えるのはそんなに簡単なことじゃない。私ですら、幽世に行こうと思っても行ける可能性は限りなく低いのよ」

サーシャ「そんな……」

ガイ「……ホレスの目的は俺たちと一緒だ。力を貸してくれるのであれば強い戦力になる。このまま治療を継続してもらおう」

アインズ「……ガイ。それはホレスに苦痛を与えることになる……戦力になるという理由で、留まれと言う権利はあなたににはない」

ガイ「……ならば、賽を使って──」

アインズ「馬鹿者。さっき言っていた言葉をもう忘れたか?」

ガイ「……!」

アインズ「賽があるという前提で動くなと言ったばかりだ。今のは、その真逆だぞ」

トゥルーエンド「賽でどうにかできるかどうか以前に、本人の意思を尊重すべきだと思うわ」

ガイ「……そうだな。少し、焦っていた。ホレスのいる場所へ案内してくれ」

サーシャ「ガイ……」

440 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:51:16.12 ID:Lj2wZJXUO
ーー大魔女帝国大使館 空室

ボロボロのホレス「ガイ……!」

ガイ「ホレス……」

ホレス「……ガイ、ソーラのこと、ごめん……」

ガイ「謝るな。あれがお前の最善の手だったんだろう?」

ホレス「はい……だけど、わたしがきったから、ソーラ、から、になった……」

ガイ「……安心しろ。ソーラは元に戻った」

ホレス「……!まさか、ひかり、つかった……?」

ガイ「そうだ」

ホレス「だめ……それは……だれのものでも……ない……」ググッ……

サーシャ「ホレスさん!寝てないとダメだよ!」

ガイ「……分かっている。俺が持つ資格はないことを……だが、放っておけなかった」

ホレス「つかいすぎると、のまれる。幽世でも、そういうひと、いたから……」

ホレス「でも、ソーラがもどって……よかった」

トゥルーエンド「……ホレス、あなたに選ばせるわ。治癒を進めれば、幽世へ引かれる可能性が高くなる。留まることを優先すれば、回復は遅くなる」

トゥルーエンド「あなたが決めて。残る? それとも──」

ホレス「のこる。世界めくれ、とめるまで、わたし、もどらない」

トゥルーエンド「……いいのね?」

ホレス「はい」

ガイ「ホレス……」

ホレス「わたし、じぶんで、きめた。だから……だいじょうぶ」

ガイ「……ありがとう」

ホレス「ガイ……やくそくして……ひかりに、たよらない……それは……たすけにも……なるけど、ゆうわくにも……なる……」

ガイ「ああ。約束する」

ホレス「……」ニコリ

ホレス「……」zzz

アインズ「……限界か」

トゥルーエンド「ええ…… よく持ったわ。休ませてあげましょう」

ガイ「……ホレスのことを頼む」

トゥルーエンド「任せなさい。ウチには優秀な人材が沢山いるの……必ず治すわ」

トゥルーエンド「……サーシャ」

サーシャ「はい……?」

トゥルーエンド「私も旅について行けたらいいんだけど……残念ながら、それはできない。国のことがあるからね……ガイは放っておくと、目の届かないところで勝手に限界を越える。しっかり見てあげてね」

ガイ「その言い草は酷いんじゃないか?」

トゥルーエンド「あら、事実でしょ?」

サーシャ「……言われなくても、そのつもりです。ガイが自分を削ろうとしたら、私が……私たちが止めます」

アインズ「うむ。記憶を失ってからは危ういところがあるからな……止め役は必須だ。サーシャ、お前が手綱を握れ。遠慮は要らん、必要なら殴れ」

ガイ「おい」

トゥルーエンド「ふふっ……頼もしいわね……ちょっとだけ、悔しいけど」

サーシャ「え?」

トゥルーエンド「私がそばにいられたら、って思っただけ……でも、あなたたちがいる。だから安心して送り出せる」

サーシャ「……任せてください」

トゥルーエンド「ふふっ、よろしくね……」
441 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:51:43.07 ID:Lj2wZJXUO
トゥルーエンド「──ああ、そうだ。ガイ、時間魔法に関連することを教えたいのだけど」

ガイ「訓練は終わったのでは?」

トゥルーエンド「ええ。私が直接見てあげられるものはね……それと、今回の先生は私じゃないわよ」

サーシャ「……時間魔法?」

アインズ「ガイ、どういうことだ」

トゥルーエンド「……何も伝えてなかったの?」

ガイ「ああ……どう説明すればいいか、わからなくてな」

トゥルーエンド「……まあ、魔法を専門に学んでないとちょっと難しいわよね。簡単に説明すると──」



トゥルーエンド「──ってことよ」

サーシャ「そうだったんですね……てっきり、ガイは複数属性かと思ってたよ」

ガイ「……?俺は時間魔法しか使えないんじゃないのか?」

サーシャ「……まさか、最近は炎魔法とかを使ってなかったのって……忘れてたから?」

ガイ「……俺は何が使えたんだ?」

アインズ「……なるほど、こういった弊害もあるのだな」

トゥルーエンド「じゃあ思い出すのにもちょうどいいかもしれないわね。ユキ教授の所へ行きなさい」

442 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:52:39.28 ID:Lj2wZJXUO
ーー大魔女帝国大使館 ユキ教授の臨時部屋

ユキ「大魔女様から聞いたわ……まさか、時間魔法の使い手に教えることになるなんて、夢にも思ってなかったけど」

ガイ「……何を教えてくれるんだ?」

ユキ「時間魔法の本質ではなく、副次的なものよ……時間魔法の適性を持つ者は限りなく少ない。そして、自分が時間魔法に適性を持っている知らずに一生を過ごす人が多い……その理由の一つが自分自身を複数属性だと思い込んでしまうことなの。星属性の魔法も似たような感じで勘違いされることがあるわね」

サーシャ「星属性……ダークヒーローイリスの属性ですね!」

ユキ「ええ。あの人も素晴らしい魔法の持ち主だったわ……本題に入るわよ。時間魔法を扱える者は副次的に他属性の魔法も扱うことができるの。その属性専門の人に比べたら劣ってしまうのだけどね」

アインズ「なるほど。それでガイは複数属性の使い手だと誤認しやすい……というわけか」

ガイ「サーシャ、俺が何属性を扱っていたか教えてくれるか?」

サーシャ「えっとね……炎と風、雷……それから氷魔法を使ってるのを見たことあるよ」

ユキ「氷魔法も……?それなら、少し試してみましょうか。私は見ての通り、氷魔法には自信があるの。コツを教えるからやってみせて」



氷の塊を生成するガイ「」パキパキ……

ユキ「あら、いい手応えね。熱を奪う領域までは流石に行ってないみたいだけど」

ガイ「……ああ。形にするだけで精一杯だ」シュウン……

ユキ「それでも、充分戦力になるはずよ。専門家には及ばないと言ったけど、時間魔法の使い手は例外的に正と負、それぞれの属性に手が届く。ただし“扱える”と“得意”は別。専門の属性使いに張り合うものじゃない。足りない一手を補うための引き出しとして考えなさい」

ガイ「……分かった、ありがとうユキ教授」

ユキ「頼まれたことをしただけよ……その力、正しく扱いなさいね」

443 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:53:43.46 ID:Lj2wZJXUO
ーー地下牢

テル「……来たよ、セーレ」

セーレフェリア「遅かったね、結構待ったんだよ?」

テル「……話したいことって?」

セーレフェリア「そう構えないでよ。私ね、ここで色々考えてたの。どうしてテルに負けたのか、この先どうしようかな、とか」

テル「……負けた理由なんて、簡単じゃない。油断して相手を見誤った。そしてあなたはもうここから出ることはない」

セーレフェリア「えー……そこまで言う?」

テル「現実でしょ」

セーレフェリア「うん、現実。だから考えたの。負けたのは油断だけじゃないって」

テル「……何が言いたいの」

セーレフェリア「私、ずっとテルは最後は折れるって決めつけてた。言い方を変えれば、私の都合のいいテルを見てた」

テル「……」

セーレフェリア「でも折れなかった。逃げないで、真正面から来た。あれ、意外と……いや、かなりムカついた」

テル「ムカついたで済むなら安いね」

セーレフェリア「ふふっ。負けた相手に軽口叩けるくらいには元気になったってこと」

テル「元気になったなら、なおさら黙って反省してなよ」

セーレフェリア「反省っていうより整理。負けたままって、気持ち悪いんだよ。私、そういうの嫌い」

テル「……で?整理した結果が話したいこと? 早く言って」

セーレフェリア「冷たいなあ。親戚に向かって」

テル「親戚だからって甘くしない。自分のやったこと分かってるでしょ?」

セーレフェリア「知ってる。だから安心して言える」

テル「……何を」

セーレフェリア「忠告……ねえテル、あなた、この先もガイについて行くつもり?」

テル「……ガイ君たちは世界を救うために頑張ってる。必要になったら私も力を貸すつもりだよ」

セーレフェリア「そっか。うん、テルらしい」

テル「何が言いたいの」

セーレフェリア「ガイは目的を優先できる。優先できるってことは、切り捨てもできるってこと」

テル「……」

セーレフェリア「必要になったら平気で人を切り捨てられる。まるで使えなくなった道具を捨てるかのように……テルは捨てられる側にならないよう、気をつけてね?」

テル「……ガイ君はそんなことしないよ」

セーレフェリア「根拠は?」

テル「根拠……」
444 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:56:41.93 ID:Lj2wZJXUO
セーレフェリア「信じたいは根拠じゃないよ。私みたいなのに言われたくないだろうけど」

テル「……」

セーレフェリア「ガイが悪いって言いたいんじゃない。ガイは多分、ちゃんと選ぶ。必要なら、痛い方を選ぶ。だからこそ怖いの」

テル「怖いのは、あなたでしょ」

セーレフェリア「そう。私は怖い。だから分かるの。人が人を手段にするときの目」

テル「……ガイ君は、そんな目をしない」

セーレフェリア「今は、ね」

テル「今も、これからも……少なくとも、皆が見てる限りは」

セーレフェリア「へえ。見張り役のつもり?」

テル「違う……ただ、必要とされれば応える。それだけ」

セーレフェリア「ほら、またそれ。必要とされれば。ねえテル、あなた自身は? あなたがそこに居たいから、じゃなくて?」

テル「……居たいとか、そういうのは」

セーレフェリア「言えない? 言わない?」

テル「……言わない。言葉にしたら、弱くなる」

セーレフェリア「逆だよ。言葉にしないと、誰も守れない。自分の線引き」

テル「線引き……」

セーレフェリア「そう。ここまでってやつ。そこ越えたらダメ、っていう境界。ガイのためじゃなくて、テルのための境界」

テル「……」

セーレフェリア「道具ってさ、便利だよね。黙って使われて、壊れたら取り替えればいい。……テルがそれにならないように、気をつけて」

テル「……私は道具じゃない」

セーレフェリア「なら、忘れないで。ガイのために言ってるんじゃない。テルが壊れるの、見たくないから言ってる」

テル「……セーレが、そんなこと言うなんて」

セーレフェリア「私だって、別に全部が全部、どうでもいいわけじゃないんだよ?……ふふ、変な顔……」

テル「……」

セーレフェリア「後悔しても知らないよ?」

テル「……あなたに言われなくても」

セーレフェリア「……じゃあ最後に質問。もしガイが必要だからって言って、あなたを使い捨てるような真似をしたら?」

テル「……その時は、止める」

セーレフェリア「ガイを?」

テル「……ガイ君を。必要なら、私が」

セーレフェリア「へえ。言うじゃん」

テル「でも、そんなことにはならない」

セーレフェリア「どうして?」

テル「切り捨てる人なら、あの時……私の約束なんて無視して、セーレを殺して終わらせてる。ガイ君は、そういう人じゃない」

セーレフェリア「ふーん……」

テル「……気が向いたらまた来るよ。その時、ちゃんと話ができるならね」

セーレフェリア「それなら次はお菓子持ってきてよ。甘いヤツお願いね!」

テル「……調子に乗らないで」

セーレフェリア「乗るよ。だって暇だもん」

テル「……」

スタスタ……

セーレフェリア「……忠告はしたからね、テル」

445 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 13:58:39.15 ID:Lj2wZJXUO
ーーテラヌス・ウルス 城門

ガイ「テル。もういいのか?」

テル「うん……セーレとの話は済んだよ」

ガイ「……ウォーターポートに戻るぞ」

サーシャ「ここに来たときは魔王と戦うことになるなんて思わなかったよ……」

リーゼリット「土産話にできる内容じゃないけど……胸を張って帰るだけの理由はある」

アインズ「そうだな……生きて帰った。それだけで、胸を張れる」

テル「そうそう。だから、誇りに思って帰ろう?」

ブロロ……

魔導車「」キキーッ……
アルバ「ガイ、ウォーターポートに戻るのか?」

ガイ「アルバ……今回は手伝ってくれて助かった。俺たちは戻るが、アルバはどうするんだ?」

アルバ「デロデロ教の一部が怪しい動きをしている。光の探索に支障を来たすだろう。俺はもうしばらく、この辺りに残ってそれらを調べる」

ガイ「そうか……また借りを作るな。今度は返す」

アルバ「気にするな。戦いはまだ続く」

バールベルト「アルバさーん!次はどこに行くんですか!?」

アルバ「一度、雨乞いスライムのところへ向かえ。デロデロ教のヤツらが最近出入りしているという情報がある」

バールベルト「ええ!?逆方向じゃないですか!?ていうか、いい加減休みません!?そろそろ私、限界なんですけど!」

アルバ「それだけ騒げればまだ元気だな。また会おう、ガイ。行くぞ、バールベルト」

バールベルト「うぅ……変な人に目をつけられちゃった……とほほ……」

魔導車「」ブォン!ブロロ……

サーシャ「アルバさん、仕事人って感じだね……」

リーゼリット「休む気、ゼロ……見習いたくはないけど、頼もしいよ」

アインズ「……私たちも帰ろう。久々に新鮮な魚を食いたい」

テル「あっ、いいね!帰ったらみんなでお寿司でも食べようよ!」

リーゼリット「賛成!それじゃあ帰ろっか!」

サーシャ「あはは!じゃあ帰ったら寿司パーティだね!」

ガイ「フッ……ウォーターポートまでは、まだ当分かかるぞ」

魔導車・改「」ブォン!ブロロ……

⭐︎ウォーターポートへ帰ります。

下1のコンマが50以上で帰り道で何か起きたみたいです。

何か起きた場合、何が起きた?
安価下2
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/01(木) 14:01:28.66 ID:UOhIpOIWO
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/01(木) 14:02:08.78 ID:/dqfhBkV0
帽子を被った旅人の緑髪の女性登場
448 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 17:46:29.62 ID:nRVw+2GkO
ーー王国平原 街道

魔導車・改「」ブロロ……

「うわぁぁぁ!!!誰か助けてェぇぇ!!!」

サーシャ「今の、聞こえた!?」

リーゼリット「うん!……あっ、あそこ!」スッ

青触手「〜〜」ズモモモモ
帽子を被った緑髪の女性「ひぃ〜〜〜っ!!!」ダダダ

アインズ「……触手に追われているな。テルと同じ趣向の持ち主なんじゃないか?」

テル「いや、私にはわかるよ。あれは触手を受け入れる歓喜の声じゃなくて、恐怖して否定する声……即ち、助けを求めている声だね」

ガイ「冷静に分析している場合か。急ぐぞ、触手に近づけ」



倒された青触手「」ウネウネ
テル「あ〜♡」

帽子を被った緑髪の女性「ハァ……ハァ……いや〜、助かったァ……みんな、ありがとね」

サーシャ「無事でよかったです……えっと、私たちは暗黒館の関係者で、今は帰り道なんですけど……」

帽子を被った緑髪の女性「えっ、それじゃあウォーターポートに寄るの?よかったら乗せてってくれない?」

ガイ「なぜ触手に追われていた?」

帽子を被った緑髪の女性「ウォーターポートに行く途中で魔導車が壊れちゃってさァ〜。仕方なく歩いてたら、触手の縄張りに入り込んじゃったみたいでェ……」

リーゼリット「それは災難でしたね……」

帽子を被った緑髪の女性→メルル「あっ、私はメルル・マインドストーン!気ままに旅する冒険者だよ!」

サーシャ「えっ!?あなたが、メルル・マインドストーン!?」

アインズ「知っているのかサーシャ」

サーシャ「うん!あの紅蓮のデュアと同じくらい有名なソロ冒険者の一人だよ!」

メルル「やはは……照れちゃうなァ、もう……」

リーゼリット「暗黒館でもよく聞く名前だよ。実物は初めて見たけど……乗せてってもいいよね、ガイ?」

ガイ「……少し狭いが我慢しろ。ウォーターポートまで連れて行く……テル、いつまで触ってる!戻れ!」

⭐︎メルルと知り合いました。
⭐︎メルルがしばらくウォーターポートに滞在します。
449 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 17:47:22.87 ID:nRVw+2GkO
ーー暗黒館1F 酒場

アモ「あっ!お帰り、ガイ……少し焼けた?」

イーリン「!」

ガイ「アモ、イーリン……久しぶりだな」

アモ「今はどこもテラヌス・ウルスの魔王の話で持ちきりだよ。ずいぶん大変そうだったね?」

ガイ「ああ。下手をすれば世界めくれに次ぐ危機になっていたかもしれない」

アモ「魔王だもんね。生きて帰ってきて本当によかったよ。サーシャちゃん達は?」

ガイ「今は各々、自由行動中だ。俺たちがいない間、こっちで変わったことはあるか?」

アモ「変わったこと……あっ、デロデロ教に新しい派閥ができたとかなんとか」

ガイ「派閥?」

アモ「うん。なんでも、全てが溶けて一つに混ざり合うんじゃなくて、もう一度世界めくれを起こして全てが無になることこそが救い……なんだって」

ガイ「……良いものではないな。どれくらいの規模なんだ?」

アモ「まだなんとも言えないね……ところでイーリンさんはどうして黙ってるのかな?」ニヤニヤ

イーリン「ええと……その、なんでもないんですけど……そうだ!報告書!報告書は出来上がりましたか?」

ガイ「もうしばらく時間がかかる。すぐに提出はできない」

イーリン「そうですか……」

ガイ「……出発前のことなら、気にしていない。だから、いつも通り接してくれないか?」

アモ「だって。よかったね、イーリンさん」

イーリン「それなら……ゴホン。改めて、お疲れ様でした。ガイ様」ニコ

ガイ「ああ」

暗黒館バーテンダー「現在はオーナーもいらっしゃいます。面会をご希望であればお申し付けください」

ガイ「わかった」

現在はウォーターポートです。

何をする?
安価下1〜3

※次の目的地はあとで決めるので自由行動で指定しなくても大丈夫です。
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/01(木) 18:02:20.77 ID:BCkQSjjAO
メルルミチルイーリンと酒場で呑み会
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/01(木) 18:02:20.85 ID:2gbpHvBCO
ルーから早速アツアツなラブレターが届き、文面上では思ったより情熱的なのだなと思いつつ、ついでに浮気するなよと釘を刺される
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/01(木) 18:10:19.65 ID:/ym1s9Nr0
アインズ 大剣の練習をする
453 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 21:34:15.05 ID:cHf6HDk1O
ーーウォーターポート 港

カモメ「クゥー、クゥー」

アインズ「久々の魚介は美味かったな……さて……」チラ

大剣「」ズゥン……

アインズ「絶望の魔王と戦ったときは的がデカいから特に何も考えずに振り回していたが……竜の体になっても使える分、案外私に向いているのかもしれないな」

アインズ「……今後も扱う機会が多くなるだろう。槍ではなく、この剣だからできることを理解してみるか」



大剣を振るアインズ「」ブォンッ!ブォンッ!

サーシャ「あれ……アインズ?」

アインズ「む、サーシャか。こんな所で会うとは……鍛錬をしに来たのか?」

ストレッチをするサーシャ「そうだよ。ここ、動くのに丁度いい広さだからね……アインズは大剣の練習?」グッグッ

アインズ「うむ。ただ振り回すだけでも充分、威力は出せるが、それではこの武器の真髄を発揮しているとは思えなくてな。いろいろ思索している」

サーシャ「うーん……でも、見てた感じ、充分に扱えてるように見えたけど」

アインズ「む、そうだろうか?」

サーシャ「少なくとも、手練れの剣士には見えるよ?」

アインズ「……見えるだけではダメなんだ。サーシャの目から見て、何か気になったことはあるか?」

サーシャ「ええ?私、剣は専門外なんだけど……あっ、アインズさんって大剣で斬ろうとしてない?」

アインズ「剣は斬るものだろう?」

サーシャ「まあ、確かにそうなんだけど……大剣って純粋に斬るんじゃなくて、その重さで粉砕しながら斬るっていうのかな……ごめん、ちゃんとしたことは言えないや」

アインズ「いや……なるほど。サーシャ、それはすごく参考になる意見だ」

サーシャ「え?」

アインズ「私は剣は斬るものという先入観で速く振ることに拘っていた。大剣自体の重さを利用する……うむ。つまり──」スッ

大剣「」ブォンッ……

割れる海面「」ズザアアア──

サーシャ「わっ!……凄いよ、アインズさん!」

アインズ「サーシャのお陰だ。新しい使い方を得ることができた」

サーシャ「私なんて何も……ていうか、今の……怒られない?」

アインズ「……港の人間に見られていないことを祈ろう」

⭐︎アインズが大剣を練習しました。
454 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 21:34:50.64 ID:cHf6HDk1O
ーー暗黒館1F 酒場

ガイ(ようやく報告書を書き終えた……少し休憩しよう……)

ミチル「──おやおや!噂の有名人じゃないか!久しぶりだね!」

ガイ「誰だ?」

ミチル「……会った期間が短いとはいえ、忘れられると心に来るね」

イーリン「ミチル様、ガイ様はユーシリア帝国で訳あって記憶を失っているのです」

ミチル「そうだったのかい?……それはなんと言えばいいか……」

ガイ「すまないな。どういう関係だったかはわからないが、改めてよろしく頼む。俺はガイだ」

ミチル「……知っているとも。私はミチル。クロシュヴァル号の船長をやっているよ」

ガイ「クロシュヴァル号……たしか、トコナツ火山島に行くとき乗った船だったと聞いている」

ミチル「ふふ……次の乗船はいつでも歓迎だ。君たちは結構楽しんでくれてたからね」

メルル「ほうほう……ガイ、っていうんだ。クロシュヴァル号の船長と知り合いなあたり、只者じゃなかったり?」ヒョコ

ガイ「メルル・マインドストーン……!」

メルル「メルルでいいよォ。一緒に魔導車に乗った仲でしょ?」

ガイ「正確には俺たちが乗せたんだがな」

メルル「まぁまぁ、細かいことは気にしな〜い」ポンポン

ミチル「おや……幽歩のメルルと会えるなんて、今日はツイてるな。折角だ、一杯奢るから話さないかい?」

メルル「えっ?いいの?それじゃあいただきます!」

ミチル「イーリンさんとガイさんも、よければ」

イーリン「私までよろしいのでしょうか?」

ガイ「俺は酒を飲めない」

ミチル「ははっ、全然構わないよ。お酒じゃなくても好きなのを頼んでくれ。こういうのはその場を一緒に楽しむのが大事だからね」

メルル「太っ腹だねェ」

何を話す?

安価下1〜2
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/01(木) 21:36:21.70 ID:/dqfhBkV0
メルルも魔族なのか?
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/01(木) 21:52:05.55 ID:vfhf5qCyO
ガイはモテるらしいという話
457 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 23:32:51.78 ID:IRcpCkYEO
ガイ「メルルはそんなに有名なのか?」

ミチル「ガイさんは知らないのかい?ソロ冒険者で名を挙げている有名所を聞けば、必ず名前が上がってくる程度には有名だよ」

イーリン「ガイ様はここへ来た際、暗黒館のことも知らない様子でしたから案外、世俗には疎いのかもしれません」クスッ

メルル「え〜?一体どんな秘境で暮らして来たのさ?もしかして、オノゴロの山奥だったり?」

ガイ「……その記憶もないんだ。だから、俺は今の自分を一から作り直してる途中だ」

メルル「ほぇ〜……じゃあ自分探しの途中でもあるって訳だ。人生の先輩として応援してるよ」ウンウン

ガイ「そういえば……なぜずっと帽子を被っているんだ?」

メルル「ああ、コレ?セイントレア王国の人達が蔓延っていたときの癖だよ……十年前は色々うるさかったからねェ」

ガイ「お前は魔族なのか?」

メルル「なんかその言い方、セイントレアの悪逆騎士達みたいで嫌だなァ……」

ガイ「気分を害したならすまない。俺は魔族に特別、差別意識は持っていない」

ミチル「今どきは差別意識を持っている人の方が珍しいからね。十年前だったら私もこんな風にここでお酒を飲めていなかったよ」

イーリン「私もです。セイントレア王国が滅びたことによる弊害もありますが……差別が廃れたのは思わぬ転機だったのかもしれません」

メルル「なんとも言い難いねェ。あ、私はオノゴロ出身の妖怪と人間のハーフだから、厳密には魔族とは違うよ?」

ガイ「妖、怪……?魔族とどう違うんだ?」

ミチル「大きな違いはないんじゃないかな?まオノゴロの周辺で見かける人間意外の種族は妖怪で、他の大陸にいるのは魔族ぐらいの認識で問題ないと思うよ。私たち人魚もオノゴロの海出身の子達は自分達のことを妖怪だと言っているしね」

ガイ「ミチルは人魚だったのか……ん?どうやってここまで?」

ミチル「人魚は魔法で人と同じような足になることもできるんだ。たまに人に化ける竜がいるだろう?あれみたいなものさ」

ガイ「なるほどな……」
458 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 23:35:03.50 ID:IRcpCkYEO
メルル「それよりィ……君って、目つきは悪いけどよく見たら結構イイ顔してるよねェ?」

ガイ「そうなのか?」

ミチル「おや、ナンパかい?ガイさんは手強いよ。最後に船で見たときはサーシャさんとリーゼリットさんと良い感じだからね」

メルル「おやおやァ?既に二人も手篭めに?」

ガイ「その記憶はないが誤解だ。イーリン、ユーシリアで一緒に過ごしたお前なら分かるだろう?何か言ってやってくれ」

イーリン「そうですね。一緒に過ご──」



下着イーリン『……ふふっ、びびってんの?』



イーリン「///」ボンッ!

ガイ「えっ」

ミチル「驚いたな。イーリンさんにも手を出していたのかい?これならアモちゃんやオーナーと関係を持っていても不思議じゃないね。なんだったらアトニスさんとだって──」

メルル「ワオ!遊び人だったんだ!こりゃ泣かせた女の子の数は多いんじゃないの〜?」

ガイ「……話が飛びすぎてる。俺はそんな大人数と関係を持っていない」

メルル「ってことは何人かには手を出してるんだ?」

ガイ「……酔ってるな」

ミチル「ははは!大分出来上がっているようだね。これはしばらく止まらないよ!」

メルル「ガイ君は、モテモテなんだねェ!!!」

イーリン「忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ」ゴクゴクゴク

ガイ(なんだこれ)

⭐︎4人で盛り上がりました。
459 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/01(木) 23:36:59.64 ID:IRcpCkYEO
本日はここまでです。あけましておめでとうございます。
次回はトゥルーエンドさんの手紙が届くところから始めたいと思います。よければ、お付き合いください。
今年もよろしくお願いします。
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/02(金) 10:05:14.04 ID:uGEN8WmOO
461 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 17:12:35.45 ID:1ZL2WCVtO
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋

ガイ(やれやれ、休憩のはずが余計に疲れてしまったな。今日はもう寝るか……)

コンコン

ガイ「……誰だ」ノソ

ガチャ

女性暗黒館幹部「あっ、夜分遅くに失礼しますぅ……ガイさん宛に、先ほどお手紙が届いたので渡しに来ましたぁ」スッ

手紙「」ポン!

ガイ「そうか。ありがとう」

女性暗黒館幹部「いえいえ、それでは失礼しますね」スタスタ

ガイ「……誰からだ?」ペラッ

ガイへ

何も言わずに帰るなんて、いい度胸をしてるわね。
腹が立つ。本当に。おかげでテラヌス・ウルスを探しまわったじゃない。無言で消えられると、寂しいのよ。

近況を報告するわ。テラヌス・ウルスは、あなた達の頑張りもあって今は元通り。むしろ遺跡の探索や観光に来る人が増えていて、この先もっと増える見込みよ。

ソーラのことも書いておく。あの子、魔王の分体だったらしいじゃない?魔王に詳しいクロ教授にも診てもらったけど、もう心配はいらないそうよ。このまま普通に暮らしていける。

ホレスはまだ治療に時間がかかる。大魔女帝国に移して、最善の手を尽くすわ。ついでに、私も大魔女帝国へ戻る。会いたくなったら、テラヌス・ウルスじゃなくて大魔女帝国に来なさい。場所、間違えないでね。

本当は私が直接ついて行きたかったのだけど、それができないのは分かって。あと、連絡だけは欠かさないで。生きてるって報告、それだけでいいから。

追伸
サーシャとテルならまだ許す。でも、それ以上は駄目。これ以上他の子に手を出したら、どこにいようとお仕置きに行くから。浮気するなら覚悟しなさい。できるものならね。

トゥルーエンドより
462 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 17:13:24.87 ID:1ZL2WCVtO
ガイ「……フッ……意外と情熱的だな、ルーは……」

ガイ(生きている報告、か。世界めくれを止めるまでは簡単には死なないつもりだが……それに、フローディアの残したもので俺は死にづらくなっているんだろう?)

ガイ(治りが早い。倒れにくい。限界を越えても戻ってこれる。だから、踏み込める。踏み込ませられる)

ガイ(……それは、誰のためだ?)

ガイ(俺が勝手に「自分は使っていい」と決めてるだけじゃないのか?使っていい。削っていい。壊れてもいい……そんなふうに考えた時点で、道具扱いと何が違う?)

ガイ(俺は、俺を道具して、その延長で他人も同じように扱ってないか?他のヤツは俺やフローディアと違って簡単に死ねる……違う。簡単じゃない。誰だって簡単に死ぬわけがない。なのに俺は、戦場の死を当然の前提に置いた)

ガイ(置けば計算できる。計算できれば勝てる。記憶を失う前の俺は、そこまで割り切れてたのか?)

ガイ(世界めくれを止める。暗黒館の使命。五つの光。翡翠の賽……これは俺が覚えていた目的であって、なぜそれを選んだかは思い出せない)

ガイ(記憶を失う前の俺は、何を思って……それでも止めようとした?)

ガイ(いや、考えるな……記憶のない俺でも、一つだけ分かることがある)

ガイ(世界めくれを止めない理由は、どこにもない。止める。理由が思い出せなくても、止める)

ガイ(そして、俺が道具に寄るならせめて、自分で気づけ。自分で止めろ。決して)

ガイ(……ルー。報告だけでいいって言ったな……なら、報告する)サラッ……

ガイ(──生きてる。まだ、俺は俺だ)

463 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 17:14:50.14 ID:1ZL2WCVtO
ーー暗黒館1F 酒場

ガイ「次の目的地だが、オノゴロと浮島のどちらかになる。もっとも、全員で空を飛ぶ手段が限られている現状ではほぼ一択のようなものだが」

サーシャ「……浮島は、また今度ってこと?」

アインズ「現実的にはそうなるな。私が運べる人数にも限りがある」

リーゼリット「じゃあ、オノゴロかぁ」

ガイ「ああ……並行して、道すがら空を飛ぶ手段もついでに探そう」

サーシャ「ついで、って……そんな簡単に見つかるの?」

ガイ「簡単に見つかるとは言ってない。だが、探さない理由もないだろう?」

リーゼリット「オノゴロ……もちろん、海路で行くんだよね?ってことは……」

サーシャ「え!?またあの船に乗れるの!?」

アインズ「む?」

ガイ「……ミチルに伝えておこう」

リーゼリット「やったね!アインズ、豪華客船って乗ったことある?」

アインズ「いや、そもそも船というのに乗ったことがなくてな」

サーシャ「なら驚くかも?船長もいい人だから、きっと気にいるよ!」

アインズ「ほう……それは楽しみだな。期待しておく」

ガイ「……出発は明後日にしよう。各々、準備をしておいてくれ」

⭐︎次の目的地がオノゴロ諸島に決まりました。
464 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 17:16:04.42 ID:1ZL2WCVtO
ーー暗黒館2F 幹部宿泊部屋

ガイ(さて、出発の準備は終わった……なにかやり残したことはないだろうか?)

ガイ(……オノゴロは以前、サーシャが言っていたな。ユーシリアのときと違って平和な雰囲気はあるが……実際行ってみたら火種が燻っていた、なんてことになれば洒落にならん)

ガイ(今回も人数を増やすか……?とにかく、動こう)

現在はウォーターポートです。
何をする?(自由安価終了後、オノゴロ諸島へ向けて出発します)
安価下1〜3

誰かに声をかける?(以下から1〜2名、指定してください)
安価下4

イーリン
アモ
アトニス
テル
メルル
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/04(日) 17:16:39.34 ID:Aw5pv3Y20
魔族国から重鎮がくるのでお出迎えする
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/04(日) 17:44:05.58 ID:+Qn6Y5d/o
負の属性使いと会った経験からリーゼが負の属性魔法に触れてみる
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/04(日) 17:47:22.35 ID:oaHr23XEO
テルを一抱き
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/04(日) 17:47:47.47 ID:om6WJuziO
メルルアモ
469 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 19:03:51.22 ID:LxqUkn18O
ーーウォーターポート 大通り

ワイワイガヤガヤ

ガイ「……ん?おい、リーゼ」

リーゼリット「?ああ、ガイか。こんなところで会うなんて珍しいね」

ガイ「そうだな……何をしている?」

リーゼリット「オノゴロに行く準備してんの。そういうガイは?」

ガイ「似たようなものだ……邪魔をしたな。明日にまた会おう」スタスタ

リーゼリット「ちょっと待って!今、暇?少し付き合ってよ」

ガイ「?……わかった」



ーーウォーターポート 港

カモメ「クゥー、クゥー」

ガイ「何をやるんだ?」

リーゼリット「実はこの前、テラヌス・ウルスでリーナちゃんとか、ユキさんの魔法を見たとき……その魔力が妙に落ち着く感じがして……私も練習しようと思うの」

ガイ「練習……そういえば、リーゼが魔法を使っているところを見たことがないな」

リーゼリット「私、千里眼魔法くらいしか使えないからね……」ズーン

ガイ「そう気にするな。魔法に匹敵するくらい、リーゼの銃の腕には助けられている。自分の武器を理解してる奴は強い……リーゼはその部類だ」

リーゼリット「ありがと……でも、やれることを増やしておきたいんだ。またフローディアが襲って来たら、手札が多い方がいいでしょ?」

ガイ「……それもそうだな。ここで見ているから、気楽にやってみろ」

リーゼリット「お願い。それじゃあ──」スッ

安価下1

闇、氷、乾、凪、虚の中から一つ選んでください

コンマ下2
氷の場合コンマ補正+20
虚属性の場合コンマ補正-30

01-50 イマイチ
51-90 いけた!
91-00 コレって……
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/04(日) 19:13:42.48 ID:JdcubvUl0
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/04(日) 19:17:44.35 ID:Kc+6w0PlO
完璧
472 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 23:53:17.46 ID:4nMlFlhuO
リーゼリット「!」
手のひらから噴出する闇「」ズオオ……

ガイ(この感覚は……闇属性、か?見たことがあるような、無いような……)

収束する闇「」シュウン……

リーゼリット「──ねえ、今のって……」

ガイ「紛れもなく魔法だな。ほんの一瞬だけだったが、闇属性の力を感じられた。見たところ、実用できるレベルではないが……今回初めて出来たのだろう?」

リーゼリット「うん……そっか、私……闇属性だったんだ」

ガイ「……自分のことを知れたなら、大きな前進だ。道中でも時間があれば、やってみるといい」

リーゼリット「そうするよ。そのときはガイも手伝ってよね?」

ガイ「もちろん構わない。その代わり、魔導拳銃の練習につきあってもらうぞ」

リーゼリット「うん、オッケー!それじゃあお互いに頑張ろ?ガイはヴィルトの名を名乗るにはまだ速いからね」

ガイ「……名乗る気はないが。なぜそんな話に?」

リーゼリット「私の一族は代々、技術の継承者はヴィルトの名を名乗ることが許されるの。魔導拳銃とはいえ、ガイは私から技術を教えてもらってるんだから、継承者みたいなものでしょ?」

ガイ「軽く言うな。お前の一族の名だろ……俺が名乗っていいものじゃない」

リーゼリット「……もう、私しか残ってないから。名前を継承してくれる人もこの先、現れないだろうし」

ガイ「ならなおさら、簡単に渡すな」

リーゼリット「簡単じゃないよ」

ガイ「技術の継承と、名の継承は別物だ。俺が受け取るのは技術だけでいい」

リーゼリット「いつならいいの」

ガイ「……どうしても、というなら全部が終わった後だ。世界めくれが止まって、お前がそれでも渡したいと思えたら」

リーゼリット「……そしたら?」

ガイ「その時は、ヴィルトを名乗らせてもらおう。お前が許すなら」

リーゼリット「……言った。約束ね!」

ガイ「ああ」

⭐︎リーゼリットの闇属性適性が判明しました。
473 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 23:54:42.81 ID:4nMlFlhuO
ーーウォーターポート 大通り

ザワザワ……

馬車「」カラカラ……
馬車を取り囲む兵の隊列「」ザッザッ

リーゼリット「わっ、何この人だかり……!?」

ガイ「……リーゼ、あの旗はどこの国のものだ?」スッ

魔族国の旗「」パタパタ……

リーゼリット「あれは魔族国の……!これだけの警備ってことは相当偉い人だよね?事前情報にも、ここに来るなんてことは入ってなかったし……」

ガイ「……緊急の要件だろう。暗黒館に向かってるなら、オーナー絡みかもしれん」

リーゼリット「あり得るかも……あっ、暗黒館の方に向かっていってない?」

ガイ「もしかしたら俺たちも呼ばれるかもしれないな。ついて行くぞ」



ーー暗黒館 入り口前

クー「連絡も寄越さず、わざわざ馬車で来るなんて……何をしにきたのよ?」

金髪ロングの幼女?「休暇よ。マリーとフレメアには悪いけど、しばらく羽を休めに来たってワケ」

クー「なんだ……てっきり世界めくれか、世界樹の光に関する緊急の要件があるのかと思ったじゃない」

金髪ロングの幼女?「私が自分の国の外に出るのがそんなに珍しい?むしろ、あなたは動き回り過ぎよ。もう少しどっしり構えたら?」

クー「じっとしてるのは私の趣味じゃないの。それにしても、その護衛……休暇のわりに物騒じゃない?」

金髪ロングの幼女?「マリーが馬車で行くならつけろってうるさくて──」

物陰に隠れるリーゼリット(えっ……あれって、フラナ・バイオレットじゃない!?)

物陰に隠れるガイ(誰だ?)

物陰に隠れるリーゼリット(ガイはフレメア・バイオレットにはあったことがあるんでしょう?その姉だよ……つまり、魔族国バイオレットの重鎮!)

物陰に隠れるガイ(なるほど……だが、どうも緊急の要件ではなさそうだな。素知らぬ顔をして戻ろう)

物陰に隠れるリーゼリット(そっか……それじゃあ、そっと……)

金髪ロングの幼女?→フラナ「あら、こんなところで内緒話?私も混ぜてちょうだい」ヒョコ

リーゼリット「うわあっ!?」

ガイ「!?」

クー「あら、ガイにリーゼじゃない……なんでそんな所にいるのよ?」

ガイ「……てっきり、緊急の要件と思ってな。呼ばれる可能性があると思って来た」

クー「そういうこと。聞いてたと思うけど、本当に観光しに来たみたいだからアンタたちも自由にしてていいわよ」

フラナ「なんだ。暗黒館の幹部だったの。隠れてたから刺客かと思ったじゃない?」

ガイ「……疑わせたなら悪かった。用件が観光なら、こちらも引く」

フラナ「謝る必要はないわ。警戒するのは、悪いことじゃないもの」

クー「じゃ、解散。アンタたち、次はオノゴロに行くんでしょ?準備はしたの?」

リーゼリット「はい、ある程度は……」

クー「そう。それならあとは休養してなさい。アンタたちは、暗黒館でも特に重要な立ち位置にいるんだから、倒れられたら困るのよ」

ガイ「……了解」

フラナ「さて……クー、この辺りで美味しい店を教えてちょうだい」

クー「ええ。オススメのところがある……味は保証するわ」

⭐︎フラナがウォーターポートに観光に来ました。
474 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 23:56:33.78 ID:4nMlFlhuO
ーー暗黒館1F 酒場

ワイワイガヤガヤ

ガイ(なんだか今日はいつも以上に賑わってるな……フラナが来ている影響か?)

アモ「ガイさ〜ん、この席空いてるよ〜」ヒラヒラ

ガイ「……ちょうどいいか」スタスタ

アモ「ちょうどいいって……何が?」

ガイ「アモ、俺たちは依頼でオノゴロへ行くんだが……一緒に来てくれないか?」

アモ「わたし……?」

ガイ「無理にとは言わない。もしかしたら、危険な目にあうかもしれない」

アモ「大丈夫だよ。わたし、これでもそれなりに場数を踏んできてるから。それより、約束、覚えててくれたの?」

ガイ「……いや。すまないが、それは覚えていない。何を約束した?」

アモ「そっか……忘れちゃってるんだもんね。大丈夫、たいしたことじゃないから。ガイ、よろしくね」ニコ

ガイ「ああ。よろしくな、アモ」

メルル「おやおやァ?今、オノゴロって言葉が聞こえたけど、もしかして……行っちゃうの?」ヒョコ

ガイ「メルル……そうだ、お前はオノゴロ出身だったよな?一緒に来てくれないか?」

メルル「私を雇うならお高くつくよ?」

ガイ「いくらだ」

メルル「えっ」

ガイ「なんだ、その反応は?」

メルル「いやァ……ちょっとした冗談だったんだけど……私、パーティは組まない主義だからさァ……」

ガイ「そうか……来てくれれば、戦力になると思ったんだが──」

メルル「と!十年前の私なら言うでしょう!君たち、のっぴきならない事情があるんでしょう?このメルルお姉さんが力を貸してあげちゃいます!」

ガイ「……いいのか?」

メルル「勿論!まだ、触手に助けてもらったお礼もしてないし……アモちゃんも、これからヨロシクねェ♪」

アモ「わぁ……よろしくお願いします。あのメルルさんと一緒に行動できるなんて、感激です」

メルル「にゃは!いや〜、もう!そんなこと言われたら奢りたくなっちゃうなァ〜!バーテンダーさん!アモちゃんに一杯!」

暗黒館バーテンダー「かしこまりました」シャカシャカ

⭐︎アモとメルルがオノゴロ諸島についてきてくれます。
475 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/04(日) 23:59:32.91 ID:4nMlFlhuO
本日はここまでです。
次回の更新は土曜日予定です。
また、水曜日にオノゴロ諸島に登場するキャラ募集も予定しております。

それでは、また。
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/05(月) 00:31:45.57 ID:pj+QNT3sO

浮気しないで済むやら
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/05(月) 01:17:42.72 ID:uJFrQug6o
おつ
自分が生きていた証を誰かに残せるのなら悔いはないってニュアンスだな…
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/05(月) 02:05:09.42 ID:qwa5pOtiO

本家と違ってこっちの主人公周りは湿度とか重さがすごいことになっとる
479 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/06(火) 21:43:18.81 ID:pjuWJdjaO
>>476
状況次第です。>>1の趣味や気分も多分に含まれる可能性が高いですが、よければお付き合いください。

>>477
リーゼリットさんは今でこそ仲間と行動を共にしていることが多いですが、それまでは天涯孤独で生きているだけの状態でした。ガイやサーシャたちと一緒に過ごすうちに先のことを考えられるようになったというべきか、なってしまったというべきか。そこから継承者発言が出てきたみたいです。

>>478
気がつけばこんなことになってしまいました。本家様の空気感や魅力を前提にしつつ、こちらではまた違った雰囲気を楽しんでいただければと思います。
480 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/06(火) 21:44:24.62 ID:pjuWJdjaO
少し速いのですが、現在から木曜日の0時までキャラ募集を行いたいと思います。オノゴロ諸島にいそうな人等をよければ、お願いします。
また、応募されたキャラは若干の設定変更等も行う可能性がありますのでご了承ください。

〈オノゴロ諸島〉
■概要
大陸から東の海域にある島国。代々続く姫巫女の血筋によって統治されていたが、十年前に制度が廃止されてからは朝廷により統治が行われており、朝廷の最高権力者である将軍リュウトウが実権を握り、国政を取り仕切っている。
大陸とは異なる独自の文化を発展させており、その独特の雰囲気から旅行者の間で密かに人気がある。忍術や妖術といったこの地域特有の魔法(?)もあり、これの習得や研究を目当てに訪れる者もいる。
また、他の地域ではあまり見られない〝妖怪〟という種族が存在する。
■産業
温泉、忍術、妖術、鉄鋼業(特に刀鍛冶)が盛ん。
刀剣の品質は世界最高水準と言われており、それを求めてここを訪れる剣客も少なくない。
オノゴロ本島の中心に聳える霊峰の麓にはトウゲン温泉と呼ばれる温泉街があり、人気のある観光地の一つとなっている。なお北大陸のトウゲン帝国とは特に関係ない。
■情勢
魔導機械等の外来文化の流入が顕著であり、諸外国の人員が往来することで、都市部を中心に急速な近代化と経済活性が進行している。
また、軍備の見直しにより刀や妖術を主要としたものから銃や魔導兵器を利用した編制へ移行しつつあり、侍や忍といった存在は刀を中心とした時代の終わりとともに、社会的な立ち位置と役割を揺さぶられている。

テンプレは以下のものをよろしくお願いします。

【名前】
【種族】
【性別】
【年齢】
【容姿】
【性格】
【魔法】(主に使う魔法や得意属性など)
【備考】(来歴や嗜好、その他特徴や長所短所などなんでも)
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/06(火) 21:59:05.36 ID:LvpEZsgQ0
【名前】イブキ・カミシミズ
【種族】鬼
【性別】女
【年齢】不明
【容姿】白髪ロングの美女。頭に角が2本生えており、青の着物を着ている。
【性格】普段は冷静だが怒ったり酒を飲むと気性が荒くなる。
【魔法】重力魔法(相手や自分を浮かせたり押しつぶしたりできる)・治癒魔法の使い手。またかなりの怪力で体も頑丈。
【備考】オノゴロで寺子屋の先生をしつつ町の用心棒をしている。カグヤの師でもあり、モーリィが頭が上がらない数少ない相手でもある。国の発展には興味津々だが何かあれば立ち向かう覚悟も秘めている。
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/06(火) 23:59:36.35 ID:dq+sdpRvo
【名前】スチールシャフト・ゴールドマン
【種族】堕天使
【性別】男
【年齢】655
【容姿】とても柔和で優しそうな男
【性格】外道でお金大好き。金にならないことはしない主義。
【魔法】鉄を産み出し操る魔法
【備考】
オノゴロの急速な近代化は当然外部勢力なしには不可能であったが、同時にオノゴロの様々な権益に外国人が干渉することでもあった。彼はオノゴロの高品質な鉄に目を付け、工場を建てることで上級魔導兵器を量産することに成功する。これを朝廷や外国の兵器商会に売り付けることで儲けているが、安く労働力を買い叩き、工場によって環境を汚し、オノゴロ中から反感を買っているがそんなことより金儲けだ。金より大事なものは自分の命以外に存在しない思想。
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 01:06:59.44 ID:9YW4JAio0
【名前】ビャクヤ・イカルガ(斑鳩 白夜)
【種族】人間
【性別】男
【年齢】28
【容姿】白髪で長髪。背が高い。刀を持っている。いつも笑顔。
【性格】表だとおおらかで優しく頼りがいがある。裏だと冷徹で手段を選ばない性格。
【魔法】虚魔法
【備考】表ではオノゴロ諸島の朝廷の側近だが裏ではもう一つはデロデロ教の新しい派閥の幹部を勤めている。幼い頃、父親が朝廷の関係者を暗殺したという無実の罪で投獄されさらにビャクヤ含む家族は地位を剥奪されさらに多くの民から迫害されてしまう。結果的にビャクヤ以外の家族は亡くなってしまった過去がある。現在は自分の父親を暗殺の濡れ衣を着せた朝廷関係者や誰一人無罪の事を信じてくれずなおかつ誰も手を差しのべず迫害してきた国の民に対して強い恨みを持っている。それと同時にデロデロ教から元々扱えていた虚魔法や剣術からスカウトされ幹部にまで上りつめた。そして身分を隠して自力で朝廷の側近にまで上がっている。デロデロ教からの依頼とはいえ世界樹の光を手にいれて、さらにその力で自分が朝廷になり一から国を変えようと計画している。苗字を隠している為、色んな人達から「ビャクヤ」と呼ばれている。剣術の腕はリュウトウ以上に強い。虚魔法も理解しており上手く扱えている。
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 12:28:02.64 ID:0SMHfEJuO
【名前】ミソラ=ウタノ
【種族】人と烏天狗のハーフ
【性別】女
【年齢】23歳
【容姿】ピンク髪の女性で背中にカラスの羽が生えている。
【性格】穏やかで優しい性格だがツケ払いには厳しい。
【魔法】風·炎魔法と音魔法(自分の歌を聞いた者を操ったり眠らせたりできる)が使える。
【備考】オノゴロで食堂を営む女性。ユキや道具屋姉妹とは幼馴染。料理の腕は絶品で昔はウォーターポートの料理屋で修行しており、実はイーリンに酒を覚えさせた張本人。最近の近代化によりガラの悪い客が増えてきてるのが悩み。
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 16:34:50.44 ID:sX8gjNKKo
【名前】フェルメール・ド・ロスチャイルド
【種族】人間
【性別】女
【年齢】23
【容姿】長めの金髪をたなびかせた美しいお姫様。オノゴロに似つかわしくないセイントレアドレスを着る。
【性格】我が儘、傲慢、強欲だが丁寧口調。
【魔法】記憶操作
【備考】デロデロ教最高幹部の一人。デロデロ番号一桁の古参。ネオデロデロ教や邪神教と揶揄されるデロデロ教の新興派閥に所属する。オノゴロに進んだ思想や技術、製品を伝授するべく最前線で布教する。弱者には本当に優しくオノゴロでも人気があるが、所詮外国勢力と忌み嫌う者も多い。長いこといるのでオノゴロ料理が上手になった。
実は今でも心はクロシュヴィア教徒。クロシュヴィアの思想はついぞ理解できていないが、それでも今のデロデロ教がクロシュヴィアの教えから大きく外れていることは理解できる。そのため、表では導師として活動しつつ裏では間違ったデロデロ教の解体に動いており、こんな風にした黒幕を探している。旧派閥の幹部でありながら新興派閥の幹部として偽るために魔翌力の大部分を注いでいる。
ロスチャイルド?興味ないですね。
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 17:35:30.20 ID:oWOfRN7Ao
【名前】グレイグ・ストーム・マークス
【種族】牛の獣人 【性別】男性 【年齢】52
【容姿】オールバックの黒い短髪と紅い瞳を持つ褐色肌で筋骨隆々な強面大男。頭の両横から大角がL字型に生え、耳は牛と同じ形をしている。黒のインナーシャツと長ズボン姿にサングラスを掛けており、仕事中は東洋龍の刺繍が施された黒地に赤の厚手のコートを羽織る。身長268cm。
【性格】属性は混沌・中立。豪快にして爽快。荒っぽく欲に正直でタダ酒に弱いが、信義を貫き面倒見が良く細かな気配りも欠かさない立派なカシラ。多少丸くなった今では基本的に寛大だが、盗賊時代の情け容赦の無さも未だ健在。怒らせてはならない。
【魔法】強力な風属性を扱う。徒手や武器での攻撃と併用され、風が攻撃の威力・速度・範囲を大幅に拡大して後隙をカバーする。精密な操作が求められる風属性を巧みに使いこなし、竜巻の如き暴風を振り撒いて戦う。
【備考】ユーシリア帝国とテラヌス・ウルスの件を鑑みてオーナーが用意した助っ人。暗黒館幹部最古参の一人。任侠バイソン。
元は逸れ者を束ねる盗賊団の長。当時の名は"狂飆のグレイグ"。近隣の村々と"外敵を排除する代わりに必要な物を融通してもらう"という共生関係を築いて暮らしていたが、世界めくれによる環境変化で村共々飢饉に陥っていた所をオーナーに(成り行きで)助けてもらう。その大恩を返すべく、付いてきた子分達と共に暗黒館に参加した。近頃は後輩幹部(特にガイ達)の活躍が目覚ましく上機嫌な様子。
得物は全長約3mの長大な両刃ハルバード。戦闘能力は幹部内上位で、全てを打ち壊し吹き飛ばす重戦車スタイル。性格や戦法から脳筋と思われがちだが、元団長らしく頭が回る方で洞察力や対応力にも優れる。
好き:オーナー(尊敬する人物)、オノゴロ文化、肉と酒
苦手:節制節約、子供(怖がられる)、空腹
夢:明日笑って美味い飯を食べる事
大嫌い:筋を通さない奴
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 19:32:26.03 ID:xENpam3Ao
【名前】無銘(教団兵器シリアルNo.Z)
【種族】呪術スライム
【性別】女
【年齢】22
【容姿】左半身に大きな呪いのアザが広がる金髪娘。しかし何にでもなれるので見た目は自在。
【性格】卑屈で怖がりなのでどんな性格でも演じるよ。愛されたがり。今は空元気陽気キャラ。
【魔法】反映魔法
姿形、性格を変幻自在に変化させる。
翼を生やしたり、腕を槍のようにしたりできるが、本人は無機物になることが得意だし好き安心する。
【備考】
カリスノーランドが主幹を務めていた魔王再現計画の被験者であり、大した再現を得られず無能のそしりを受け、愛されず、打ち捨てられた。部分魔王化の跡が今でも呪いとして半身に残り苦痛を生み続けている。
誰かから認められたい愛されたいと世界を放浪し、いつしかデロデロ教に拾われた。名前を捨てさせられ、見た目も変えて、卑屈な性格が不愉快なら陽気な性格をインストールし、何でもするから愛して欲しい。道具扱いでいいから誰か私を必要として欲しいと健気で憐れな娘だった。他人の呪詛や呪念を拾いエネルギーとする性質を有しており、銀狐の呪いの残滓、姫巫女の呪いの残滓、オノゴロの混乱により起こる民の感情、星の光の残滓何もかも吸収させて新たな世界めくれをオノゴロで起こそうと教団が企んでいる。良かったね世界を滅ぼす道具として必要とされているよ。
10年前記憶をなくす前のガイと出逢い、その頃のわずかな恋心を頼りに、また逢おうという言葉を慰めに、過酷な実験に耐え忍び、孤独な放浪も続けることができた。しかし、待てど暮らせどガイは逢いに来てなんてくれなかった。
捨てた名前はロヴィア・ビターエンド。甘い終わりはどこにもなかった。
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 23:00:25.41 ID:cKfkxhYgO
【名前】トモスケ(友助)
【種族】狐の獣人
【性別】男
【年齢】16
【容姿】茶髪で狐耳と尻尾がある。童顔で幼い雰囲気がある。背は低いほう。
【性格】明るく頑張り屋。
【魔法】水
【備考】温泉宿で働いている狐の獣人。前は普通の狐でハツヒ達がいる山でたくさんの狐たちと一緒に暮らしいた。アウルから変化の術を教えてもらい結果的に人の姿を手に入れた。その時に「トモスケ」と言う名前もつけてくれた(意味はどんな時でも"友"達を"助"ける事が出来るような存在になって欲しいと思って付けたそうです)。魔法もアウルから教えてもらい水魔法を扱える事が出来る。いつか朝廷にいるリュウトウのもとで働きたいと思っており武力を頑張っている(実際リュウトウ本人にもその事は伝えている)。今は人間社会を学ぶために温泉宿で働いている。週に2回はハツヒ達のいる森に帰っている。道場で薙刀を習っている。戦闘では薙刀と水魔法で戦っている。
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 23:32:18.66 ID:9YW4JAio0
>>483を安価した者ですが少しだけ変更
「さらにその力で自分が朝廷になり一から国を変えようと計画している」→「さらにその力で自分が朝廷のトップ(最高権力者)になり一から国を変えようと計画している」
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 23:36:07.77 ID:oq5WArVRO
【名前】キキョウ
【種族】人間
【性別】女
【年齢】22
【容姿】すっごい美人
【性格】頭は良いがめんどくさがりの傾向あり
【魔法】時間魔法
【備考】
リュウトウやイクセの友人かつ太政大臣を勤める朝廷のNo.2。一見平和に見えるオノゴロであるが、デロデロした変な教えが広まるわ近代化が急速すぎて民がついていけてないわ反朝廷勢力がまた現れるわ外国が勢力広げるわジワジワと崩壊が迫ってきており、常にゲロ吐きそうになっている苦労人。休みたい。外国の文化技術人材を受け入れた張本人であり、良かれと思ったが裏目に出た責任を強く痛感している。
清濁併せ呑むタイプの政治家であり、理想論だけではなく汚い手段も使える。アウルを牢から解放し手駒として都合良く利用している。裏切ったら爆発する首輪付きで。
麻雀タバコ酒スルメが好きな中身ほぼおっさん。はいダメ〜この国終わりー。と部屋に帰ると酒飲みながら大体ぼやいている。酒は必需品。
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 23:59:30.06 ID:efSgtY890
【名前】ラルフ・ハーヴィー
【種族】コボルド
【性別】男
【年齢】33
【容姿】ドーベルマン顔のコボルド。身長230cm
【性格】しばしばジョークや軽口をたたき、常に余裕ある態度を崩さない。
【魔法】咆哮魔法(遠吠えに麻痺や睡眠、混乱や沈静化などの精神干渉、魔法解除を付与する。衝撃波として放つことも可能)
【備考】歴戦の傭兵であり冒険者。基本的に雇い主を選ばず、いかなる主義主張、種族であっても雇われるが、非道を嫌い、民間人や非戦闘員には刃を向けない主義。雇い主が意に反する依頼をした場合には借金してても違約金を払い、契約を破棄するなど色々な意味で筋の通った男。
駆け出しの冒険者だった頃のガイの先輩でもあり、彼の精神的な危うさを危惧しつつもふとしたことで別れ、それきりになってしまったが、現在になってガイの名声を耳にし、彼を助けるため敢えてデロデロ教の傭兵となる。
492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 23:59:46.36 ID:Ji5chm4GO
【名前】リハン・モノノベ
【種族】ぬらりひょん
【性別】女
【年齢】1500
【容姿】複数枚の男用の和服をマントのように重ね着したイケメン美人。キセルを愛用する。
【性格】親分肌で面倒見が良い。
【魔法】どこにでもいるし、どこにでもいなくなる妖術を使う。存在あやふや魔法。呼べばすぐ現れる。
【備考】
外国からやってきた新しいものによって駆逐されつつ侍、忍者、妖怪全てに手を差しのべるべく反朝廷勢力を復活させた。アウルの時のような暴力革命ではなく、帝国議会の設置による穏和なオノゴロ改革を主張する。友人であるハツヒと同じで結構新しいもの好きで最近ヘリなるものを購入した。でも旧きものたちを助ける立場的に新しいもの好きは自重している。
朝廷、反朝廷、デロデロ、外国、民草全てを助けたい。
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/07(水) 23:59:55.98 ID:VhFOi0HD0
【名前】ホロウ
【種族】スライム
【性別】なし
【年齢】12
【容姿】薄灰色のスライム。人型に擬態する際は、薄灰色の髪の幼子のような姿になる
【性格】物静か。寂しがり
【魔法】虚魔法
【備考】デロデロ教の新しい派閥に所属するスライム。光の残滓捜索を命じられ、現在はオノゴロで活動している
元々はカリスに造られたスライムの一体。カリスの隠された施設の一つで生まれ、物心付く前から過酷な実験と戦闘訓練を繰り返された。あまり良い思い出はないが、カリスに付けられたホロウという名前はそのまま使用し続けている
カリスの消滅後、施設から逃げ出して宛もなく彷徨っていたところをリーナと出会った。自分と同じ孤独な少女だったが、自分よりも苦しんでいるように見えて、ホロウは一緒にいてあげたいと思った。そうすれば彼女が孤独の寂しさで苦しまずに済むからだ。自分自身も孤独を恐れていたことに気付いたのは、それから何年も後のことだった
リーナと出会って共に過ごしていくうちに、二人は強い信頼で結びつき、世界めくれの成就こそが何者も苦しむことのない真の正しい世界であるという考えを持つようになる。そうして共にデロデロ教の新派閥に加入し、世界めくれを目指して活動を始めた
しかしデロデロ教の新派閥に加入していくらか経った頃、オノゴロで残滓捜索の任に就いていたホロウのもとにリーナの訃報が届く。ホロウは著しく動揺して意識を失った。悲しみ、苦しみ、怒り、恐怖、寂しさ……そのどれでもあり、どれとも言い難い爆発的な感情が、しばらくホロウの心象を激しく反響し続けた
ホロウは思う。普通に死んだリーナは、星の内側を巡った後、再びこの地上に生まれて苦しむことになってしまう。そんなことなら、自分の虚魔法で一足先に完全消滅させてあげれば良かった。そうするべきだった。でもできなかった。そうしたら、自分がまた独りぼっちになってしまうから。寂しさも、孤独の暗闇も、嫌だった。でもそんな我儘な感情のせいで、リーナは来世まで苦しむ羽目になった……
しばらくして意識を取り戻したホロウは、一つの決意をした。リーナを形作っていた命が再びこの世に芽吹いてしまう前に、世界めくれを必ず成就させる。そしてその前に、リーナを殺した者を同じ目に遭わせなければならない
大好きなリーナを殺した者は、絶対に許さない
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/08(木) 00:10:37.67 ID:2oX/ds000
すみません、>>491の記入者ですが以下の文が抜けていました。

斧と盾が主武装だが俊敏な身のこなしと鋭い爪や牙から繰り出す格闘戦も得意。またコボルド特有の鋭敏な聴覚や嗅覚を生かした偵察行動やそれに基づく罠の設置、身の回りのあらゆる物を武器として使用するなどいかにも傭兵らしい手段を選ばない戦法もとり、その戦闘ロジックはどこかガイと似通ったものがある。
495 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/08(木) 00:11:38.01 ID:qEH/zgvDO
皆様、素敵な案をこんなに沢山ありがとうございます。
>>1が想定していた状況よりオノゴロも大変なことになりそうな予感がします。(まだ最後の舞台ではない筈なのですが)
とりあえず頑張りたいと思います。よければお付き合いください。次回は土曜日更新予定です。
それでは、また。
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 08:21:11.94 ID:YLAbABaH0

全体にキャラをみて確かにオノゴロ諸島は大変な感じになりそうだけどオノゴロ諸島編がどんな風な話しになるか楽しみです。
497 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 16:55:20.39 ID:PsXbA/1+O
>>496
進めてみないと何とも言えません。少し殺伐とするかもしれませんし、しないかもしれません。いただいた案は十年前に関連する設定が多いのでそれらをうまく絡ませられれば、と思います。
498 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 16:55:46.44 ID:PsXbA/1+O
ガイ(アモとメルルは部屋へ帰った。今回の旅の準備をしてくれている。唐突に誘って申し訳ないが、すぐに対応してくれるのは有難い……俺も明日に備えて寝るとするか)

テル「お〜い、ガイく〜ん」ヒラヒラ
大量の空きグラス「」カラン……

ガイ「テル。またずいぶんと飲んでいるな」

テル「そりゃあ、あんなことを経験したあとだもん。生きてることに感謝して飲みたくもなるでしょ?」

ガイ「……テラヌス・ウルスでは世話になった」

テル「いいよ、気にしないで。それより、もう次の場所に行っちゃうの?」

ガイ「ああ。世界めくれはいつ始まってもおかしくない。時間がどれだけ残されているかもわからない……手段がわかっているなら、早めに解決するべきだろう」

ガイ「テルも来るか?」

テル「誘ってくれて嬉しいけど、今回はパス。あ、ガイ君たちと一緒に行くのが嫌なわけじゃ無くて、こっちで調べたいことがあってね」

ガイ「……そうか」

テル「寂しい?」

ガイ「寂しくないといえば、嘘になる」

テル「熱い夜を一緒に過ごしたし?」

ガイ「……」

テル「ごめんごめん……ねね、ガイ君。ちょっとこっち来て」チョイチョイ

ガイ「……なんだ」

テル「えいっ♪」ギュッ
抱きしめられるガイ「むぐっ」

テル「う〜ん……スライムや触手とは違った感覚。ガイ君でしか味わえないね」ナデナデ

ガイ「離してくれ」

テル「ふふっ……嫌なら無理やり引き剥がしたりすればいいのに。どうしてそうしないの?」

ガイ「……怪我をさせるかもしれない」

テル「ガイ君。そんなに優しいと、そのうち誰かに騙されちゃうよ?」

ガイ「……」

テル「──ちょっとだけ、聞いて。記憶を無くす前の君のこと……ほんの少ししか会ったことはないけど、今の君と大きくは変わってない気がする。けど、今のガイ君は世界めくれをどうにかしようとすることの為なら何だってしてしまう……自分も他人も顧みずに、結果だけを求めちゃうような……」

ガイ「何が言いたい」

テル「世界を救うのは重要なことだけど……それで君が犠牲を当たり前のことみたいに扱うのは、嫌」

テル「だから、君は君自身も周りのことも……もっと大切にしてあげて。記憶が無くても、君は君。紛れもなくガイ君なんだからさ」ギュッ……

ガイ「俺、は……」

テル「大丈夫……みんなが一緒だから、君が道を間違えることはないよ。だから……頑張ってね?」

ガイ「……ああ」ギュッ

テル「……それじゃ、これでまたしばらくお別れ!もし覚えてたらオノゴロのお酒を買ってきてくれない?けっこう美味しいんだよね、独特な味わいでさ」

ガイ「……わかった。楽しみにしておいてくれ」

テル「うんうん。それと、サーシャちゃんたちに心配かけちゃダメだからね?お姉さんとの約束!気をつけていってらっしゃい!」

ガイ「ああ。テルもな」

⭐︎テルと話しました。
499 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 16:56:23.94 ID:PsXbA/1+O
幕間
ーーデロデロ都市ミュージア

十字瞳孔のフード女性「リーナの抜けた穴は大きいですね……導師リュアンは見つかりましたか?」

デロデロ信徒「申し訳ありません。皆、光魔法にやられて行方も聞き出せず……逃げられました」

十字瞳孔のフード女性「そうですか。ですが、この地から追い出せたのは大きな前進です。我々がデロデロ教の実権を得たと言っても過言ではないでしょう」

デロデロ信徒「もう一件、報告が。テラヌス・ウルスへ光の残滓及び魔王の探索に向かった者の大半が行方不明か、死体となって発見されています」

十字瞳孔のフード女性「……絶望の魔王にやられたわけではなさそうですね。何者かが我々の動きに勘づいているのかもしれません。引き続き光の捜索を続け、敵の正体も調べましょう」

デロデロ信徒「では、そのように……それと、これより我々の名を定める必要があるかと。各地の信徒や協力者への通達にも使えます」

十字瞳孔のフード女性「名前……そうですね、ネオデロデロ教、とでもしましょうか。それに付随して私も名を変えます」

デロデロ信徒「……どうお呼びすれば?」

十字瞳孔のフード女性→聖女「……では、十年前に出会った方の名前をお借りして聖女と名乗ります。関係者に伝達を」

500 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 16:56:52.12 ID:PsXbA/1+O
ーーウォーターポート 港

メルル「ありゃ?出遅れちゃった?」

ガイ「いや、時間通りだ……これで全員揃ったな」

サーシャ「うん!……流石に、今回は魔王と戦うようなことにはならないよね?」

リーゼリット「そう何回も魔王と戦いたくないけどね」

アインズ「魔王じゃない別の脅威があるかもしれないがな」

リーゼリット「ちょっとアインズ!やめてよ!」

アインズ「ふふっ、すまない。冗談だ」

アモ「でも、ガイたちは二つも国を救ってるんだし、並大抵のことはどうにかしそうだよね」

ガイ「……及ばないこともある。可能な限り、手は尽くすが」

アモ「……無理はしちゃダメだよ?」

ガイ「するつもりはない。無論、させるつもりもな」

メルル「おー、カッコいいセリフ!それじゃあ準備もできたことだし、我が故郷へ行きましょう皆様方!」

サーシャ「よろしくお願いします、メルルさん!」

クロシュヴァル号「」ボーッ

オノゴロ諸島へ2日間かけて向かいます。
(1日目)
このレスのコンマが80以下で嵐が起きます。

航海中何をする?または何が起きた?
安価下1~3
※船内にはプール、温泉、カジノ、図書館、レストラン等があります。参考までに。
自由安価でありそうな場所を安価してもらっても大丈夫です。
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 16:59:41.89 ID:U8taKK2h0
ミチルとプールで競争するガイ
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 17:04:13.26 ID:CVGN01WDO
アモ、メルルと模擬戦
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 17:06:14.43 ID:cPZ4eG2D0
時間魔法の特訓
504 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 19:42:26.72 ID:JZLMHek0O
ーークロシュヴァル号 甲板

プールを見つめるサーシャ「……」

ガイ「……サーシャ、プールに入りたければ入ってきてもいいんだぞ」

サーシャ「あっ……ううん。そうじゃなくて……ガイとパーティを組んで初めての依頼で一緒に遊んだときのことを思い出してたの」

ガイ「……そうだったか。すまない」

サーシャ「謝らないでいいよ。思い出はまたこれから沢山作れるから、ね?」

ガイ「……」

ミチル「お二人さん、そんな暗い顔をしてどうしたんだい?」ヌッ

サーシャ「わっ、ミチルさん!?」

ガイ「……船長か。とくになにもない。航海は順調か?」

ミチル「今のところは!……ただ、怪しい雲が見えるから今回も嵐に突っ込むことになるかもしれないかな」

サーシャ「えっ、今回"も"?」

ミチル「君たちが初めてこの船に乗ったときは快晴だったけど……実は私の航海は高い確率で嵐に巻き込まれてしまうんだよね……」

ガイ「……呪われているんじゃないのか?」

ミチル「あはは、そうだったらよかったんだけど……」

サーシャ「ま、まあでもクロシュヴァル号では一度も悪い噂を聞いたことはありませんし、ミチルさんは全ての航海を成功させてますもんね!嵐が起きてもミチルさんが船長なら、きっと大丈夫です!」

ミチル「サーシャさん……そうだ!そうだとも!嵐が来ようが海が荒れようが、この船は必ず目的地まで届けるよ!」

ガイ「フッ……頼もしい限りだな」

ミチル「あっ、そうそう。お客さん方、もしプールに入りたければ今のうちに楽しんでよ!もうしばらくしたら嵐で甲板には立てなくなっちゃうだろうし……今なら船長直伝で泳ぎ方のレクチャーもしてあげよう!」

サーシャ「人魚直伝の……」

ガイ「泳ぎ方のレクチャー?」



水着サーシャ「トコナツ以来だなー……水着を着るの」グッグッ……

水着ガイ(……ルーと比べると全体的に筋肉がついているな。無駄のない、見惚れるような……何を考えている!ルーに釘を刺されたばかりだろう!)

サーシャ「ガイ……私、何か変だった……?///」

ガイ「……い、いや。変じゃない」

サーシャ「ほんと?じゃあ、なんで目そらしたの……?」

ガイ「見ていたら……気が散る」

サーシャ「……気が散るって、泳ぎ方のレクチャーだよ?」ジトッ

ガイ「うぐ……まあ、それはそうなんだが……」

ミチル「はいはい、ご馳走さん。それじゃあ初めていくよ!」



ガイ「……本当に俺は泳げていたのか?」

サーシャ「うん……それにしても、ふふっ……まさか泳ぎ方も忘れてるなんて……なんだか可笑しいね」

ミチル「たしかに、以前みたときはもっと自在に泳いでいたよね」

ガイ「……記憶を取り戻したくなってきた」

サーシャ「ふふっ……今のガイのままでも私はいいと思うよ?」

ガイ「どういう意味だ、それは」

⭐︎ミチルとプールで泳ぎました。
505 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 19:42:54.12 ID:JZLMHek0O
ーークロシュヴァル号 客室

ゴロゴロ……

メルル「あちゃー……やっぱり八割の確率で嵐に巻き込まれる噂は本当だったか……」

アモ「クロシュヴァル号に乗るときは晴れてる方が珍しいですから」

リーゼリット「外のプールも港で停泊してるときくらいしか使われてないしね」

アインズ「見たところ船の中は様々な設備があるようだな……レストランに興味が惹かれるな。リーゼ、案内してくれないか?」

リーゼリット「もちろん。オススメ教えてあげる!二人はどうする?」

メルル「うーん……甲板でボーッとしようと思ってたけどこの天気じゃ外には出れないしなァ……」

アモ「私もお腹空いてないから今はいいかな?そうだ、メルルさん。時間あるなら、軽く手合わせしません? 甲板は無理でも、船内なら空いてる場所ありそうですし」

メルル「お!いいね!私が幽歩と呼ばれる所以をご覧にいれて差し上げましょう!」

リーゼリット「模擬戦……それなら、ちょうど良い場所が──」



ーークロシュヴァル号 訓練室

メルル「流石、豪華客船……ヘンテコな部屋もあるんだねェ」

リーゼリット「利用するお客さんの要望で作られた部屋らしいですよ。意外と人気なんだとか」

アインズ「ふむ……結界が張ってあるな。衝撃を吸って、怪我をしにくくしている。余程のことをしない限りは周囲に影響も与えないだろうな」

メルル「それじゃあ……アモちゃん、準備はいい?」

アモ「はい……!よろしくお願いします!」

コンマ下1
偶数でメルル、奇数でアモの勝利
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 19:50:14.32 ID:wwxQUSbio
507 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 22:02:34.75 ID:L+SuXijfO
メルル「」スゥ─

透明「」スゥゥ──

アインズ「消えた!?」

リーゼリット「あれが幽歩……噂通り、存在そのものが消えたみたいに見える!」

アモ「すごい……!」
透明「驚いてる場合じゃないよォ〜?ほらほら〜」ペチペチ

アモ「嘘……もうここまで近づかれてたの!?」バッ

透明「「「今のはほんのちょっとした挨拶……まだアモちゃんの技術を見れてないから特別にノーカンにしてあげよう♪」」」

アインズ「四方八方から声がする……魔法か?」

透明「「「忍術だよ。分身の術っていって結構疲れるけど……それなりに便利なんだよねェ」」」

アインズ「ふむ……名が知れているだけのことはあるな。今は心底、味方にいてよかったと思う」

透明「「「やは〜、お褒めに預かり光栄です!さ、アモちゃん。次はどうする?」」」

目を閉じて両手を合わせるアモ「……見えない相手に私ができるのは、これくらいかな」スッ

透明「おや?何を──!?」フラッ

透明「うぐぐ……頭が、割れるみたいに痛い……これ、まるでサキュバスが使うみたいな……」

リーゼリット「サキュバス……そうか、アモってたしか──」

アインズ「淫魔か……なるほど、納得だな。だが相手は歴戦の猛者だ。心属性の魔法を使う相手の対策も用意しているだろう……さて、どう出る?」

メルル「うぅ……一度エルダーサキュバスと揉めたときに痛い目を見たんだけど……そのとき学んだんだよねェ」

アモ「出てきた──これなら!」ジッ

額の目を開くメルル「私も種族の力を存分に使わせてもらうよ!」ジッ……

アモ「!?」ピタッ

メルル「動けないでしょ?メデューサとかと似た視線の呪いみたいなやつだよ……最も、私のやつは石にしたりとかはできないし、お互いに認識しなきゃ効かないんだけど」スタスタ

アモの肩を叩くメルル「はい、私の勝ち♪」ポンポン

アモ「負けちゃった……」

リーゼリット「ううん……アモはよくやったと思うよ」

メルル「そうそう。私が目を開くのがもう少し遅かったらアモちゃんの魔法で私は催眠状態にかかって好き放題されちゃってたよォ」

アインズ「そこは経験の差が出たな。だがアモ、お前の一手は正しい。惜しかったな」

メルル「これならその辺の輩程度は全然怖くないね!今のオノゴロは変なのが沢山いるから安心だよォ」

アモ「まあ、そういうことなら……ありがとうございました、メルルさん」ペコリ

メルル「全然!時間があったらまた色々見てあげる!」

⭐︎メルルに敗北しました。
508 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 22:03:04.75 ID:L+SuXijfO
ガイ(嵐が来たから中に来たが……暇だな)

ガイ(いや……ちょうどいい。時間魔法を練習しよう。俺はまだ完璧ではないし、ソールほど時間の檻を使いこなしている訳でもない……)

ガイ(……今の俺ができるのは、自分自身の時間を"進めて"速く動くこと、それから自分以外の時間を"止める"時間の檻……)

ガイ(巻き戻しは試したことがないが……ルーから教わっていない。彼女が知らないなら、それ相応の理由がある筈だ……試すのは辞めておこう)

ガイ(そうだ……自分自身ではなく、対象物の時間を操ってみるか。時間の檻は三拍しか持たないが、止める対象が少ない分長く持つ筈だ……)

ガイ「……」スッ
スライムが描かれたメダル「」ポン

ピーン……

空中で止まるメダル「」ピタッ

ガイ「……思った通り、意外と消耗しないな」

ガイ「だが、今のところ有効な使い方が思いつかないな……手品のネタくらいにはなるか?」パシッ

⭐︎時間魔法を練習しました。
509 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 22:03:37.39 ID:L+SuXijfO
ーークロシュヴァル号 レストラン

大盛りオムライス「」ドン!

アインズ「おお……これは食べ応えがありそうだな」キラキラ

サーシャ「すごく美味しいんだよ、ここのオムライス!」

リーゼリット(既にすごい量だけど、サーシャとアインズは三皿は軽く食べるんだよね……一体どこにそれだけ入るんだろう……)

アモ「暗黒館の人なら無料で食べれるからお得だよねぇ……」モグモグ

メルル「私もご馳走になって申し訳ないねェ……でも豪華客船なんて中々乗らないからさ、こういう時くらいは遠慮なく味わい尽くさせてもらうよ」

ガイ「……いつでも乗れるくらいの余裕はあるんじゃないのか?」

メルル「またまたご冗談を!どれだけ有名でもこの船に乗ったら高額依頼の報酬金なんて全部無くなっちゃうよ?」

リーゼリット「そうそう、この船に乗船するだけで、普通の宿なら何日も暮らせるくらい飛んでいくんだから」

サーシャ「そ、そうだったんだ……」

ガイ「……幹部の恩恵はしっかり受けているわけだ」

オノゴロ諸島へ2日間かけて向かいます。
(2日目)

航海中何をする?または何が起きた?
安価下1~3
※船内にはプール、温泉、カジノ、図書館、レストラン等があります。参考までに。
自由安価でありそうな場所を安価してもらっても大丈夫です。
※現在、嵐のため甲板に出るのは難しいです。
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 22:06:12.77 ID:92kX5mKcO
不死鳥能力を自分である程度コントロールできないかちょっと修行しつつエターナルなエンドについても考えてみる
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 22:10:17.23 ID:rxQh0kYRO
ガイ 暇潰しにカジノをしてみる
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 22:14:21.91 ID:wwxQUSbio
そういえば記憶なくしたガイでも自分との出逢いの記憶は最初からあるのだなと珍しくアインズが独占心を見せる
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/10(土) 22:34:45.30 ID:PshlrUJto
雨粒静止の練習
こう、飛んでくる飽和攻撃をいなす手段を得るみたいな意図
514 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 23:57:45.53 ID:HsmvBFG7O
ーークロシュヴァル号 図書館

ガイ「……」ペラッ……
思い出す方法の本「」
記憶の仕組み「」
解剖図鑑「」

アインズ「……ガイ、何を読んでいる?」

ガイ「アインズ。どうかしたか?」

アインズ「いやなに……船内を歩いて回っていたら姿を見かけたから声をかけたんだ……記憶喪失のことを調べているのか?」チラ

ガイ「ああ……手応えは今のところ無いな。俺の記憶喪失は事故や病気でなったものではない……コイツに捧げたものだから、取り戻すのは半ば諦め始めている」
代償の刃「」チラ

アインズ「……一度休憩にしよう。喉は渇いてないか?」



ーークロシュヴァル号 レストラン

水「」コト
水「」コト

ガイ「……俺のことは気にせずにジュースを頼んでいいんだぞ?」

アインズ「私も水が飲みたい気分だったんだ」

ガイ「そうか」

アインズ「……味がついていないものなら、少しはお前の気持ちがわかるかと思ってな」

ガイ「……あまりいいものじゃないぞ」

ゴロゴロ……ピッシャーン!

アインズ「……不思議なものだな。記憶を代償に捧げても、お前は私のことを覚えていてくれた。出会った場面も、名前も……」

ガイ「ああ。ちょうどその前後くらいから記憶が曖昧になるというか……思い出せなくなる」

アインズ「フッ……そうか」

ガイ「なぜ笑った?」

アインズ「よくないことだとは思うんだがな……お前が記憶を失っても私のことを忘れていなかった。その事実が、嬉しくてな」

ガイ「……嬉しい、か」

アインズ「不愉快か?」

ガイ「いや。意外なだけだ」

アインズ「意外で結構……お前は“失った”と言うが、全部が空っぽになったわけじゃない。私の名前も、出会った時のことも残っている」

ガイ「残っているのが、たまたまお前だっただけだろ」

アインズ「たまたまでも、私は、忘れられる側だと思っていたからな。それに……お前の周りには、人が多い。サーシャ、リーゼ、イーリン、テル、アモ……記憶が戻れば、私は後から来た側になる。だが、今は違う。今だけは、私は最初からお前の中にいる」

アインズ「私にとっては、十分だ。お前が記憶を取り戻すなら、それはそれでいい。だが、その時も……私を他人にしないでくれ」

ガイ「他人にするつもりはない……お前は仲間だ。今も、これからも」

アインズ「フッ……フフフ……」

ガイ「なぜ笑う?」

アインズ「なに、嬉しいだけだ。お前の口からこれからも仲間だ、と聞けたからな」

ガイ「……それで笑うのか」

アインズ「笑うさ。竜だって、こういう時は顔が緩む」

ガイ「……俺は、うまくやれているか?」

アインズ「不器用だが、やれている。少なくとも私は、そう思う」

ガイ「そうか……ありがとう」

アインズ「礼はいい……さて、そろそろ図書館に戻ろう。諦めるのはまだ早い」

ガイ「……ああ」

⭐︎アインズと話しました。
515 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/10(土) 23:59:07.65 ID:HsmvBFG7O
本日はここまでです。次回は永遠の終わりについて考え、カジノで遊ぶみたいです。よければお付き合いください。
それでは、また。
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/11(日) 00:47:04.83 ID:xz9rGW7ro
おつ
この豪華客船を何度も航行出来る暗黒館の財力よ
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/11(日) 05:11:42.54 ID:2BNERsuYo
おつです
アインズはルーの釘刺し時に言及されてなかったよな……吉と出るかはたして
518 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/11(日) 21:50:18.29 ID:4GgnckWmO
>>516
オーナーはたくさん頑張ったみたいです。いつか会えるかもしれない友達との再会を胸に、現在も組織を強くするために色々やっていると思われます。その友達と会える可能性は低そうですが。

>>517
おそらく関係を持ってしまっても正直に話して謝れば許される可能性が高いです。
都合がいい話ですが、大魔女代理はその名の通り大魔女の代わりを務めることができるくらい懐が広いです。何より産まれて(起動して)から初めての恋でガイにゾッコンなので余程おかしなことをしない限りは見捨てることもないと思われます。
恐るべし主人公補正です。
519 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/11(日) 21:50:46.64 ID:4GgnckWmO
ーークロシュヴァル号 客室

空中で止まった短剣「」
空中で止まった翡翠の賽「」

ピーン……

空中で止まったメダル「」

ガイ(結局、あの後も記憶に関係しそうな本をアインズと読み漁っていたが、まったく手応えはなかった。翡翠の賽で光の力を扱えば記憶を取り戻せる気もするが……自分のために使うのは、きっと違う。既に一度使ってしまった身ではあるが、正しいことにのみ光の力を使うべきだ……光の力といえば、フローディアは──)



フローディア「死なない世界、終わらない時間、失われない繋がり……私が完成させるものは、あなたが想像しているよりずっと優しい世界よ」



ガイ?(……永遠に続く世界……聞こえはいいが、そんなものは地獄と変わらない。何事も終わりがあるから大切にできる。そのことに気がつかないほどお前は愚かじゃない)

ガイ?(死を目前にしたとき、お前はまるで救われたような顔をしたな。あのとき、少しだけお前を羨ましく思った。"オレ"は"どこ"で"いつ"なのかも分からない場所で永遠を繰り返している。それから解放されるようなことがあれば、どれだけ──)

落ちるメダル「」ポロッ
落ちる短剣「」カラン
落ちる翡翠の賽「」コロン

ガイ(……何を考えていた?今のは……俺の考えじゃない。永遠を繰り返しているだと?そんなもの、俺は知らない。知らないはずだ)

ガイ(なのに……知っているみたいに、嫌な感触だけが残っている。気持ちが悪い……少し、休もう……)



コンコン

リーゼリット「ガイ、起きてる?」ソロ……

ガイ「……ん、リーゼ?どうした?」ムク……

リーゼリット「あ、寝てたんだ……起こしてごめんね、大した用事じゃないからいいんだ。おやす──」

ガシッ

ガイに腕を掴まれるリーゼリット「うぇっ!?な、何!?」

ガイ「……大した用事じゃなくてもいい。今は一人だと変なことばかり考えてしまってな。それで、用事は?」

520 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/11(日) 21:51:12.65 ID:4GgnckWmO
ーークロシュヴァル号 カジノ

ワイワイガヤガヤ

ガイ「……なるほど。以前、俺がここでスロットを当てたのを見て俺を連れてくれば流れが変わるとでも?」

リーゼリット「お願い!その運、分けて!隣で見てるだけでいいから!」

ガイ「俺が居て変わるものなのか?」

リーゼリット「やっぱり一度、大勝ちしてる姿を見てるから縁起を担ぎたくなるっていうか……ほら、ガイがいると勝てそうじゃん?」

ガイ「まったく……」

何で遊ぶ?

安価下1
1 ルーレット
2 カード
3 スロット
4 その他(自由安価です。ありそうなものをお願いします。無理そうだったら別の選択肢になります)
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/11(日) 21:54:25.97 ID:r/4muJq7o
2
522 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/11(日) 22:32:13.99 ID:NkpbP8hjO
女性兎人ディーラー「」
カード「」バラララ……シャッシャッ

リーゼリット「カードか……うん。行ける気がする!」

ガイ「……オノゴロで活動する分は残せ」

リーゼリット「わかってるよ!いこ、ガイ!」



女性兎人ディーラー「こんばんは。カードで遊んで行かれますか?」

ガイ「ルールを教えてくれ」

女性兎人ディーラー「では簡単に説明いたしますね。この卓は1〜10の数字だけが書かれたカードを使います」

女性兎人ディーラー「私と皆様に、それぞれ2枚ずつカードを配ります。2枚の合計点で勝負し、9に近い方が勝ちです」

女性兎人ディーラー「点数の計算は簡単で、合計が10以上になったら一の位だけを使います。たとえば7と5なら12なので2点。そしてこの卓では10は0点扱いです」

女性兎人ディーラー「賭け先は3つ。“皆様”、“私”、それと“引き分け”です。引き分けは配当が高いですよ」

リーゼリット「うーん……それじゃあ──」

ディーラーのカード このレスのコンマ
※コンマを2枚のカードとして扱います(十の位=1枚目/一の位=2枚目)

ガイたちのカード コンマ下1
※コンマを2枚のカードとして扱います(十の位=1枚目/一の位=2枚目)

賭ける先は? 安価下1
1 皆様
2 ディーラー
3 引き分け
523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/11(日) 22:36:45.96 ID:24bHg/jsO
強えぇ
2
524 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/11(日) 23:30:20.90 ID:oqnY5sK9O
女性兎人ディーラー「──皆様、確認は済みましたか?賭け先はどうされます?」
公開された9のカード「」ペラッ……
裏向きのカード「」

リーゼリット「私の引いたカードの合計は15だから5点扱い……引き分けは当たらないだろうから選択肢から外すとして……ど、どっちに賭けよう?」

ガイ「わかっているカードだけで見ても勝率は五分五分といったところか……今回はディーラーに賭けたらどうだ?」

リーゼリット「えっ……ディーラー?それって私たちが負ける方に賭けるってことだよね?」

ガイ「嫌なら自分に賭けてもいい。ただ、俺は今回はディーラーが勝つ気がする、というだけだ」

リーゼリット「ガイがそういうなら……!」スッ
チップ「」ジャラ……

女性兎人ディーラー「……では、開示します」スッ
9のカード「」
9のカード「」

女性兎人「あら、9が重なるとは……こほん。私のカードの合計は18、よって8として扱います。皆様の方は8を超える方がいらっしゃいませんので、私の勝ちです」

リーゼリット「やった!ガイ、すごい!ほんとに流れ持ってるじゃん!」

ガイ「偶然だ。次も当たると思うなよ」

⭐︎ゲームで勝利しました。
525 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/11(日) 23:30:46.53 ID:oqnY5sK9O
ーーオノゴロ諸島 港

クロシュヴァル号「」ボーッ

ミチル「今回も無事に着いてよかったよ!皆様、ご乗船ありがとうございました!」フリフリ

ワイワイガヤガヤ

メルル「んんー!着いたねェ、オノゴロ諸島!ここ十年でこの辺りもすっかり変わっちゃったなァ……」

サーシャ「わああ……!すごい!フォレスティナの選挙祭ぐらい人が沢山いるね!」

リーゼリット「サーシャはオノゴロ諸島に来たことないの?」

サーシャ「うん!実は何回か行こうとは思ってたんだけど中々機会がなくて」

メルル「そうだったの?それなら、私が観光案内したげようか?」

サーシャ「えっ、いいんですか!?」

アモ「ふふっ……サーシャさん、楽しそうだね。アインズさんは、どう?」

アインズ「戦場でもないのに、ここまで大勢の人々がいると少々違和感を感じるが、これはこれで面白いな……人が生きている匂いがする」

ガイ「……本来の目的を忘れるなよ」

メルル「あ、そういえばみんなって宿はどうするか決めてるの?もし決まってなかったら私の実家なら皆泊まれると思うけど」

リーゼリット「えっ、そんないきなり行ったら迷惑じゃ……」

メルル「大丈夫だよォ〜!私の妹は全然気にしないし、むしろ客が来たら張り切るタイプだからさァ」

ガイ「……世話になるなら、最低限の礼は通す。手土産くらいは買って行くぞ」

現在はオノゴロ諸島です。(1日目)

何をする?安価下1〜3
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/11(日) 23:31:11.52 ID:XmJueCOM0
とりあえず飯
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/11(日) 23:31:17.07 ID:xz9rGW7ro
おっかない見た目の人達から歓待を受けて頭との歓談に誘われる
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/11(日) 23:32:45.56 ID:ybqqa49gO
子供達から情報収集
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/11(日) 23:32:48.60 ID:r/4muJq7o
朝廷に乗り込む
530 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/12(月) 10:40:44.37 ID:20UQliQaO
アインズ「すまない、メルル。家へ案内する前に食事をしたいのだが」グゥ……

メルル「全然構わないよ!最近だとラーメンって食べ物が流行ってるんだけど、やっぱりオノゴロに来たからには食べてほしいものがいっぱいあるし……むむむ……どうしよう……」

オールバックサングラス牛獣人「おい」ズン……

メルル「わァ!?」ビクッ

ガイ「……何か用か?」

オールバックサングラス牛獣人「お前がガイだな?」

ガイ「人違いだ。俺はそんな名前じゃない」

オールバックサングラス牛獣人「間違えるものか。救国の影、暗黒館のガイは紛れもなくお前だろう?」

短剣に手をかけるガイ「……」ザッ
アモ「待って、ガイ。構えなくて大丈夫だよ」スッ

リーゼリット「ちょっと、グレイグさん。怖いって」

オールバックサングラス牛獣人→グレイグ「あン?そうか?」

サーシャ「え?リーゼとアモちゃんの知り合い?」

リーゼリット「うん。この人はグレイグ・ストーム・マークス……暗黒館創設初期からいる古参の幹部の人だよ」

グレイグ「おっと、自己紹介をしていなかったな!悪い悪い!リーゼリットが言ったように、幹部をやらせてもらっているグレイグだ。オーナーからの指令でお前たちの手助けをするよう言われている」スッ
スライムが描かれたメダル「」キラッ……

ガイ「……そうならそうと先に言ってくれ。俺たちは扱っているモノがモノなんだ。一瞬、他勢力の刺客かと思ったじゃないか」

グレイグ「ハッハ!どうにも初対面の挨拶ってのは苦手でよ!とにかく、無事にオノゴロに着いたようでよかった!まずは一杯……じゃねぇ、飯だ。腹減ってんだろ?俺に奢らせろ!」

リーゼリット「え、いいの?」

グレイグ「おうよ!ビビらせちまった詫びと歓迎だ!中々他の幹部と顔を合わせる機会も無ぇしな!個人的にお前らのことは気に入ってるし、なんも遠慮せず好きなものを頼んでくれや!」

アインズ「ふむ。そういうことであれば有り難く乗っかるのがいいんじゃないか?」

グレイグ「おう!乗っかれ乗っかれ!案内頼むぜ、幽歩の嬢ちゃん!この辺でオノゴロ来たらまずコレ食っとけって店、知ってんだろ?」

メルル「そういうことなら……そうだ、あそこがいいかも!」

531 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/12(月) 10:41:48.61 ID:20UQliQaO
ーートウゲン宿場町 潮風亭前

メルル「ここここ!8年前くらいにできてから結構人気なんだよねェ」

グレイグ「潮風亭か!たしかに、ここなら量も味も外さねぇな」

アモ「ここ、新聞で見たことあるよ。オノゴロの名物定食って特集で載ってた。ここに食べにくる為に旅行に来る人も多いとか」

メルル「そうそう!今はお昼時の一番混んでる時間帯から少しズレてるから、大人数で入ってもあんまり待たないと思うよ」

サーシャ「しかも、食材選択式だけじゃなくて普通のメニューもあるんだって」

アインズ「ほう……店主はずいぶん腕がいいようだな。これは期待が高まるぞ」

リーゼリット「ふふっ、それじゃあ早速入ろっか」

ガラッ……



ーー潮風亭

ワイワイガヤガヤ

ガイ「……これで混んでない方なのか?」

メルル「うん。お昼とお夕飯のときは行列ができるくらい待たされるよ?お、来た来た。やっほ、ミソラ」フリフリ

アモ「え?」

ピンク髪の女天狗→ミソラ「いらっしゃいませ。メルルに……アモちゃん!?」

アモ「ミソラさん、お久しぶり〜」

ミソラ「久しぶりだねえ、アモちゃん……!見ない間にこんなに大きくなっちゃって……」ナデナデ

アモ「わっ……ふふっ……ミソラさん、くすぐったいよ……!髪、ぐちゃぐちゃになっちゃう」クシャクシャ

メルル「ミソラ、今は接客中でしょ?ほらほら、案内お願い!」

ミソラ「おっと、いけないいけない……えーと、失礼しました。では7名様、ご案内しますね。こちらへどうぞ!」

スタスタ

サーシャ「ここの店主さんってアモちゃんとどういう関係なの?」

アモ「ミソラさんは10年前はウォーターポートで働いてたんだ。そのとき、イーリンさんと一緒によくしてもらったんだ」

サーシャ「なるほどね……」

ミソラ「そういうことなんです。懐かしくて、つい手が出ちゃいました。ごめんね、アモちゃん……こちら、奥の座敷でよろしいですか? 靴は下の棚へお願いしますね」

グレイグ「へっ、世間は狭ぇな。よし、座敷なら落ち着いて食える。今日は腹ぁ割っていこうぜ」

正座するアインズ「ふむ……座り方はこうでいいのか?」

メルル「アインズさん、ここでは正座じゃなくて楽な姿勢で大丈夫だよ?」

ミソラ「お茶とおしぼりお持ちしますね。ご注文が決まったら、呼んでください」ニコリ

グレイグ「さぁ、好きなものを頼んでくれ!遠慮はするなよ?」

安価下1〜2 追加の食材を1〜2つ選択
肉類:トリ肉、ケモノ肉
魚介:サワガニ、ザリガニ、タニシ、イセエビ、イクラマス、マグロ
野菜:野草、ドラ大根、ゴボウの根っこ、フキノトウ、タケノコ
穀物:お米、ウドン麦、ソバ麦、ヤマイモ、オオキイ豆
果実:どんぐり、リンゴ、ミカン、ナシ、ブドウ、カキ、クリ
卵乳:トリの卵、ミルク、チーズ、バター
特殊:上白糖、香辛料
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/12(月) 10:56:26.90 ID:U6Po2RSPO
ソバ麦 フキノトウ
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/12(月) 11:14:21.87 ID:QnxyAi+OO
香辛料
534 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/12(月) 21:17:39.90 ID:POuHQ/KzO
ミソラ「お待たせいたしました。フキノトウと薄切り肉のソバです。辛味はこちらの香辛料をお使いください」

フキノトウと薄切り肉のソバ「」ドン!

リーゼリット「あれ?肉は頼んでない筈だけど……」

ミソラ「アモちゃんと久々に会えたのでサービスです!お金の心配はしなくていいですよ。気持ちなので」

メルル「ありがとミソラ!やっぱり持つべきモノは友達だねェ」

アインズ「これがソバ……!絵でしか見たことがないが、とても良い匂いだ。まずは何も足さずに一口いこう」ズルル……

アインズ「……!」ズル……ズルル……

グレイグ「ハハッ!気に入ったみたいだな!気にせず好きなだけ食え!」

香辛料を大量にかけるガイ「……」パッパッ

アモ「えっ……ガイ、そんなに入れるの?色変わってるよ?」

ガイ「ああ。これくらいで丁度いい」ズルル……

グレイグ「大したもんだな!そんだけかけたら元の味なんて吹き飛びそうなモンだが……涼しい顔で食ってやがる」

サーシャ「そんな食べ方したら身体壊しちゃうよ?」

ガイ「たまにはこういうのが食いたくなるんだ……効くからな」

リーゼリット「あはは、なにその薬みたいな言い方!」

グレイグ「味より手応え派か。妙に納得だぜ」

アインズ「……」ズルル……

サーシャ「このフキノトウって野菜……今まで食べたことないけど、美味しいです!」

メルル「言われてみれば、オノゴロでしか見たことないね。冬が終わって雪解け時期に山で採れる山菜の一種だよ。なんかの植物の蕾らしいんだけど、そこまで詳しくはないや」ズルル……

ミソラ「フキっていう植物の蕾です。ほろ苦いのが特徴で……脂と合わせると、ぐっと旨みが出るんですよ」ニコリ

リーゼリット「へえ〜。じゃあ今時期くらいしか食べられないものなんですね」

ミソラ「ええ。出せる日が限られるんです……旬以外のものも美味しく提供させていただくので、またお立ち寄りください」ニコリ

メルル「おっ、商売上手だねェ!幼馴染として私からもよろしく頼むよ」

⭐︎グレイグとミソラに出会いました。
535 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/12(月) 21:18:16.52 ID:POuHQ/KzO
ーートウゲン国政区

レンガ造りの街並み「」
トウゲン城「」
道路を走る電車「」ガタンゴトン

ワイワイガヤガヤ

アモ「ソバ、美味しかったね。グレイグさんは手下の人に連れられてどこか行っちゃったけど」

ガイ「俺たちの支援の絡みだろう……この辺りは雰囲気が大分違うな。オノゴロらしくない、というか」

サーシャ「うん。なんだか大魔女帝国とかイスファハーンに似てるかも?」

メルル「ここ10年で国力を上げる政策だかで外国の人たちを招き入れてから急に発展したんだよねェ。便利になるのはいいけど、変わる前を知ってるとちょっと複雑な気分だよ……」

アインズ「街並みというのは、技術が発展すればそれを追うように変わっていくものだ。割り切れない気持ちはなんとなくわかるがな」

リーゼリット「街並みは変わっても、変わらないものもあるよ。それで、メルルさんの実家に行く前にここで何をするの?」

ガイ「光についての情報収集だ。しかし、どこから手をつければいいのか見当がつかないな……」

遊ぶ子どもたち「」ワイワイキャッキャッ

サーシャ「うーん……あっ!子どもに何か聞いてみる?」

ガイ「……10年前のことなどまったく知らないと思うのだが」

サーシャ「でも、子どもって意外と今の変なことには詳しいよ?大人が気にしない噂とか、すぐ回るし」

ガイ「……今の違和感が、光に繋がる可能性はある、か」

リーゼリット「それに、知らないからこそ変に隠さず話してくれるかも。ただ、ガイが話しかけたら怖がられちゃうかもね?」

ガイ「……」

メルル「そういうことなら私に任せてよ!私はそれなりに有名な冒険者だからね!」

アモ「そっか!メルルさんなら……!」



メルル「やあ、君たち!すこーしだけ聞きたいことがあるんだけど、いいかなァ?」

鬼の子ども「おねーちゃん誰?」

メルル「ふっふっ……何を隠そう、私はあのメルル・マインドストーン……あ、ここならココロイシの方が伝わるかな?」

鬼の子ども「……誰?」

メルル「嘘ォ!?」ガーン

鬼の子ども「え、オレが知らないだけで有名な人なのかな……お前知ってる?」

坊主頭の子ども「いや……全然わかんねぇ。でもココロイシって言ってたからサララさんの家族かなんかかな?」

メルル「……ま、まァ君たちくらいの年なら知らなくても当然だよね……サララの姉って言った方が早かったかァ!」

リーゼリット「……冒険者に興味ない人は全然知らないものなんだね。メルルさんが有名でも、子どもにとっては知らない大人だからか……」

何について聞く?

安価下1〜2

1 世界樹の光
2 デロデロ教
3 自由安価
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/12(月) 21:19:26.48 ID:845oQiIi0
3頼りになりそうな人知らない?
537 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/12(月) 21:20:33.92 ID:Y6Y1zE1No
2
538 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/12(月) 23:12:26.51 ID:4jdaOqJ9O
鬼の子ども「それで聞きたいことってなんだよ?」

メルル「私、オノゴロを離れる時間が多くて最近の流行りについていけなくてさァ……近頃流行ってるものをなんでもいいから教えてくれないかな?」

鬼の子ども「最近かぁ……大人の流行りは分かんねえけど、オレたちの間じゃこれが流行ってるぜ!」ガサゴソ……スッ
コマ「」キラン!

メルル「これは……コマ?私が知ってるやつとは形が随分変わってるね」

坊主頭の子ども「パーツを組み替えて重くしたり、長く回るようにしたりできるんだぜ!サララさんのお店で売り出されてから一気に広まったんだ」

鬼の子ども「寺子屋でも遊びすぎてイブキ先生に没収されるヤツが出るくらいなんだ。そろそろ俺のメタリックローガン、返してくれねぇかなあ……」

アモ「ふふっ、相当人気なんだ……」

リーゼリット「それにしてもよく考えられてるねぇ……見た目もこだわって作られてるみたい」

サーシャ「……?あれ、このサイン……どこかで見たことあるような……」

アインズ「たしか、改造された魔導車にも隅に似たような意匠が施されていたな」

ガイ「……おい、このコマは今も新しいのが出るのか?」

鬼の子ども「!は、はい。先週も新型が出てみんな買ってました!」

ガイ「……別に敬語は使わなくていい。どうやらニナがこの国にいるようだな。協力を頼めるかもしれない」

サーシャ「それなら、メルルさんの実家に行けばニナさんの居場所もわかりそうだね!」
539 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/12(月) 23:12:59.03 ID:4jdaOqJ9O
おかっぱ髪の幼女「流行ってるっていえば、デロデロ教も最近は流行ってるよね」

坊主頭の子ども「ミュージアから来た宗教だよな?内容はよく知らねぇけど」

アモ「どうして流行ってるか、知ってる?」

おかっぱ髪の幼女「ううん……お母さんもお父さんも、マトモな考えをしてないから近づくなって……」

鬼の子ども「でもさ、あそこのおねーさんは優しいんだぜ。腹減ってると団子くれたり、ケガしてたら薬くれたりするし」

坊主頭の子ども「大人にも子どもにも分け隔てねぇんだよ。怒鳴ったりもしねぇしさ」

おかっぱ髪の幼女「うちの近所にも来たよ。最初は怖かったけど……お父さんとお母さんが言うほど、変な人ではないかも?」

ガイ「そのお姉さんとやらは──」

おかっぱ髪の幼女「ヒッ!?」

ガイ「……サーシャ、あとは頼む」

サーシャ「うん、任せて……ごめんね、びっくりしちゃったよね?さっき言ってた優しいお姉さんって、どこにいるの?」

おかっぱ髪の幼女「場所は……毎回バラバラだからわかんない。けど、せいんとれあ?ドレスを着てるから、見つけたらすぐ分かると思う」

サーシャ「そっか。お姉さんは、誰かと一緒にいるの?怖い人とか、護衛みたいな人とか」

坊主頭の子ども「デッカいコボルドがよく近くにいたぜ!ありゃ間違いなく、用心棒ってやつだ。おねーさんに触ろうとした奴、ボコボコにされてた」

サーシャ「……そっか。ありがと!教えてくれて助かったよ。もし、次はその人に会っても、一人でついていっちゃダメだよ。誰か大人と一緒に、ね?」

おかっぱ髪の幼女「うん……!」

アインズ「……子どもの情報もあながち侮れんな」

メルル「うんうん。思わぬところから欲しかったものが手に入るなんてザラにあることだし、今日は船旅で疲れた身体を癒す為にもう休もう……あっ、君たち!ウチの道具屋を今後ともご贔屓にねェ〜!」

鬼の子ども「おう!じゃあな、メルル!」

メルル「"さん"をつけんかい!」

⭐︎子どもたちから色々教えてもらいました。
540 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/12(月) 23:13:26.27 ID:4jdaOqJ9O
ガイ(……さて。この国の世界樹の光はどのような顛末を迎えたのだろうか?当時を知る物がいれば、そいつに聞くのが手っ取り早いか……)

ガイ(……街中でもデロデロ教が流行っているらしい。アルバが言っていた一部の勢力が入り込んでいるかもしれない。それだけじゃない、フローディアの脅威もある……それらに注意を向けつつ探索を続けよう)

ガイ(……それと、空を飛ぶ手段も考えないとな)

現在はオノゴロ諸島です。(2日目)

何をする?

安価下1〜3
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/12(月) 23:16:38.10 ID:K88E5yuvO
イブキ先生とやらに会いに行って情報収集
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/12(月) 23:17:20.53 ID:nHd4H04pO
朝廷にいって暗黒館と大魔女帝国の後ろ楯あるんやぞと行動の自由と許可を得る
543 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/12(月) 23:19:05.73 ID:bevVPAMfO
早速デロデロ教の勧誘を受ける
544 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/12(月) 23:20:55.70 ID:4jdaOqJ9O
すいません、>>539>>540の間が抜けてしまっていました。





ーーオノゴロ宿場町 ココロイシ道具店

カランカラン

メルル「ただいまー!サララ、いるー?」

水色髪の単眼少女→サララ「えっ!?お姉ちゃん!?帰ってくるならもっと前に連絡してよ!」

メルル「ごめんごめん、急遽決まったから連絡する時間がなくてさァ……あ、お客様いっぱい連れてきたんだけど、泊まっても大丈夫?」

ガイ「……急に押しかけて申し訳ない。迷惑料も含めて礼はする。泊めてくれると助かるが、無理に泊めてくれとは言わん」

サララ「あっ、そんな畏まらないでください……!ええと、泊まるのは問題ありませんよ。旅館に比べたら、居心地はあまりよくないかもしれませんが……」

サーシャ「いえ、全然!泊めてもらえるだけありがたいです!」

アモ「急でごめんなさい……お世話になります」

リーゼリット「私も手伝えることは手伝うから、遠慮なく言って」

アインズ「うむ。礼は言葉だけでは足りぬ。何か必要があれば言え」

メルル「全然いいよォ!じゃ、荷物置いて今日はもう寝よ寝よ!明日からまた色々動こうよ」

サララ「もう、お姉ちゃんったら……あ、今お布団用意するのでお待ちくださいね。お風呂は入られます?」

545 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/13(火) 00:03:37.50 ID:ZNrtGGm9O
ーートウゲン国政区

金髪ロングのお姫様「──で、あるからして、再び世界めくれを起こすことが新たなる救済になるのです。怖がる必要はありません。わたくしが正しい終わりへ導きます──」

民衆たち「」ザワザワ……

腕を組む大柄なコボルド「……」

ガイ(……ミュージアのヤツらとは違う教えか。思想は終末論によっているようだが……今のところ、あのコボルド以外に武力的な手段は持っていないようだな。しばらく警戒はしなくてもいいかもしれない……)

大柄なコボルド「……フェルメール、これ以上は変な輩に巻き込まれる。一度退くぞ」

金髪ロングのお姫様→フェルメール「あら?わたくしの説法はまだ終わっておりませんのに」

大柄なコボルド「つい最近痛い目を見たのを忘れたようだな。全員がいい顔をする訳がないだろう」

フェルメール「わたくしが救いの言葉を与えて差し上げているのに、無礼ですわね」

大柄なコボルド「諦めろ。今日はここまでだ……離れるぞ──」

ガイ「」スタスタ

大柄なコボルド「……は?なんで、あいつが──」

フェルメール「どうかなさって?」

大柄なコボルド「……いや。今の男……」

フェルメール「知り合いですの?」

大柄なコボルド「……知り合いってほどじゃねぇが……見間違いじゃなけりゃ、十年前と背格好が変わってない」

フェルメール「十年も?ふふ、若作りがお上手なのでは?」

大柄なコボルド「笑い事じゃない。エルフでもなんでもねえ人間が十年経って、あそこまで変わらないのはおかしい」

フェルメール「ラルフ……そんなに気になるのなら、追えばよろしいでしょう?」

大柄なコボルド→ラルフ「……本部までお前を護送したあと、ヤツを追跡する」

ラルフ(その名前を聞いたときは、同姓同名の別人だと思っていた。そうであってくれ、とさえ思った……)

ラルフ(ガイ……本当に、お前なのか?)

546 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/13(火) 00:06:20.86 ID:ZNrtGGm9O
本日はここまでです。
>>1が思う、今回のオノゴロのテーマは「過去」と「復讐」です。

次回の更新は土曜日になると思います。よければお付き合いください。

それでは、また。
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/13(火) 00:15:46.93 ID:VKRgE1a+o

デロデロ教とはオノゴロで決着をつけるのかまだ展開あるのか
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/13(火) 00:50:18.67 ID:KeL+hvhJo
おつ
本編と違って敵対視されてないから朝廷と連携できると助かりそうね
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/13(火) 02:25:17.20 ID:p63Oh//nO

フェルメールさんこっちでも善玉っぽくて草ですわ
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/17(土) 10:56:17.03 ID:RNnwO5z5O
乙 
道具屋姉妹は見た目あまり変わらないっぽいかな
551 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 15:42:36.77 ID:aqkXHDXhO
>>547
現状、>>1としてはオノゴロで決着をつけられればいいなとは思っていますが、安価とコンマ次第でいかようにも変わります。この先どうなるのでしょうか?

>>548
協力関係を得られれば、オノゴロ内では更に動きやすくなるかもしれません。こちらがテロを起こしたり、悪いことをしない限りは何もしてきません。ただ、内部には怪しい動きをしている人物もいるみたいなので完全に信用もできない、のかもしれません。

>>549
10年経っても中身は大きく変わらなかったみたいです。ただ、クロシュヴィア氏が姿を消してから長い時間が経っているのでその影響による心情の変化を描写できたらいいなあ()

>>550
お二人も体型は大きくは変わっていないようです。強いて言うなら、髪型や服装くらいでしょうか?
メタ的に言うと詳細に決めていないので、皆様のイメージ+安価等の展開で色付けしていく感じになるかもしれません。
552 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 15:42:58.89 ID:JbU6b8x6O
デロデロ信徒たち「」ワイワイガヤガヤ
スライムたち「」モニョモニョ

ガイ(……この辺りはデロデロ教の勢力が強いな。元々この辺りに住んでいたであろう人々は、どこへいったのだろうか?)

薄灰髪の幼女「」ツンツン

ガイ「?」クルッ

薄灰髪の幼女「おにーさん、迷子?」

ガイ「……いや、違うが」

薄灰髪の幼女「……そうなの?デロデロ教でもない人がこの辺りにいるの、珍しいから……そうなのかなって」

ガイ「ただの観光だ。お前はデロデロ教の……信徒か?」

薄灰髪の幼女→ホロウ「うん。ホロウっていうの」

ガイ「ガイだ……ホロウは、俺のことを怖がらないんだな」

ホロウ「……正直、声をかけようか凄く悩んだ。だって目、怖いし」

ガイ「……そうか」

ホロウ「……観光なら、ここじゃなくて別の場所の方がいいよ。ここ、昔のオノゴロの雰囲気、あんまり残ってないから」

ガイ「……そのようだな。デロデロ教を信じる奴らを否定する訳じゃないが、俺は関わりたくない。離れさせてもらう」

ホロウ「うん……その方がいい……でも、ひとつだけ。体裁のために聞くね。返事は、どっちでもいい」

ガイ「言ってみろ」

ホロウ「……真に正しき世界へ導かれる為に、我々と共に歩みませんか?」

ガイ「断る」

ホロウ「うん……質問は終わり」

ホロウ「勧誘しないと、上がうるさいから……早く行って。次は、もっとしつこい人が来るかも」

ガイ「……助かる。ありがとう、ホロウ」

ホロウ「……ばいばい」

⭐︎デロデロ教に勧誘されました。
553 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 15:43:25.01 ID:JbU6b8x6O
ーートウゲン国政区 郊外

一面に広がる畑「」サァァァ──
ボロボロのカカシ「」ポツン

サーシャ「ここは街の方とは違って、イメージしてたオノゴロの雰囲気がありますね」

メルル「このあたりはほぼ畑だから。開発するっていってもこれ以上は手の加えようがないんじゃないかな」

リーゼリット「大陸とはまた違った様式だね。ここで育ててるのは何なんだろう?」

メルル「お米だよ!大陸に住んでると、食べる前のお米を見る機会は少ないもんね。この一面に広がっている畑はほとんどがお米の畑なんだよォ」

リーゼリット「へー……こうして育つんだ。思ったより背が高いんだね」

サーシャ「ところで……今日はなぜ、こちらに?」

メルル「イブキ先生への挨拶兼、情報収集!色々物知りなんだよ、イブキ先生は」

サーシャ「イブキ先生って……昨日の子たちが言ってた……」

メルル「そうそう!相変わらず怒ったら怖いみたいだけど、すっごく優しいんだよ?……ほら、あそこ!前と変わってないな〜」

リーゼリット「……えっ?あの建物?」

年季の入った木造の建物「」

554 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 15:43:54.14 ID:JbU6b8x6O
ーー寺子屋

メルル「イブキ先生、いますかー?」

「あら?その声は──」スタスタ

白髪ロングの鬼→イブキ「──メルル。珍しいわね、ここに顔を出すなんて」

メルル「にゃはは……今回はオノゴロに長く滞在しそうだから、挨拶に来たんですよォ〜。イブキ先生は相変わらず元気そうで……」

イブキ「それなりにね……後ろの方々は?」

サーシャ「初めまして、サーシャといいます」ペコリ

リーゼリット「リーゼリットです。暗黒館に所属しています」ペコリ

イブキ「暗黒館の冒険者さんでしたか。メルルから聞いていると思いますが、イブキと申します。ここで長いこと子供たちに勉強を教えさせていただいてます」ニコッ

リーゼリット「なるほど。だから、先生って呼ばれてるんだ」

メルル「ねぇ先生!先生って昔から変化に気づくのが早いですよね?なんか最近変わったこととか知ってたら教えてほしいなァって……」

サーシャ「些細なことでもいいんです。危ない場所とか、近づかない方がいい所とかでも」

イブキ「変わったこと……うーん、最近は変わってることが多くて……そうそう、電車には乗りましたか?鐘みたいな音を鳴らして、ゆっくり進んで……人も荷も運ぶのに、意外と揺れが少なくて驚きました」

リーゼリット「電車って……道路を走ってたアレか!最初は魔導車の新型かと思ったよ」

イブキ「たしか、原型を作ったのは魔導車の製作者だと噂で聞きました。機会があれば乗ってみるのもいいでしょう。乗り心地は悪くないですよ」

イブキと何か話す?
安価下1〜2
555 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/17(土) 15:48:37.83 ID:/acSB0JTO
そこに飾ってある写真の子供達、どこかで見たような···
556 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/17(土) 16:25:22.10 ID:2bdrzzPno
何かこの国進んでる部分とそうでない部分の格差大きいねって話
557 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 21:11:57.56 ID:t0kUalgpO
サーシャ「その写真に写ってる子たちって……」

イブキ「ああ、これは今教えてる子達です。せがまれて一緒に写真を撮ったんです。みんないい笑顔でしょう?」

メルル「おー……これ、昨日の子たちじゃない?」

リーゼリット「ほんとだ。鬼の子と坊主の子が変なポーズしてふざけてる」

イブキ「この子たちと会ったんですか?もしかして、ご迷惑をおかけしたんじゃ……」

サーシャ「いえ全然!私たちの質問にもしっかり答えてくれましたよ」

イブキ「そう……それなら良かったです。あの子たち、ふざけて見えても、街の空気には敏いんですよ。大人が見ないふりをしていることまで、先に拾ってきたりする」

メルル「確かにねェ。昨日も、変な噂の方がすぐ出てきたし」

リーゼリット「子どもは口が軽いぶん、情報が早いから」

サーシャ「国政区の方は電車まで走ってて、別の国みたいでしたけど……ここは変わっていないみたいですね」

イブキ「……そうなんです。都心部だけ、急に新しくなっていく。けれど、ここみたいな場所は置いていかれるままで……」

イブキ「国政区は見せるための顔です。外国の人も来ますし、朝廷も力を誇示したい。だから最新のものが集まる……大半の人は、明日から急に暮らし方だけ変えるなんてできません」

リーゼリット「進んでる部分と、そうでない部分の落差が大きい……その隙間に、宗教や扇動が入り込む」

イブキ「ええ。新しいものに乗れた人は豊かになる。でも、乗れなかった人は“置いていかれた”と思う。その怒りや不安は、格好の餌です。そういった所から反朝廷組織が再び現れたなんて話も上がるくらいですし……」

サーシャ「反朝廷組織……」

イブキ「ですが近代化そのものも悪ではないんです。路面電車は便利ですし、物流も良くなる。医療も、農具も、生活は確かに良くなる部分がある。ただ、私としては急ぎすぎた、と感じてしまうのです」

メルル「キキョウ様も良かれと思ってやってるのは分かるんだけどさァ……このスピードはさすがにね。何を考えてるんだか、って思っちゃうよ」

サーシャ「キキョウ?」

イブキ「朝廷の太政大臣です。頭の切れる方で、外国の技術者や資本を呼び込んだのも彼女。結果として国は強くなった……けれど、その速度に民は追いつけていません」

イブキ「……私の寺子屋にも、最近は家の手伝いが増えたって子が増えました。親が仕事を変えられなかったり、借金を背負ったり……そういう歪みが、子どもたちに出るんです」

サーシャ「……笑ってるように見えても、空気は重いんですね」

イブキ「ええ。だからこそ、優しい言葉をくれる誰かに、すがりたくなる……デロデロ教みたいに」

メルル「うーん。国は強くなってるのに、人の心が先に折れそうって嫌な感じだねェ」

イブキ「……国が強くなっても、子どもが弱ってしまったら意味がありません。だから私は、この寺子屋で踏ん張るだけです」

リーゼリット「……踏ん張れる大人がいるってだけで、救われる子は多いよ」

メルル「先生、ほんとに無理しすぎないでね?倒れたら元も子もないんだからさァ」

イブキ「ふふ……心配はいりません。こう見えて私はしぶといですから……」

サーシャ「イブキさん、ありがとうございました」ペコリ

イブキ「ええ。また何かあればいつでも来てください。私でよければお力になりましょう」

⭐︎イブキと話しました。
558 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 21:12:27.25 ID:t0kUalgpO
ーートウゲン城 入り口

軍服を着た兵士A「」ピシッ
軍服を着た兵士B「」ピシッ

アインズ「ほう……ここはなんというか、アレだな。格式を感じるな。アモ、お前もそう思わないか?」

アモ「うーん……まあたしかに、ここだけオノゴロらしさが残ってるかも?ところでアインズさん……今さらだけど、招待状とか持ってる?ないと無理じゃない?」

アインズ「なに、我々は怪しいものじゃない。堂々と近づいていけばいいのだ」スタスタ

銃を構える兵士A「止まれ!動くな!」カチャッ

銃を構える兵士B「貴様、何者だ!」カチャッ

アインズ「銃を下せ。私は将軍殿と話に来たのだ。礼を失するつもりはないが、これ以上構えるなら──こちらも相応の対応をする」

銃を構える兵士A「アカシ将軍に……?おい、そんな予定聞いてるか?」

銃を構える兵士B「いや……許可証を見せろ!今の状況ではどんな理由があれ、許可証を持たないものは通せん!」スチャ

アインズ「……面倒だな。少し気絶して──」

目を妖しく光らせるアモ「お兄さんたち、ここを通してくれないかなぁ?」ユラァ……

銃を下ろす兵士A「あ……はい、どうぞ……」スッ

銃を下ろす兵士B「ど、どうぞ……!こちらで止める理由はありません!」スッ

アモ「ありがと。アインズさん、早く入ろ?入っちゃえば多分大丈夫だから」

アインズ「……アモ、2人に何をしたんだ?」

アモ「淫魔の力を使ってちょっと……しばらくしたら元に戻るよ」

アインズ「まったく末恐ろしいな……だが、よくやった。中に入ろう」

559 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 21:12:54.37 ID:t0kUalgpO
ーートウゲン城内

アインズ「さて、将軍殿はどこにいるのやら……」

アモ「えっ……知らないで来たの?」

アインズ「もとより、世界樹の光を調査するのに改めて許可をとる必要はないだろう。こういった場所や禁足地に踏み入れるならまだしも、そこに光が落ちた訳でもあるまい。サーシャが念の為と言ったからここへ許可をとりに来たんだぞ?」

アモ「まあ、オノゴロに光が落ちたってことぐらいしか知られてないもんね……許可をとるにしろ取らないにしろ、何かしらの情報を得られればいいけど……」

アインズ「いざとなれば大魔女帝国の後ろ盾があると言えばいい……それこそ正式な許可証があればいいのだが、そういうのは渡されていないしな」

アモ「……とりあえず、片っ端から声をかけてみるね」

コンマ下1

01-59 朝廷の幹部
60-79 フラフラのナンバー2
80-90 ツクヨミ家の文官
91-00 将軍様
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/17(土) 21:18:34.24 ID:SBbGKu1OO
561 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 22:45:48.77 ID:3nGCllroO
アモ「あの……」

白髪の侍「む?なんだ、貴様等は」

アインズ「我々は旅の者だ。朝廷に用があって来た。許可を得たいことがある」

白髪の侍「許可……?今日日、わざわざ朝廷に許可を取りにくるなんて……どうやって入ったかわからないけど、見たところ許可証もないようだし、そういうのは役所の管轄だ。見なかったことにするから出直してきなさい」

アインズ「世界樹の光に関することだ。こちらも無闇に踏み込むつもりはない。正式に手続きを踏む」

白髪の侍→ビャクヤ「光、だと……?なるほど、なら名乗っておこう。ビャクヤと呼ばれている。朝廷の側近だ」

アモ「側近……!じゃ、じゃあ、話が早いかも……!」

ビャクヤ「早いかどうかは、君たちの態度次第だ。まず確認させてくれ。君たちは朝廷に敵意がない。そうだね?」

アインズ「ない。必要なのは情報と、調査の許可だけだ」

ビャクヤ「なら良い……ただし、今のままでは許可を出す側に会えない。手続きというのは順番がある」

アモ「順番……?」

ビャクヤ「まず名。次に用件。最後に範囲。そこまで揃えば、こちらも動ける」

アモ「あ、えっと……私はアモ。こっちはアインズさん。私たちは──」

アインズ「世界樹の光の落下に関する情報を探している。オノゴロ領内での調査の許可が欲しい」

ビャクヤ「うん。筋は通っている……けど、許可は出せない。というより、出す必要はない」

アインズ「なんだと?」

ビャクヤ「……ここだと少し話し辛いから、私の部屋で話そうか。罠に嵌めたりはしないから、ついてきてくれ」スタスタ

アモ「……どうする?」

アインズ「……行くしかあるまい」

562 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 22:47:16.48 ID:3nGCllroO
ーートウゲン城 ビャクヤの部屋

ビャクヤ「さて、許可を出す必要がないといった理由だが……実はもうこの国に星の力は残滓すら残っていない」

アインズ「説明を頼む」

ビャクヤ「10年前、最後の姫巫女がこの国に落ちた光を掌握し、甚大な被害を与えた。だが、異国の英雄たちの活躍によりその被害は大幅に低減……むしろ、死傷者はでなかった」

アモ「それってもしかして……」

ビャクヤ「ダークヒーローイリスのパーティ、といえば大陸では有名なのだろう?最終的に、この国に落ちた光はこの地に返還されずに英雄達が持ち去って行方知らず……というわけなのだ」

アインズ「なるほど。星の力は残滓すら残っていないとは、そういうことか」

アモ「そんな……」

ビャクヤ「そういうわけだ……君たちが光のことを調べて何をしようとしているのかは知らないが、この国にはないと断言する。誓って、私は嘘をついていない」

アモ「でも……せっかくここまで来たのに……」

ビャクヤ「無駄足だった、と言いたいのなら否定はしない。だが──ないと分かったのは収穫だ。探し方を誤らずに済む」

アインズ「……この国で許可が要らない理由は分かった。なら我々は、次に行くべき場所へ行く」

アモ「……ごめんなさい。話、聞かせてくれてありがとう」

ビャクヤ「気にするな。もしよければ観光してから帰るといい。今日のところは招かれた客として扱っておく。門で揉めるなよ」

⭐︎ビャクヤと会いました。
563 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 22:47:56.41 ID:3nGCllroO
ーー離れ山 すたれ村

首輪付きイケメン狐獣人「──おや、珍しい。君が姿を見せるなんてねえ」

ブラッド「お前の番が来たから、伝えにきたの」

首輪付きイケメン狐獣人「へぇ、嬉しいね。オレを選ぶなんて……あのスライムも見る目があるじゃないか。だけど、オレに任せていいのかい?また、10年前みたいに──」

ブラッド「その首輪がある限り、変なことしたら死ぬだけでしょ?それに、お前がもうそういうのに興味ないのは誰が見てもわかるし」

首輪付きイケメン狐獣人「それで、オレは何をすれば?」

ブラッド「まずは、コレを」デロデロ……
蒼き星の杖「」ポン

首輪付きイケメン狐獣人「……驚いたな。あの魔女もどきから取り返すのに苦労しただろ?」

ブラッド「ホンット最悪だった……ものすごく疲れたし、分体は全滅したし……しばらくあたしは休む。時が来たら、翡翠の賽を持ってる奴を試して。どいつかは……会えばわかる」

首輪付きイケメン狐獣人「任されたよ……試験官ってやつか。悪くない肩書きだ」
蒼き星の杖「」パシッ

564 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/17(土) 22:48:30.64 ID:3nGCllroO
ーーココロイシ道具店

ガイ「……つまり、この国に残滓の力は存在しないと?」

アインズ「そのようだ……嘘はついていないように見えたが」

ガイ「……まだ情報源は一つだけだ。信憑性は高いが、この国に残滓の力がないと確定させてから次の国に向かおう」

サーシャ「確定って、どうやって?」

ガイ「十年前の光の後始末を知ってる連中か……当時の現場にいた奴から話を聞けるのが一番いいな。他にも記録やらなんやらを漁ってその情報を確定させればいい……サーシャ、この国にもダークヒーローは来てたのか?」

サーシャ「え?うん……流石に誇張した表現だと思うけど、10年前にオノゴロで死傷者を一切出さなかったとか……」

ガイ「……蘇生魔法でも使えたのか?ダークヒーローたちは」

サーシャ「魔族国の代表も一度、死亡が確認されているし……案外、本当に使えてたのかもね?」

ガイ「……」

現在はオノゴロ諸島です。(3日目)

何をする?
安価下1〜3

※ガイが何者かに監視されているようです。
コンマ下1
01-50 監視継続
51-00 接触
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/17(土) 22:48:47.09 ID:1oW4mcjd0
道具屋の手伝い
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/17(土) 22:50:43.35 ID:REvG32jk0
何か世界樹の光に関するヒントはないか図書館で情報収集
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/17(土) 22:56:01.12 ID:uNiGNzg2o
皆で魔法の修練
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/17(土) 22:56:02.40 ID:EjgieQuFo
当時の現場を探して聞き込み
569 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 00:29:53.71 ID:oCnksTK0O
ガイ「今日は過去の記録を調べてみよう……一度図書館に向かう」

サーシャ「1人で行くの?」

ガイ「そのつもりだが……サーシャも来るか?」

サーシャ「うん!ついて行くよ!みんなはどうする?」

アモ「それなら、みんなで行かない?……人手が多いと沢山調べられるでしょ?」

アインズ「ふむ……そうだな。そうだな。全員で行けば早い。余計な足取りも要らん」

リーゼリット「私も賛成。資料って、探し方さえ分かれば一気に進むし」

メルル「よーし決まり!それじゃ、さっそく──」

サララ「……あの、みなさん」オズオズ

一同「?」

サララ「図書館に行く前に……ちょっとだけ、手伝ってくれませんか?」

570 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 00:30:44.18 ID:oCnksTK0O
着物ニナ「おや?懐かしい顔だな。久しぶり」ヒラヒラ
荷台付き魔導車「」

サーシャ「ニナさん!お久しぶりです!」

アモ「えっと……魔導車を改造してくれた人?」

ニナ「お、そっちは新顔か。ニナだ。初めまして」ニヤリ

アモ「アモです。よろしくお願いします」ペコリ

ニナ「そう謙遜するな。ガイたちの仲間ならもっと気楽にしてくれ」

サララ「みなさん、お知り合いでしたか?」

ニナ「ああ。ユーシリアで世話したというか、世話になったというか……っと、今は仕事中だから込み入った話はあとだ。ほら、納品だ」

大量の箱「」ドン!
大量の箱「」ドン!
大量の箱「」ドン!
大量の箱「」ドン!

サララ「はい、たしかに……毎度、ありがとうございます」

メルル「……ねェ、我が愛しのマイシスター……まさかこれ全部、店の中に?」

サララ「そうだよ?お姉ちゃんがいないときはこれ全部私1人で運んでたんだからね?」ゴゴゴ……

メルル「ヒィッ!?私の妹、いつからこんなに怖くなっちゃったのォ〜!?」

リーゼリット「……これ、見た目以上に重そうだけど」

ニナ「中身は魔導機械が多い。気休めに作ったコマも怖いくらい人気になってな……まったく、嬉しい悲鳴だよ」

ガイ「なるほど……これはたしかに、1人だと時間がかかりすぎるな。泊めてもらっている恩もある。手伝おう」

サララ「わあ、ありがとうございます!……お姉ちゃん。透明になっても私、わかるからね?ちゃんと手伝ってよ?」クルリ

透明「も、モチロンだよォ!?」ビクッ!

⭐︎サララの店を手伝いました。
571 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 00:32:47.35 ID:oCnksTK0O
ー幕間
ーーネヴァーエンド 最南端
ー先の未来

吹雪「」ビュオオオ──

アインズ(竜)「」バサァァ……ドスン……

シュウウウウウウ……

スタッ

ガイ「──ありがとう、アインズ。世話になったな」

アインズ「……本当に、戻るのか?」

ガイ「ああ……翡翠の賽を聖女に渡さなければならない。もし、みんなが俺を探していたら……"いずれ戻る"と伝えておいてくれ」

アインズ「フッ……"ここ"に戻って来る保証などないだろうに」

ガイ「……お見通しか」

アインズ「それなりに長い間を共に過ごしたのだ。なんとなく、わかるさ……サーシャから、これをお前に、と」スッ
サーシャの短剣「」キラン……

ガイ「これは……サーシャの短剣か……たしかに、預かった」グッ

アインズ「……寂しくなるな。今度は記憶を無くすなよ?」

ガイ「そう何度もあってたまるか。戻ってよかったが……二度とごめんだ。あれは、きつい。味がしないのと同じくらい、な」

アインズ「フフッ、その様子なら心配はなさそうだ……では、さらばだ、ガイ。これ以上は、お前を引き留めたくなってしまう」

ガイ「フッ……別れの言葉が違うぞ」クルッ

アインズ「?」

ガイ「……"また会おう"」

ザッ……ザッ……ザッ……

吹雪「」ビュオオオ──

572 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 00:33:32.03 ID:oCnksTK0O
本日はここまでです。明日もよろしくお願いします。
それでは、また。
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 02:07:38.48 ID:Hyo92r5To
おつ
そういえば本編と違って国から証貰ってるわけではなかったね…
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 09:30:47.65 ID:FMCOfz6po
おつです
銀狐は10年でよく更生したようですね
575 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 21:30:01.02 ID:YPBY7lHiO
>>573
わかりづらいですが、ガイたちの目的は世間一般には秘匿されているため、正式な証等はもらっていないみたいです。ただ、暗黒館の名を使ったり、大魔女帝国の名を出せばそんなに困るようなこともないのかもしれません。

>>574
思うところが色々あったのかもしれません。それか、中身は全く変わっていないのかもしれません。会ってみれば、その人となりはわかるでしょう。
576 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 21:30:44.02 ID:YPBY7lHiO
ーートウゲン国政区 図書館

大量の本「」ドサッ

メルル「むむ、むむむ……」

サーシャ「うーん……」ペラッ……

リーゼリット「……」ペラッペラッ

アインズ「ふむ……?」パラッ……

アモ「……」パタン

ガイ「10年前の記録も漁ってはみたが……アインズたちが聞いた話と齟齬はない。この国には本当に残滓の力が残っていないようだな」

メルル「……ていうか君たち、なんで世界樹の光なんか追ってる訳?もしかして、世界征服を狙ってたり?」

ガイ「そんなものに興味はない。俺たちは暗黒館の任務で動いてる」

メルル「任務ゥ?」

ガイ「任務だ……ただ、その中身は部外者には話せない。機密扱いになってる」

メルル「え?じゃあ何で言ったのさ」

ガイ「お前になら話しても大丈夫だとここ数日で判断した……俺たちの最終目標は世界めくれを止めること。そのために世界樹の光の力が必要なんだ」

メルル「なるほどォ……だから10年前に光が落ちた場所を地道に調査してるんだ」

サーシャ「ええ。もっとも、今回はハズレみたいなんですけど」

メルル「残念だねェ……せっかく一緒にオノゴロに来たのに、簡単にお別れってのも寂しいなァ……ところで、残滓の力ってどうやって手に入るの?」

リーゼリット「トコナツは……結構時間が経っちゃったからあんまり覚えてないけど。まるで竜が私たちを試すように襲ってきたんだよね……結果として渡してくれたからいいけど」

アインズ「ユーシリアでは伯母に化ける赤いスライムから渡されたんだったな……何か知っているふうだったが、すぐに姿を消してしまった」

サーシャ「テラヌス・ウルスは……絶望の魔王が持ってたんだよね、ガイ?」

ガイ「そうだ。ヤツを倒したあとに身体から出てきたものを回収している」

メルル「ふむふむ。大冒険をしてるねェ、君たち……さすが英雄と言われるだけはある!」

ガイ「……といっても、無いなら無いで仕方ない。一度ウォーターポートに──」

メルル「ああ、待って待って!もしかしたら、この国にもあるかもしれないよ?」

ガイ「何?」

メルル「君たちの話を聞いてたらどうにも、君たちに光を集めさせるのが目的のヤツらがいるみたいじゃん?これまでも、光が落ちた国に残滓の力があったんなら、この国にも試験官みたいな人がいるんじゃないの?」

ガイ「なるほど。その考えには至らなかったな……たしかに、筋は通る。もう少しこの国に滞在してみよう。ありがとう、メルル」

メルル「いいよいいよォ!……なんだか君たちを見てると懐かしくなるねェ」

アモ「どうしてですか?」

メルル「いや、タイプとかは全然違うんだけどね、雰囲気がクロシュちゃんたちとそっくりっていうか……」

アモ「クロシュちゃんと会ったことがあるの!?それっていつ!?」ガバッ

メルル「世界めくれのちょっと前は、一緒に行動することがたまにあったくらいだけど……世界めくれが起きてからは会ったことないなァ……」

アモ「……そう、ですか」シュン

メルル「……アモちゃんは、クロシュちゃんとどういう関係なの?」

アモ「……友だち、です。大切な……魔族国の革命のときに私……助けてもらったことがあって、手紙のやりとりをしてたんですけど……世界めくれが起きてからは……まったく……」

メルル「そっか……」

サーシャ「アモちゃん……」

アモ「ごめんなさい。驚かせちゃって……」

メルル「いや。心配になるのは当たり前だよ!気にしない、気にしない!それに、クロシュちゃんならきっと無事だよ。中々しぶとそうだしねェ」

ガイ「……そうだな。俺も直接は会ったことはないが、クロシュは生きている。それは断言できる」

アモ「……ありがとう、2人とも」

アインズ「フッ……とりあえず、ここで得られる情報はもうあるまい。一旦ここを出るぞ」

⭐︎図書館で10年前の記録を調べました。
577 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 21:31:12.71 ID:YPBY7lHiO
ーーココロイシ道具店 裏庭

メルル「というわけで魔法の特訓だァ!」

ガイ「どういうわけだ」

メルル「ふっふっふっ……残滓がある場所はわからないが、試験官がいる可能性はある。図書館でそういう話になったね?」

リーゼリット「けど、それとこれがどう繋がるんですか……?」

メルル「リーゼちゃん、トコナツ火山島とユーシリアでは試すと言われて戦ったんだよねェ?それなら、このオノゴロの試験官がいる場合考えられるのはー?」

リーゼリット「……また戦う可能性がある!」

メルル「そういうこと!こっちから出向くのも現状難しいなら、試験をいつ受けてもいいように、私たちはどっしり構えて自己鍛錬に励む!どうでしょうか、私のこの考えはァ!」

アインズ「ふむ。概ね同意だ。敵が現れる前に牙を研ぐ……理にかなっている」

アモ「賛成。準備しておけば、余裕もできますし」

メルル「でしょでしょォ?この裏庭は結構広めだから気兼ねなく練習してね!」

サーシャ「えっと……なんだか隅に高そうな魔導機械があるんですけど、大丈夫ですか?」

メルル「あー……壊さないように気をつけて!」グッ

ガイ(……サララに迷惑はかけないようにしなければ)

安価下1
ガイ、サーシャ、リーゼリット、アインズ、アモ、メルルの内、一名を指定して練習する魔法を記載してください。

コンマ下1
01-70 お疲れ様でした
71-90 いい鍛錬でした
91-00 大成功!
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 21:45:16.01 ID:h7lKtNl00
メルル、迷彩魔法
579 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 23:02:53.25 ID:fPv8ueTNO
リーゼリット「こう……すれば!」
小闇球「」ヴォン

アモ「わっ!闇球だ!闇属性だったの?リーゼリットさん」

リーゼリット「暇を見て練習してたけど最近ようやく形になってきたんだ。アモから見てどう?」

アモ「やり方は間違ってないよ。あとは球を大きくしていくだけだね。こんなふうに」
闇球「」ヴォン

小さいゴーレム「」トコトコ

アインズ「ずいぶん愛くるしいな。ゴーレムを動かせるようになったのか、サーシャ」

サーシャ「まだ大きいのは難しいんだけどね。これくらいの子なら色々動かせるんだよ、ほら」スッ

敬礼する小さいゴーレム「」ビシッ

アインズ「ふふっ……では私は結界魔法でも練習するとしよう……」パチン

展開される小さい結界「」フォン
閉じ込められる小さいゴーレム「!?」アタフタ

ガイ(……さっきから試してはいるが、いまだに炎や雷は出せないな。どうやって使っていたんだ、俺は?)
氷「」カチコチ……

メルル「ほう、みんな中々ですなァ。私は得意なことを伸ばそうっと」スゥ─

透明「よし!絶好調!いまだに音は消せないから、音まで消せるようになりたいなァ……」スゥゥ──

透明「……!そうだ、練習がてら……」ソロリソロリ

サーシャ「……ひゃっ!」ビクッ

アインズ「む、どうしたサーシャ」

サーシャ「い、今、耳に何か変な感触が……ひぃんっ!?」ビクッ

アインズ「……?」

サーシャ「ちょっ……と……/// や、やぁ……っ」

透明(おお、中々イイ反応するねェ、サーシャちゃん……)モミモミ

サーシャ「だ、だめっ!み、みんな見てるのに!……メルルさん!やめっ///やめてえええ///」

ガイ「……」ゴクリ

ガイの目を塞ぐリーゼリット「ガイ、目が血走ってる」スッ

ガイの耳を隠すアモ「……これ、魔法の練習じゃなくなってるような……?」スッ

サーシャ「ちょっ……///見てないで、止めてェッ!!!」

⭐︎魔法の練習をしました。
580 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 23:04:15.68 ID:fPv8ueTNO
ーーココロイシ道具店

メルル「昨日はごめんってばサーシャちゃん。機嫌直してよォ〜」

サーシャ「うぅ……もう耳は辞めてくださいね……?」

アインズ「……さて、試験官がいる可能性があるとはいえ、このまま待っているのも埒があかない。我々はまだ資料しか確認していない……当時のことを知る現場の人間に話を聞いてみるのはどうだろうか?」

リーゼリット「となると……当時の姫巫女、とか?」

ガイ「制度がなくなって以来、姿を公に見せていない……おそらく、余計な詮索や騒ぎを恐れて一般には居所が知られていないのだろう」

アモ「うーん……どうしよう?」

ガイ「当てずっぽうで探すのは時間の無駄だ。まずは姫巫女に繋がる線を拾う」

サーシャ「……線って?」

ガイ「姫巫女の制度が消えたとしても、当時関わっていた人間全ての記録を消すことはできない。現場にいたヤツとかな……そこから辿ってみよう」

リーゼリット「今の所は大丈夫だけど、フローディアみたいな、光を狙ってるヤツらにも気をつけないとね」

ガイ「……そうだな」

現在はオノゴロ諸島です。(4日目)

何をする?
安価下1~3

※ガイが何者かに監視されているようです。
コンマ下1
01-50 監視継続
51-00 接触
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 23:05:21.79 ID:y9Jt31KZO
ニナに飛空艇みたいなの作れないか聞く
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 23:05:47.23 ID:wAoNj3rMo
なんやかんやあってガイ酒飲めないのに朝廷のNo.2に酒を飲まされる
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/18(日) 23:09:41.13 ID:bgwsC8ynO
ガイ 酒場でグレイグと会ったので交流してみる
584 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 23:36:20.40 ID:fPv8ueTNO
荷台付き魔導車「」キキーッ

ニナ「サララ、納品に来たぞ」

サララ「ニナさん!今行きますねー!」

ガイ「……そうだ、例の件をニナに頼んでみるか」

アモ「例の件?」



サーシャ「よし!これで荷物の移動は終わったね!」

メルル「ふぅ……稼げてるのはいいことだけど、その分忙しさも倍増してるねェ……従業員を雇えばいいのに」

サララ「そのうち検討しようとは思ってるんだけど、今は自分の手の届く範囲で回したいの。大きくするの、ちょっと後でいいかなって」

ガイ「ニナ、ちょっといいか?」

ニナ「ん?どうした?」

ガイ「作ってもらいたいものがあるんだが……できるか?」

ニナ「物によるが、要望にはある程度答えてやろう。何が欲しい?」

ガイ「空を飛ぶ乗り物だ。複数人乗れるのがいいんだが──」

ニナ「……ククッ、なるほど。こうも近日で似たような依頼を聞くと、なんだか運命みたいなのを感じてしまうな」

ガイ「?」

ニナ「詳しくは言えないが、お偉いさんからも似たようなものの要望が上がっててな。現在試作中だ……知りたかったら空いてるときの夜にでも私の工房に来い。現物を見せてやる」

ガイ「……ありがとう、ニナ」

ニナ「ククッ、腰抜かすなよ?」

⭐︎ニナに飛行手段の話をしました。
585 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/18(日) 23:39:31.38 ID:fPv8ueTNO
本日はここまでです。次回は何者かが接触してくるため酒場で一悶着起こる予定です。

次回更新は土曜日を予定しています。よければお付き合いくださると嬉しいです。

改めて本家様に感謝を

それでは、また。
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/19(月) 01:29:31.67 ID:cpz6NeLyo
おつ
姫巫女の線を辿るかぁ…ガイ達からすると知る由もないしなかなか難しそうだ
587 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 13:45:33.64 ID:+/TdNJWuO
>>586
10年前の事件の当事者はそれなりに多そうですが、姫巫女に関連することを知っているのはごく僅かのように感じられます。まったくいない、と言うわけではなく今回は朝廷でもだいぶ上の役職の方と会う機会があるのでどうにかなるかもしれません。
ならないかもしれません。
588 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 13:47:23.11 ID:+/TdNJWuO
グレイグ「おい、ガイはいるか?」ヌッ

ガイ「いるぞ。何かあったか?」

グレイグ「おっ、いるじゃねえか!ちょっくら付き合え!」ガシッ

担がれるガイ「何を……って、おい。下ろしてくれ、自分で歩ける。グレイグ?聞こえてるか!?おい!?」ジタバタ



ーー居酒屋

ワイワイガヤガヤ

ガイ「……それで、ここに俺だけ連れてきた理由は?」

グレイグ「なに、この前は可愛い子ちゃんが多かったから話す内容も気を使わなきゃならなくてな!下手したらお前のハーレムの誰かにシメられちまうからな!」

ガイ「あいつらとはそういう関係じゃない」

グレイグ「ハッハッハッ!まあ冗談はさておき本題に入るが……アルバの野郎から連絡が入った」

ガイ「アルバから?」

グレイグ「最初は手紙で届いたが、ソレ自体は燃やしたからもう存在しない。内容を伝える……現在、大陸の方ではデロデロ教が二つの勢力に分かれて争っている」

ガイ「テラヌス・ウルスを発つ前にアルバからデロデロ教の一部が怪しい動きをしていると聞いたが……そんなことになっていたのか」

グレイグ「みたいだな。それで、どうして争っているかなんだが……解釈違いってやつだ」

ガイ「……?」

グレイグ「ようするに考えが合わない奴らが出てきたんだと。デロデロ教本来の教えでは全てが一つになることが救いになると教えられているが……もう一つの考えでは全てが消え去ることこそが救いになるとのたまってやがる。世界めくれをもう一回起こして、全部を無に戻すのが救いだって言ってるらしい。挙げ句の果てには自分らのことをネオデロデロ教だと呼ぶ始末だ」

ガイ「……もはや、元の考えとは関係ない気がするが」

グレイグ「考えは違えど、その方が都合がいいんじゃねえか?……大事なのはここからだ。暗黒館はネオデロデロ教に対して先手を打つ」

ガイ「なんだと?」

グレイグ「3日後……大陸内各地のネオデロデロ教と思わしき勢力に同時攻撃をしかける。その影響によってオノゴロにいるデロデロ教に動きがあるかもしれないから注意しろ」

ガイ「……そうか。警戒を強めておこう」

グレイグ「俺たちも奴らの動きをよく見ておく……お前たちは引き続き光の探索を続けろ、いいな?」

ガイ「わかった」

グレイグ「よし!真面目な話は終わりだ!さあガイ、まずは一杯いけ!俺の奢りだ!」スッ

一升瓶「」ドン!

ガイ「……俺は酒を飲めない」

グレイグ「ああ?なんだ、そうだったのか!悪い悪い!それじゃあ好きな食いもんでも頼んでくれよ!」

グレイグと何か話す?
安価下1〜2
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 14:11:17.67 ID:EUslD0aDo
来歴を聞いてみる
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 14:16:16.83 ID:pXhjUYbfO
女性遍歴をほじられるガイくん
591 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 21:28:28.20 ID:c9r7T9e7O
ガイ「グレイグは暗黒館の創設初期からいたんだよな?幹部になる前は何をしていた?」

グレイグ「少し長話になるぞ……あんまり褒められたモンじゃねえが、盗賊をやっていた」

ガイ「……」

グレイグ「といってもカタギのやつには非道なことはしてねえぞ?外から来る化け物だの、山賊だの、そういう筋の通らねえ連中を叩き潰して回ってた。村に守ってやる代わりに食い物と道具を融通しろって言ってな」

ガイ「それは盗賊じゃない気がするが」

グレイグ「呼び方なんざどうでもいい。国に見放されて冒険者にも見放されて……滅ぶのを待つだけだったから俺がやった。そうこうしてるうちに、俺の後ろには逸れものやら居場所の無ぇヤツやら色々集まった。気がつけば盗賊から盗賊団と呼ばれるようになってな……狂飆のグレイグなんて呼ばれるようにもなった。お前がガキの頃に一回くらいは聞いたことあるだろ?」

ガイ「……昔のことは覚えていなくてな」

グレイグ「まぁガキの頃の記憶を鮮明に覚えてる方が稀だろ……そうしてそれなりに楽しい日々を過ごしていたんだが、世界めくれが起きてな……守っていた筈の村は壊滅、俺の盗賊団も半壊してもう終わりか、ってときに……」

ガイ「オーナーが現れた?」

グレイグ「おいおい、とるなよ!大事なところなんだぞ……そんなボロボロのときに物資を大量に持ったガキなんざ格好の餌食だった。俺たちはオーナーに襲いかかったが、折れた剣を持った王国の騎士にコテンパンにされちまってな!」

ガイ「王国の騎士……」

グレイグ「そいつはアルバだ。オーナーに正式に雇われる前のな……それからオーナーに『まだこれだけ元気なら私たちを手伝いなさい!』って言われてな。そこから村の生き残りも俺の連中もまとめて拾われて、気づきゃ暗黒館の土台作りに首突っ込んでた」

ガイ「……それで幹部になったのか」

グレイグ「恩義に報いるためだ。あんだけ懐のデカいやつは早々居ねえよ……昔はチンチクリンだったのに、今はとんでもねえ美人になっちまってよ。強い女ってのはああいうのを言うんだろうな」グヒグビ
592 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 21:28:55.94 ID:c9r7T9e7O
グレイグ「……っくぅ!オノゴロの酒は美味い!これがわかんねぇってのは、人生の半分損してるみてぇなモンだぞ?」

ガイ「……そうとは限らないだろう」

グレイグ「じゃあお前は何を目的に生きてんだ?」

ガイ「世界めくれを止め──」

グレイグ「違う違う!それを言ったら俺だってそうさ!なんかあるだろ、飯だったり、博打とか女とかよ」

ガイ「女……」

グレイグ「お?表情が変わったな?ここにゃ俺とお前しか居ないんだ。なんかあったら相談に乗るぜ?」

ガイ「……気持ちが曖昧なまま、付き合うことについてなんだが」

グレイグ「……おいおい。急に真面目かよ」

ガイ「茶化すならやめる」

グレイグ「茶化さねぇよ……続けろ」グビ

ガイ「俺は……今、頭から離れない相手がいる。誰か一人を選ぶとか、そういう話をする段階じゃないのに」

グレイグ「相手、ってのはパーティの誰かか?」

ガイ「含まれている。サーシャとアインズ……他はテルとルー……トゥルーエンドか」

グレイグ「おうおう、聞いたことある名前……待て、最後にとんでもないビッグネームが出てきたな。お前それ、恋バナじゃなくて国家案件だぞ……まあいいか。で、曖昧なまま付き合うってのは、一人に決めたら他を裏切る気がして決めなきゃ決めないで全員を裏切ってる気がする……ってところか?簡単な話だな!全員を本気にしちまえばいいんだよ!」

ガイ「それができれば苦労はしない」

グレイグ「ハッハッ!それはそうだよな!……そいつらとはどこまで進んでるんだよ、ええ?」

ガイ「……どこまで、とは?」

グレイグ「とぼけんなよ。手繋いで終わりって訳じゃねぇだろ?」

ガイ「……テルとルーとは……それなりに」

グレイグ「そうか……そりゃなんていうか……名前の呼び方でなんとなくそうじゃないかとは思ってたが……胃が痛くなるのもわかるわ。お前、よう生きてるな」

ガイ「……結局、俺が全部ちゃんと言えってことか」

グレイグ「そうだな。最後に一個だけ聞くが……」ゴクッ

ガイ「なんだ」

グレイグ「お前が今、一番怖いのは選ぶことか?それとも、選んだ後に失うことか?」

ガイ「……」

グレイグ「答えが出たら、やることも決まる。ほら、食え。何はともあれ生きてかなきゃならんからな!そして精一杯悩め!」

⭐︎グレイグと話しました。
593 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 21:29:27.74 ID:c9r7T9e7O
大量の料理「」ドン

ガイ(グレイグは一升瓶をもう一本頼んだ後に部下に呼ばれて店を出た……金はいいと言ったのに、置いていくとは気前のいいヤツだな……さて、残った料理がそれなりにあるが……1人で処理できるか、コレ?)モグ

若い男店員「お客さーん、追加の一升瓶ですー……って、あれ?さっきの大男の方は?」

ガイ「帰った。置いてくれ」

若い男店員「はーい……あ、あとこれ、隣のお客様からです」スッ

小皿(スルメ)「」トン

ガイ「……?」

若い男店員「『面白い話を聞かせてくれた礼』だそうで」

ガイ「……」



ガイ「……結構……しんどいな」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「……あ。まだ食ってたんだ」

ガイ「……?」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「失礼。ここまだ空いてる?」

若い男店員「いらっしゃいませー。はい、こちらなら……相席になりますが」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「私はいいよ。あなたは?」

ガイ「……別に構わない。食べたいものがあったら勝手に食え。処理できなくて困ってる」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「私に残飯処理を手伝えと?……まあ、少しでも金が浮くからいいか。ありがたくいただきますね、異国の旅人さん」

ガイ「……ああ」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性「……スルメ、嫌いだった?」
スルメ「」スッ

ガイ「……さっき隣で話を聞いてたのはお前か」

クマを浮かべた白髪ポニーテールの女性→キキョウ「途中から聞いてたけど中々面白い人間関係してるよね……」ゴクゴク

ガイ「……なぜ一度、店を出た?」

キキョウ「一杯だけひっかけたら今日は来ないつもりだったけど……無理だった……はぁ……まだいるなら少し付き合ってくれない?」

ガイ「……」

キキョウと何か話す?
安価下1〜2
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 21:35:07.07 ID:X8p5M/HEO
お前は何者だ
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 21:35:50.66 ID:scLOjsI2o
隈が酷くてなんか色々偲ばれるなって
596 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:20:58.09 ID:oIi2UXJrO
ガイ(キキョウ……キキョウ?最近どこかで聞いたような……)

ガイ「……お前は一体何者だ?」

キキョウ「んー?朝廷で働いてる一役人……ってところかな」

ガイ「朝廷の……役人が、こんな時間に居酒屋で一人で飲むのか」

キキョウ「別にいつ飲んでもいいでしょう?仕事に支障はないんだから……」ゴキュゴキュ……

ガイ(待て、あの一升瓶はグレイグも消費するのに時間がかかっていたシロモノだぞ!?どうして既に空になりかけている?)

ガイ(……思い出したぞ。サーシャやメルルが言っていたな──)

ガイ「……太政大臣か」

キキョウ「……あ。いや、違う違う。太政大臣じゃなくて太政大臣をやらされてる可哀想な人ね」ゴクゴク

ガイ「否定になってない」

キキョウ「否定すると面倒が増える。肯定しても面倒が増える。じゃあ同じでしょ?」モグ

ガイ「……」

ガイ「……目の下、ひどいな」

キキョウ「鏡見なくてもわかる。言わなくていい」ゴクゴク

ガイ「寝てないのか」

キキョウ「寝てるよ。日付が変わる前に一回、変わった後に一回」モグ

ガイ「それは寝たと言わない」

キキョウ「睡眠の定義の話をしてる余裕があるなら、私の仕事も減ってる」カラン

ガイ「……」

キキョウ「はぁ……デロデロした教えが広がるわ、近代化が急すぎて民がついていけてないわ、反朝廷の動きがまた見られてるし、外国が隙を見て入り込もうとしてるわ……もうこの国は終わりだよ」

ガイ「……それを太政大臣が言っちゃお終いだろう」

キキョウ「役職上やれることはやらないと。将軍様の顔に泥は塗れないし……でもさ。やれることをやっても、間に合わないことがあるんだよ」ゴクッ

ガイ「間に合わない?」

キキョウ「民の心とか、空気とか。『そうなってから慌てる』っていう、あの手のやつ。私は政治家だから、数字と帳面で殴ることはできる。法で縛ることもできる。……汚い手も、まあ、使える」

ガイ「……」

キキョウ「でも『信じる』とか『安心する』とか、そういうのは、書類じゃ増えない。だから酒が減る」ゴクゴク

ガイ「それがクマの原因?」

キキョウ「原因は全部。だからクマも全部」

ガイ「将軍、か」

キキョウ「うん。あの人が折れたら、この国は本当に終わる。だから折らせない……絶対に……」

ガイ「……」

597 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:21:51.56 ID:oIi2UXJrO
ーーオノゴロ国政区 トウゲン城へ続く道

スタスタ……

背負われたキキョウ「あ"ぁ"……飲み過ぎた……すまないな、ガイ……」

ガイ(……酔っ払いの扱いも慣れてきたな。イーリンやテルは元気にしているだろうか)

小脇から現れたラルフ「──やっぱり、ガイか」ヌッ

ガイ「……誰だ」ギロ

ラルフ「おいおい、恩人に向ける視線じゃねぇぞ、ソレ……いや、質問をするのはこっちだ。お前こそ、何者だ?」

ガイ「……通りすがりだ。どけ」

ラルフ「通りすがりが太政大臣を背負って城へ向かう?オノゴロも随分と治安が良いらしい」

背負われたキキョウ「う”る"さ"い"……早く帰らせろ……」

ラルフ「おっと、失礼……その目にその声……10年前と何一つ変わってない。一体どういうカラクリだ?」

ガイ「俺を知ってる口ぶりだな。だが俺はお前を知らない……誰だ」

ラルフ「ラルフ・ハーヴィー……昔、お前の先輩だった」

ガイ「先輩?」

ラルフ「駆け出しの頃、何回か組んだ。斧と盾のコボルド……覚えてねぇか」

ガイ「……悪いが、記憶にない」

ラルフ「そうかい。悪かったな。お前は俺の知り合いの生き写しみたいにソックリでな……」

ガイ「……」

背負われたキキョウ「刺客とかじゃないならもう解放してくれ……また後日話せばいいだろう?うぐ……」

ガイ「待て、吐くなよ?頼むぞキキョウ?今ここで吐いたら、お前が明日一番後悔するぞ。あと俺が一番困る」

ラルフ「ハッ……そういった所も本当にそっくりだな……ガイ。俺は今デロデロ教に雇われている。話したかったら来い、歓迎してやる」クルッ スタスタ……

ラルフ「また会おう……機会があればな」

ガイ「……」

ガイ(……10年前。あいつは、俺を10年前と何一つ変わっていないと言ったな……どういうことだ。記憶を失う前の俺は一体……何を……?)

⭐︎キキョウとラルフに出会いました。
598 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:22:17.08 ID:oIi2UXJrO
ーーココロイシ道具店

メルル「それにしても姫巫女様……いや、もう制度は無くなったから姫巫女ちゃん……?どこに行っちゃったんだろうなァ……サララなんか知らないの?」

サララ「うーん……隠れ里の誰かなら知ってるかもね?今はイクセ様がどこに住んでるかまではちょっと……変わってないといいんだけど……」

サーシャ「隠れ里って……?」

サララ「あっ、知らないですよね?霊峰の方に、色んな人がひっそりと住んでる、一般には知られていない隠れ里があるんです。すごくいい場所なんですよ!」

ガイ(隠れ里か。たしかに隠居するには良さそうな場所だが……さて、今日は何をしようか)

現在はオノゴロ諸島です。(5日目)

何をする?
安価下1〜3

※7日目が終了したら何かが起こるみたいです。
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:22:57.83 ID:4CZC68US0
ミソラの店で暴漢退治
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:23:16.65 ID:LvA2woFdO
ガイ 時間系の魔法以外の魔法を挑戦する。
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:25:49.66 ID:scLOjsI2o
デロデロ教に侵入
602 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:49:12.40 ID:oIi2UXJrO
ーーココロイシ道具店 裏庭

ガイ(ラルフと接触する前に……魔法の鍛錬をしておこう。炎や風、雷を出せるようにするのもいいが……他の物に手を出してみてもいいかもしれないな)

ガイ(かといって何を試せば……俺が今まで出会ってきたヤツはどんな魔法を使っていたか……)



シルバークロース「」
床に広がっていく黄金「」ドロッ……

クラウディア「」
周辺を灼くレーザー「」ビィィィィィィッ!!!

リーナ「」
乾燥していく地面「」カラッ……

セーレフェリア「」
衝撃波「」ドォンッ!

テルグレース「」
飛んでくる斬撃「」ゴオオオオオオッ!



ガイ(割といろんな魔法を見てきたな……ヤツらの真似は難しいが……劣化したものなら扱えるかもしれない。暇つぶしがてら挑戦してみてもいいかもしれない……)

安価下1
練習する魔法を記載してください。

コンマ下1
01-30 難しい
31-50 もう少し
51-95 できた
96-00 専門家にも勝る
603 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/24(土) 23:51:42.82 ID:oIi2UXJrO
本日はここまでです。安価をとっていたら下にずらしてください。
それでは、また。
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/24(土) 23:59:12.96 ID:ap9ipsESO
ヌルの封印魔法
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 00:34:42.99 ID:4dpkcm0Ho
おつ
グレイグさんの頼れるオヤジ感
朝廷のNo.2とも知り合えたしそこからも姫巫女探し出来そうかね
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 01:23:40.68 ID:vREKQ0nJo
オノゴロの危機だいぶキキョウさん戦犯じゃないの
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 13:17:22.74 ID:NBn2x9pao
おつでした
いわれある(彼女関係)イジりがガイさんを襲う
608 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:53:01.40 ID:XEUsBoEXO
>>605
グレイグさんはその経歴に見合う経験をしてきているみたいです。頼りになる存在の1人でしょう。
このままいけば姫巫女の足跡へといずれは繋がっていくはずです。多分。

>>606
キキョウさんが働きすぎているのも改革によって起きている混乱に対する罪悪感も含まれているようです。よかれと思ったことが破滅への道に続くかもしれないという事実を認めたくないのかもしれませんね。

>>607
ガイの女性関係はなんとも言えません。他人に知られれば確実にツッコまれる経歴であることは間違いないでしょう。
609 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:53:30.86 ID:XEUsBoEXO
ガイ(……相手を無力化する手段、か。相手を傷つけないように捕らえるような……そんな都合のいい魔法なんてあるわけ──)



ヌル「一筋縄じゃいかないよね。逆に安心したよ……」スッ
周辺の地面に展開される複数の魔法陣「」ヴォンッ……



ガイ「……封印魔法か!封印する対象に手頃なものは……これでいいか」スッ
翡翠の賽「」キラン……

ガイ「たしかヌルは魔法陣を展開していたな。魔力で魔法陣を編むなど、魔法に長けた奴でもない限り簡単にはできないが……まあ、やってみるか」スッ



展開される魔法陣「」ヴォンッ……

ガイ「……まさかここまで上手く行くとはな。うろ覚えの見様見真似とはいえ、再現性はだいぶ高い気がするな。翡翠の賽を封印してみよう……」

消える翡翠の賽「」フォンッ

ガイ「簡単だな。そして封印の解除も」パチン

魔法陣から出てくる翡翠の賽「」ズズズ……

ガイ「……ヌルは同時にいくつも封印していたが、俺は何かを一つ封印するのが限界だな。性能は十分、実用的だとは思うが……どう使おうか」

⭐︎ガイが封印魔法を使えるようになりました。
610 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:54:16.00 ID:XEUsBoEXO
ーー潮風亭

ワイワイガヤガヤ

大量の空の皿「」

アインズ「ふぅ……オノゴロでの食事は外れないな。美味いのはいいんだが、一つの皿に乗っている量が少々物足りん」

サーシャ「そう?普通の人だったらこれでお腹いっぱいになると思うけど……に私たちにしたら少なく感じちゃうね」

リーゼリット(自覚あったんだ……)

メルル「なんだか食べにくる度に腕を上げてる気がするねェ……ミソラの幼馴染としてもっと私も腕を上げなきゃダメかな?」

アモ「一体何の腕を上げるんですか?」

メルル「……食レポとか!」

アインズ「張り合っているようで張り合えていないと思うが……では、会計を済ませて出るとしよう──」

戸「」ガララッ

ガラの悪そうな河童「よっ、評判の飯処はここか?……っと、運がいい。美女も付いてくるとはなァ」

ガラの悪そうな狸人「酒はあるか?……いや、酒より先にいいモン見つけちまったな」ニヤリ

メルル「うぇぇ……ガラが悪そうなのが入ってきちゃった。大丈夫かな、あの2人?」

リーゼリット「……えっ、2人?」

ミソラ「いらっしゃいませ。2名様ですか?こちらへご案内──」

ガラの悪そうな狸人「へへへ。噂通り可愛いじゃねえか。なあ、今日はもう店を畳んで最近できたホテルにでも──」

ミソラ「……申し訳ありません。うちは食堂なので。お客様の下品な注文は、取り扱ってないんです──スゥ……」ニコニコ

耳栓をし始める客「」

両耳を塞ぎ始める客「」

耳を塞がれるサーシャ「えっ……急にどうしたんだろ、みんな……ひゃっ!?メ、メルルさん!?」

耳栓をしたメルル「早く!みんなも耳塞がないと巻き込まれちゃうよォ!」

耳栓をするリーゼリット「……一体何が始まるっていうの……?」

アモの耳を塞ぐアインズ「……」

耳を塞がれたアモ「わっ……」

ガラの悪そうな狸人「な、なんだなんだ?一体何が──」

ミソラ「〜〜〜♪」

ガラの悪そうな河童「ありぇ……?なんだか頭の中が、ふわ〜ってして……身体が軽くなってきたぞォ……?」

ガラの悪そうな狸人「おい河童!しっかり……っ、なんだこの歌……胸ん中がむず痒い……いや、落ち着く……落ち着くなぁ……」フラッ

ミソラ「〜〜〜♪」

ガラの悪そうな河童「……はは、ははは。なんだよこれ……考えるの、めんどくさくなってきた」ニヘラ

ミソラ「……お二人とも、お金を置いてご退店願います♪」

ガラの悪そうな河童「はい……」スッ
ガラの悪そうな狸人「はい……」スッ

お金「」ポン!
611 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:54:44.01 ID:XEUsBoEXO
ミソラ「ありがとうございました。出口はあちらですよ」

スタスタ……

戸「」ガララッ

ワイワイガヤガヤ

メルル「……うん。もう大丈夫だよォ」

アモ「今のって……音魔法ですか?」

ミソラ「はい。私の歌を聞いた人の気持ちを、少しだけ落ち着かせるんです」

アインズ「……ずいぶん手慣れているな」

ミソラ「最近、こういうの増えちゃって。悩みなの。近代化って言うのかな……よくわからないけど、ああいう人が増えた気がして……でも、うちは食堂だから。食べて、笑って帰ってほしいんですけどね……」

リーゼリット「慣れているといえばここのお客さんも……耳栓してた人は常連さん?」

メルル「そうそう。ミソラが吸ってって息を整えたら、だいたい来るからねェ。慣れたもんだよ」ヒソヒソ

サーシャ「慣れたくない慣れですね……」

ミソラ「すいません、怖がらせてしまいましたか?」

アモ「……ううん。むしろ、すごかった。優しいのに……逃げ道を残さない感じ」

ミソラ「えっ……それ褒めてる?」

アインズ「金も取って追い出すとはな。意外と抜け目がない」

ミソラ「まあ、他のお客様に不快な思いをさせた迷惑料として徴収させていただいてます。それに……ツケ払いにはもっと厳しいですよ?」ニコニコ

メルル「……相変わらず笑顔が怖いや……」

アインズ「フッ……この店が人気な理由の一つかもしれんな。店主、会計を頼む」

ミソラ「はい、毎度ありがとうございます!皆さん、またいらしてくださいね」

⭐︎潮風亭で食事をとりました。
612 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:55:33.57 ID:XEUsBoEXO
ーートウゲン国政区

リーゼリット「あれ?ガイ、どこか行くの?」

ガイ「……今からデロデロ教の拠点へ行くところだ。他のみんなは?」

リーゼリット「姫巫女様の足跡を探しに散らばったから、向かった場所ならわかるけど今どこにいるかはわからないかな……それより、聞き間違いじゃなければデロデロ教の拠点に行くって言った?」

ガイ「ああ。俺のことを知っているらしいヤツから呼ばれていてな」

リーゼリット「グレイグさんから聞いたでしょ?今の状況でデロデロ教に近づくのはあんまり良くないと思うけど……」

ガイ「……リーゼも聞いていたか。危ないからこそ先に確かめる必要がある」

リーゼリット「……私もついていくよ。なにかあったらガイ1人でもどうにかしちゃいそうだけど……知ってる人がいる分、心強いでしょ?」

ガイ「フッ……一緒に来てくれ、リーゼ」

613 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 21:56:06.68 ID:XEUsBoEXO
ーートウゲン国政区 デロデロ教会オノゴロ支部

フェルメール「まあ、ラルフ!新たな信徒になりに来た人が訪れましたわよ!」

ラルフ「あんな演説を聞くヤツがいるとは思えないが──なんだ、ガイか。残念だったなフェルメール、あいつは信者になりに来たわけじゃない」

ガイ「そのコボルドの言う通りだ。俺は信者になりに来た訳じゃない」

フェルメール「……それでは、そちらのお嬢さんが?」

リーゼリット「私は付き添いで来ただけ。信者になりに来た訳じゃない」

フェルメール「……そうですの」シュン

ガイ「少し、そのコボルドと話がしたいんだが……構わないか?」

フェルメール「お好きになさってください……はぁ……いや。クロシュヴィアちゃん、私はめげません!必ず世界にデロデロの素晴らしさを広めて見せます!」グッ

リーゼリット(悪いことはしてないけどなんだか罪悪感が湧いちゃうなぁ……)



ーー応接室

タイヤキ「」ホカホカ
お茶「」ホカホカ

フェルメール「信者になりにきた訳じゃないとはいえ、こちらに来てくださったお客様には変わりありません!こちらはオノゴロでよく食べられているタイヤキですわ。私、このフェルメールが作りましたの!」ドヤァ

ガイ「……」

ラルフ「安心しろ、毒は入ってない……気が向いたら手をつけてやれ。味は保証するぞ」

ラルフとフェルメールと何か話す?

安価下1〜2
1 十年前について
2 デロデロ教について
3 自由安価
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 21:59:36.49 ID:4dpkcm0Ho
1
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/25(日) 22:00:34.37 ID:AIUYkqdc0
616 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/25(日) 23:43:18.93 ID:uaGJO5MxO
ガイ「昨日……俺を見て10年前と何一つ変わっていないと言ったな。どういう意味だ。俺に心当たりはない」

ラルフ「言葉通りだ。別人というにはあまりにも一致するものが多い……昨日は美人さんの対応に追われてたから追及はしなかったがな?」

リーゼリット「……美人さん?」

ガイ「気にするな……仮に、10年前と俺の姿が変わっていなかったとしてもそれを確かめる術は……俺にはない。事情があって以前の記憶を失っているからな」

ラルフ「は?……冗談なら殴るぞ、ガイ」

ガイ「冗談じゃない」

ラルフ「……そりゃ、厄介だな。いや、厄介なんてもんじゃねぇか。一番困っているのは……お前自身か」

リーゼリット「……ラルフさん。ガイのこと、昔から知ってるんですよね?十年前のガイって……どんな人だったんですか?」

ラルフ「どんな、って言われてもなぁ……今目の前にいるお前と、見た目は同じだ。愛想が悪くて、無茶が多くて……人が困ってりゃ、なんだかんだいいつつ助けるような……そんなヤツだ」

リーゼリット「……たしかに、大きくは変わらないかも」

フェルメール「やさしい方ですのね!」

ガイ「俺はそんなことをした覚えはない」

ラルフ「覚えてねぇだけだろ。世界めくれの前後で、お前の身に何があったかは知らねぇが……」

ガイ「……まだ完全に信じた訳じゃないが、10年の時を変わらずに過ごすようなモノにいくつか心当たりがある……お前が知ってる10年前の俺のことを教えろ」

タイヤキを掴むラルフ「ハッ……俺にそういう口調で話しかけるのはなんだか新鮮だな。どこから話したものか……あむっ……熱っ!アチチ、あっちぃ!」ハフハフ

ガイ「……」

リーゼリット(……意外と愉快な人なのかな?)

お茶を飲むラルフ「あぁ……10年前のお前と俺が初めて会ったのは、駆け出しのお前が自分の力量に見合わない依頼を受けて死にかけていたときだ」

フェルメール「まぁ……感動的な出会いですわね」

ガイ「覚えていないがな」

ラルフ「そこをたまたま通りがかった俺が助けて……お前から俺に色々教えてくれって頼み込んできたんだ」

ラルフ「……で、俺は最初、断った」

ガイ「断った?」

ラルフ「当たり前だ。駆け出しが死にかけた直後に言う『教えてくれ』ってのはな、九割が三日で忘れる。怖さが抜けたら、また無茶するからだ」

リーゼリット「……でも、教えたんですよね?」

ラルフ「ああ。『助かったからもういい』って顔をせずに、ちゃんと自分が弱かったって認めた」

フェルメール「素直で、殊勝ですわね。今のあなたからはあまり想像できませんもの」

ガイ「余計なお世話だ」

ラルフ「ははっ。そこも同じだ」

リーゼリット「具体的には、どんな依頼だったんですか?」

ラルフ「廃村の近くの洞穴。腕の立つ盗賊が拠点にしてるって噂で、報酬はそこそこ……駆け出しが一人で行っていい場所じゃなかったのはたしかだな……それから、パーティは組んでいなかったがお前に冒険者としてのノウハウを叩き込んでしばらく経ったとき……リテン・ヘイヴンでの依頼を受けることになった」

ガイ「そこで何が?」

ラルフ「10年前に俺がお前を見た最後の場所だ。依頼自体は無事に達成、あとは帰るだけってときに……お前は見つけちまった。生き残り……いや、正しくは生き残らされてたって言った方がいいか」

リーゼリット「……?」

ラルフ「リテン・ヘイヴンの件は、表向きは治安維持のための掃討。実態は、犯罪集団の壊滅依頼だった。誘拐、恐喝、密輸……手が汚すぎて、誰も正面から口にしたがらねぇ類のやつだ」

フェルメール「まあ……下劣ですわね。弱き者を踏みつけにして生きるだなんて」

ラルフ「ああ。俺も嫌いだ。だから手を貸した。……俺たちは根城を割って、潰した。生きてる奴は縛って突き出して、抵抗する奴は叩き伏せて……いつも通りの仕事だったが、地下で見つけた。倉庫の奥の、さらに奥。鍵が二重三重で、見張りまで付いてた。金目のモンでも隠してるのかと思って扉を開いたら……そこにいたのは、宝じゃなくて……女だった。名前はロヴィア……それも覚えていないか」

ガイ「ああ。そこからどうやって姿を消した?」

ラルフ「組織の最後の抵抗で建物が爆破されて俺は意識を失った。目が覚めたときには、お前とロヴィアの姿はどこにも無かった」

ガイ「それが……お前の見た俺の最後の姿か……記憶を失ったことをこれほど恨んだことはない」

リーゼリット「そのロヴィアって人もどこかにいるのかな……?」

ラルフ「さあな……記憶を無くす前のお前なら知ってるんじゃないか?」
617 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/26(月) 00:01:22.48 ID:PlE3+L7vO
あまり進められず申し訳ありません。
>>1の住んでる地域の降雪による影響で少々忙しいことになっているので本日はここまでです。今週は平日の夜に時間ができそうなので少しずつ進められればなと思います。
それでは、また。
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/26(月) 00:30:57.16 ID:grR5PLyCo
ガイさん肉親はいないのか
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/26(月) 00:58:18.52 ID:8CbcG4Sno
おつ
あら…お気をつけください
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/26(月) 12:15:03.52 ID:DztEpi6NO

一行の飯代は暗黒館持ちかな
621 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 19:13:54.38 ID:abB0KzmuO
少し進めます。余力があればお付き合いくださると幸いです。

>>618
ガイは少々特別な出自なので肉親はいません。物心ついた頃には孤児院で暮らしていたのでガイは親について特に何も感じていないようです。

>>619
ありがとうございます。なんとかなりました。

>>620
基本的にはパーティで割り勘しているみたいですが、所々経費で落としているみたいです。オーナー曰く気にせずジャンジャン使えと言われているのですが、使うのは少々憚られるみたいです。
622 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 19:14:41.99 ID:abB0KzmuO
ガイ「……話題を変える。今、デロデロ教は2つの勢力に別れていると聞いている。お前たちはどちらの勢力だ?」

フェルメール「私(わたくし)がお答えして差しあげましょう!私たちは……ネオデロデロ教の側──」

倒れる椅子「」ガタッ

魔導拳銃を向けるガイ「」カチャ
斧に手をかけるラルフ「」スッ

魔導狙撃銃を構えるリーゼリット「」カチャン

フェルメール「──ではなく原理派の……み、皆様どうされましたの!?」

ガイ「……ネオデロデロ教ではないのか?」

フェルメール「あんなのと一緒にしないでくださいませ!あれはクロシュヴィアちゃんの言う救いとはまったく違いますわ!」

ガイ「先日に街中で行っていた演説では世界めくれを再度引き起こすことが救いだと言っていたようだが?」

フェルメール「それは……そうしなければいけない理由が……」

ラルフ「2人とも銃を下してくれ。コイツがネオデロデロ教じゃないのはたしかだ……少なくとも世界めくれを起こして喜ぶような奴じゃねぇ。あいつらを止めるために、わざと同じ言葉を使ってるだけだ」

リーゼリット「それをどうやって信じればいいの。証拠は?」

フェルメール「それは……」

「2人とも、武器を下ろしてください!フェルメールさんは本当にネオデロデロ教の側ではありません!」

フェルメール「!」

ガイ「この声は──」

リュアン「……お久しぶりです。ミュージアで会って以来ですね」

リーゼリット「あなたは……デロデロ教の導師の……」

リュアン「はい。訳あって今はこちらに匿ってもらっているのです」

フェルメール「リュアンちゃん……この2人と知り合いなの?」

リュアン「少しだけ話したことが……ガイさん、どうか武器を納めていただけませんか?」

ガイ「……」スッ

リュアン「……ありがとうございます」
623 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 19:15:11.76 ID:abB0KzmuO
ラルフ「……ふぅ。命拾いしたな、フェルメール」

フェルメール「クロシュヴィアちゃんの可愛さを世に広めきる前に死ぬわけには行きませんわ!」

ガイ「リュアン。匿われていると言ったな。どういう事情だ」

リュアン「……少し前から、私の周りで事故が増えました。魔導車に轢かれたり、魔物に襲われたり……最初は偶然かと思ったのですが、偶然にしてはデロデロ教でも上位の役職の人物が居なくなり過ぎていると、気がつくのはすぐでした」

リーゼリット「……もしかして、それがネオデロデロ教の……」

ラルフ「手先だろうな。原理派の連中を少しずつ減らしていって表向きには何も変わらず、内側ではネオデロデロ教としての勢力を広げていくような目論見なんだろう」

ガイ「ミュージアで見たとき、お前はそれなりの地位についていた筈だ。それがここにいるということはミュージアは……」

リュアン「はい。事実上、デロデロ教の本部はネオデロデロ教によって掌握され、私は処分対象になりました。ネオデロデロ教に従わなかったからです」

リュアン「教義の文言を、すり替えています。古い教典を焼き、写本を書き換え、唱える言葉を統一して……反対した導師や古参は、消えました」

リーゼリット「そんな……」

リュアン「事故。行方不明。離反。……全部、そういう形にされます」

ラルフ「見せしめも兼ねてる。声を上げる前に黙るようにな」

ガイ「それで、お前は逃げてきたのか」

リュアン「……逃げた、というより追い出されたに近いです。私の支部は取り潰され、私の名前は裏切り者として回るようになった。だから……原理派でも、迂闊に匿えない」

フェルメール「そこで、わたくしの出番ですわ。表向きネオ寄りに見せている支部なら、連中も探りには来ないですもの!」

ラルフ「フェルメールの固有魔法でこの辺りのネオデロデロ教の奴らはコイツを幹部だと思い込んでやがる……故にここは敵の縄張りのど真ん中のくせに、一番手出しされにくい隠れ家になってる」

フェルメール「オーッホッホッホッ!私にかかれば造作もなくてよー!」

リーゼリット「……それ、笑っていい状況なのかな……」

ラルフ「笑ってねぇとやってられねぇんだよ。なぁ、リュアン」

リュアン「……はい。怖いです。でも、怖がっているだけでは消されます」

ガイ「……事情はわかった。だが、俺たちが知りたいのは一つだ。ネオデロデロ教は──オノゴロで何をしようとしている」

リュアン「断言はできません。私は本部を追われ、内部の情報に触れられなくなりましたから。ただ……世界めくれという言葉を、以前よりも軽く扱っているのは確かです。救いの比喩ではなく、実行の手段として」

ラルフ「可能性の話だ。今この時点で、決めつけて動くのは危ねぇ」

ガイ「……ああ。俺たちは、今この国で別の目的で動いている」

ガイ「今日ここに来たのは、確認だ。お前たちがどちら側なのか──それだけだった」

フェルメール「確認は済みまして?でしたら、信徒登録書にサインを──」

ガイ「しない」

フェルメール「即答ですの!?」

リーゼリット「……ごめんね」

フェルメール「謝らないでくださいまし!?謝られると私が悪いことをしているみたいじゃありませんの!」

ラルフ「やってること自体は大概だろ」

フェルメール「善行ですわ!」

リュアン「……ふふっ」

⭐︎ネオデロデロ教のことを知りました。
624 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 19:15:42.47 ID:abB0KzmuO
ーーココロイシ道具店

アインズ「……なるほど。状況から察するにデロデロ教内部でもお互いに牽制しあっているようだな」

サーシャ「世界めくれをもう一度起こそうなんて……許せないよ」

アモ「うん……ねえ、今日はどうするの?」

ガイ「引き続き姫巫女の居所を探ってみようと思うが……何かいい案はあるか?」

メルル「そうだなァ……隠れ里に直接出向いて、しらみつぶしに調べていくか、朝廷の誰かに聞いてみたりとかかな?」

リーゼリット「うーん……姫巫女って元々この国の王様みたいな人だったんでしょ?隠居してるのを表向きに探してたら私たち、怪しまれないかな?」

ガイ「……」

現在はオノゴロ諸島です。(6日目)

何をする?
安価下1~3
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/27(火) 19:20:20.96 ID:lmS5HDhW0
アインズ、寺子屋で勉強
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/27(火) 19:27:19.93 ID:eEG8FbikO
カグヤが休暇で帰郷してきたので姫巫女について聞いてみる
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/27(火) 20:04:04.96 ID:Za28Mhymo
キキョウをべろんべろんに酔わす
628 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:46:05.12 ID:az22rJibO
ーー寺子屋

メルル「イブキ先生ー!また来たよー!」

坊主頭の子ども「あっ、メルルだ!」

鬼の子ども「うおっ……美人のお姉さんも一緒にいる!」

おかっぱ髪の幼女「お久しぶりです」ペコリ

アインズ「4日ぶりぐらいだな。元気にしているようで何よりだ」

メルル「……なんでアインズさんの方が子どもたちに人気があるのォ……?」

アインズ「ふふっ……名前を覚えてもらっている程度にはメルルも慕われているんじゃないか?」

イブキ「あら、メルルと……お連れの方は初めて会いますね。イブキと申します。本日はどうされましたか?」

アインズ「アインズだ……先日はサーシャとリーゼが世話になった。今日は姫巫女について聞きに来た」

イブキ「姫巫女……イクセ様のことですか?」

メルル「そうそう!訳あって居場所を探してるんですけど、まったく手がかりが無くて……先生何か知らない?」

イブキ「居場所……去年まではここに勉強しに来ていたけど、どこから来ていたかまでは……」

メルル「えっ、去年まで来てたの?」

鬼の子ども「おう!わからないところがあったら教えてくれたり、一緒に遊んでくれたりしたんだぜ!」

イブキ「ええ。とても聡明で、こちらが教えることなど殆どありませんでしたが……あの方は『里の外の子供たちが、どんな風に世界を見ているのか知りたい』と仰って、よく顔を出してくださったんです」

アインズ「護衛もつけずに一人でか?」

イブキ「はい。いつも質素な身なりをされていました。ですが、纏う空気だけは隠しようもなく……」

おかっぱ髪の幼女「イクセお姉ちゃん……どうして来なくなっちゃったんだろ……」

アインズ「来なくなる前兆は無かった……ということか」

イブキ「ええ……はっきりした前触れはありません。ただ、最後に来られた日はなんだか悲しそうな雰囲気ではありましたが……」

メルル「むむむ……何かあったのかな?」

アインズ「そうだな……何が起きたかはわからんが、わかったことはある」

メルル「?」

アインズ「ここに通っていたのが去年まで、というのが重要だ。姫巫女制度が廃れた後も、あの方は外に出ていた。つまり、閉じ込められていたわけじゃない。自分の意思で動ける自由さはあったわけだ」

メルル「な、なるほどォ〜……」

イブキ「あまりお役に立てず申し訳ありません……」

アインズ「なに、充分な手がかりだ……礼を言う」

鬼の子ども「えー、もう行っちまうのかよ!せっかく来たんだからもうちょい遊んでけよ!」

メルル「君たち……こう見えて私たちには崇高な使命というものがあってだねェ……」

アインズ「ところで、イブキ。これから何をするつもりだったんだ?」

イブキ「もう少し休憩したら勉強をこの子たちに教えようと……」

アインズ「少し見ていっても構わないか?」

イブキ「えっ……それは勿論、構いませんが……お忙しいのでは?」

アインズ「手がかりを得たといっても、今すぐどうにかできる訳でもない……焦って動いても足取りが乱れるだけだ。いいだろう、メルル?」

メルル「いいよォ。先生の授業、私もちょっと恋しかったし」

イブキ「……そういうことなら、歓迎いたします。案内しますね」ニコリ

⭐︎イブキの授業を受けました。
629 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:46:33.30 ID:az22rJibO
ーートウゲン国政区

アモ「……どこに向かってるの?」

ガイ「どこにも向かっていない」

アモ「じゃあ……当てもなく歩いてるんだ」

ガイ「そういうことになる」

サーシャ「あはは……たまにはこういうのも悪くないかもね。こうして歩きながら話すの、案外落ち着くし」

リーゼリット「……落ち着くのはいいけど、何だかなぁ……」

「もうダメや……しばらく見ない内に変わりすぎて迷子になってしもうたわ」

サーシャ「あれ?今の声って──」

ベンチに座るカグヤ「ふぅ……景色変わり過ぎてクラクラするわぁ……あかん、少し休も……って、どこかで見た顔やな?」

リーゼリット「えっ、カグヤさん!?お久しぶりです!」

カグヤ「おお、やっぱり。本当に久しぶりやなぁ……トコナツにもあんたらの活躍は届いてたで。国家転覆を防いだり、魔王を倒したり……大活躍やね」

ガイ「……?」

サーシャ「あっ、ガイ……覚えてない?カグヤさんのこと……」

ガイ「……ああ」

カグヤ「……なんだか事情がありそうやね」

リーゼリット「その……ガイはユーシリアで一度記憶を失っていて……まだ、戻ってないんです」

カグヤ「そういうこと。少し寂しいけど、そりゃ仕方あらへんな……ウチはカグヤ。トコナツで一緒に星の力を手に入れた仲やで」

ガイ「そうだったのか。手伝ってくれてありがとう」ペコリ

カグヤ「ええって。それで、あんたらがここにいるってことは……この国にもあるんやな?」

サーシャ「まだ確定した訳じゃないんですけどね。カグヤさんはどうしてこの国に?」

カグヤ「ちょっとした休暇やよ。たまにはオノゴロの空気を吸わんと、頭ん中まで溶岩みたいに煮詰まってまう。そこのお初さんも一緒におるっちゅうことは、仲間やね?」

アモ「アモです。よろしくお願いします」

カグヤ「よろしゅうなぁ」

リーゼリット「……そうだ!カグヤさん、姫巫女の居所について知ってたりしませんか?」

カグヤ「姫巫女様の……?どないしたん?」

ガイ「光について何か知っている可能性が高くてな。一度話を聞きたいんだが……居場所が掴めなくてな」

カグヤ「……なるほど。せやけど、ウチも居所までは知らへんで。会う機会もあらへんかったし……」

サーシャ「そうですか……」

カグヤ「ああ、でも噂は知っとるで。隠れ里にいるのはたしかだとか」

アモ「隠れ里……サララさんが言ってた場所だね」

カグヤ「ウチも聞きたいことがあるんやけど……イブキって人、知っとる?」

リーゼリット「最近会いましたよ、イブキ先生と!」

カグヤ「ほんまか?街の様子が変わり過ぎて寺子屋までの道がわからんくなってなぁ、困ってたんよ。よかったら教えてもらえん?」

サーシャ「それなら一緒に行きましょうよ!ちょうどアインズとメルルさんも行ってますし!」

カグヤ「ええの?助かるわぁ」

ガイ(隠れ里、か。サララは行ったことがあるようだし、一度出向いてみるのもいいのかもしれないな)

⭐︎カグヤと会いました。
630 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:47:21.95 ID:az22rJibO
ー夜
ーートウゲン国政区

おでん屋台「」モクモク
魚人店主「」ラッシャイラッシャイ

ガイ(カグヤと寺子屋の先生が知り合いだったとは……世間は狭いものだな。みんなは先に戻ったが……まだ眠くない。小腹も空いたことだし……あの屋台で適当に食事をとろう)

魚人店主「いらっしゃい……何にする?」

ガイ「……おすすめの品を4品ほど」

魚人店主「あいよ」

ガイ(見た目と匂いはとても良いな……きっとすごく美味しいのだろうが……味がわからないのが本当にもったいないな……)

魚人店主「酒は飲むか?」

ガイ「いや……水でいい」

魚人店主「あいよ……ちょっと待ってな」

箸同士を擦りあわせるガイ「……」

キキョウ「やあ大将。やってる?」ヌッ

ガイ「!」

魚人店主「ああ、いらっしゃい。何にする?」

キキョウ「いつもの」

魚人店主「あいよ……兄ちゃん、待たせたな」スッ

おでん皿「」ホカホカ

ガイ「どうも……」

キキョウ「知らない仲じゃないんだから声くらいかけてもいいんじゃない?」

ガイ「……ああ、キキョウか。キヅカナカッタナ」

キキョウ「棒読み過ぎ。あーあ、ちょっと傷つくなぁ……」ゴク

ガイ「なんの用だ?」

キキョウ「私は仕事終わりの夜回り……こういう屋台で一杯やるのが楽しみなだけ」

ガイ「そうか……熱っ!」

キキョウ「いきなりそんなガッついたらやけどするよ?……おでん、初めて?」

ガイ「ああ……」

魚人店主「はいよ、水……それといつものだ」スッ

キキョウ「ありがとうございます」

ガイ「……ふぅ」ゴク

キキョウ「……やっぱり水なんだ。えらい堅いね、君」

ガイ「……聞いてもいいか?」

キキョウ「はふっ……何を?」

ガイ「訳あって姫巫女の居所を探している……何か知らないか?」

キキョウ「……それを知ってどうするつもり?」

ガイ「話がしたい。敵意はない」

キキョウ「話がしたいって言葉ほど、信用できないものもないよ」ゴク

ガイ「……なら、目的を言う。光に関わることだ。世界めくれを止めるために必要な手がかりを探している」

キキョウ「……ふうん。で、姫巫女なら何か知ってるはずだって?」

ガイ「可能性が高い。十年前までこの国を統べていた血筋だ。何も知らないはずがない」

キキョウ「……あなたには実績がある。教えてあげてもいいけど……ここじゃ誰が聞いてるかわからない。また私につきあってもらうよ」

ガイ「……わかった」

631 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:47:48.95 ID:az22rJibO
ーートウゲン城 キキョウの部屋

転がっている酒瓶「」ゴロ……
脱ぎ散らかった衣服「」

ガイ(どうしてこうなった)

キキョウ「ヒック……あんまり片付いてないけど……ここなら他人に聞かれる心配もそうそうないから……」

ガイ「……運ぶとは聞いていない。それに俺はこの国から見れば完全な部外者──」

キキョウ「細かいなぁ……つきあうってのは、こういうことだよ」フラフラ

ガイ(酒臭い……いや、部屋そのものが酒臭い)

キキョウ「で?姫巫女さま。探してるんだっけ」ドサッ

ガイ「……ああ」

キキョウ「本来ならイクセちゃんには平穏に暮らしていて欲しいから居場所とかは完全に秘匿するんだけど……状況を鑑みて、君に伝えた方がいいと判断したから伝えるね……」ゴク

キキョウ「姫巫女様は隠れ里に住んでるよ。今も」

ガイ「場所は?」

キキョウ「正確な場所はトウゲン城の誰も知らない。リュウトウ……将軍もね……」

ガイ「……」

キキョウ「でも大丈夫。一度、『雪解け』っていう旅館に行って」

ガイ「旅館……?」

キキョウ「そう。そこの人たちなら姫巫女様がどこに住んでいるか知っているから。旅館の場所なら教えられるよ」

ガイ「そうか……助かる」

キキョウ「……はい、これ」スッ
旅館への地図「」ポン

酒瓶を口に突っ込まれるガイ「ありがとう……邪魔をしたな、帰らせてもら──んぐ!?」

キキョウ「へへへ……キキョウ様の酒が飲めないと申すかー?」

ガイ「くっ……ゴホッ、ゴホッ……」バッ
ガイ(かなり飲み込んでしまった……!)

キキョウ「お酒の味はどうだい?」

ガイ「……わからないが、最悪だ」

キキョウ「そんな顔してるね」

ガイ「……ああ、しかも、前飲んだ奴より強いのか、コレは……?」フラッ

キキョウ「今日はもう遅いし泊まっていきなよ。布団も使っていいからさ」

ガイ「……俺の目には、2人分ないように見えるんだが……」

キキョウ「最近人肌恋しくてさ……一緒に寝たら暖かいよ?」

ガイ「何を考えて……ああ、もう……」フラフラ

632 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/01/27(火) 23:48:19.18 ID:az22rJibO
本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。

それでは、また。
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/28(水) 02:27:49.60 ID:0iW2DUwbo
おつ
手掛かりを得たか
さて10年経った姫巫女様はどうなっているやら
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/28(水) 08:31:56.06 ID:94HpN6Ono
おつおつ
ガイさんが女の人を酔わせて部屋に上がり込んで一緒に寝てますー!()
635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/28(水) 12:23:53.71 ID:dvwuW4T6O

ガイさんって実はダークヒロインより武闘派で喧嘩っ早いのでは?
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/01/28(水) 19:38:54.04 ID:togwZL7so
国のお偉いさんフェチかな
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