高垣楓「君の名は!」P「はい?」
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11: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 18:51:10.48 ID:hD9nuK1M0

「おっとっと」
「……なんして」

ひょうとした声の侍と裏腹に、太夫は絞り出すような声を、耐えるように零した。
以下略 AAS



12: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 18:52:57.49 ID:hD9nuK1M0
六つか七つの頃、売られてゆくわっちにお前様はこういいあんした。

『のう、楓。どうせ芸者になるなら、天下一の芸者になってけろ。わしも天下に名乗りさ上げて、おまんの座敷ば呼ばれるような男になる。じゃからその時まで、決して泣くな。泣きたくなったら上向いて、洒落でも言うて笑い飛ばせ』

幼い時分とて、賢いお前様ですから。売られていく、というのがどういうことかはわかっていたのでしょう。
以下略 AAS



13: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 18:54:06.99 ID:hD9nuK1M0
『浅葱のだんだら血に染めて、四条の辻を鬼が通る』

数年前の池田屋と蛤御門の事変の折より、京でその名を知らぬものはありんせん。
いかな貴人であろうとも、お役目とあらば問答無用で叩き斬ってしまう、泣く子も黙る恐ろ恐ろしい壬生浪。
否、壬生狼の事でござんす。
以下略 AAS



14: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 18:55:25.01 ID:hD9nuK1M0

「楓、歌を聞かせてくれんか」
「……歌、ですか」
「ああ、おまんの歌。皆が我が事のように語る。ご天朝様ですら聞き惚れたというおまんの歌。わしにも聞かせてくれ」
「……約束してくれるのでしたら、良いです」
以下略 AAS



15: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 18:56:08.06 ID:hD9nuK1M0
◇◇◇◇

「どうして、ここにいるの。教えて下さい……今すぐ」
「初代デジモンの主題歌って伝説ですよね、わかります」

以下略 AAS



16: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 18:58:48.60 ID:hD9nuK1M0
「……僕、今日は朝から打ち合わせが入ってた筈なんですけどね」
「ええ、ですから打ち合わせしてるじゃないですか、私と」

昨日、あの掛け合いの後に、こいかぜMVのイントロの如く統括部のドアをバァンと開いて躍り込んでいった楓さん。
曰く、
以下略 AAS



17: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 18:59:36.84 ID:hD9nuK1M0
すみません、用事があり一旦中座致します。
改行、難しいですね……


18:名無しNIPPER[sage]
2018/04/18(水) 19:06:04.48 ID:Ryg5Z3HMO
期待


19:名無しNIPPER[sage]
2018/04/18(水) 19:38:16.28 ID:19PgrSqd0



20:名無しNIPPER[sage]
2018/04/18(水) 19:39:01.97 ID:19PgrSqd0



21: ◆PL.V193blo[sage]
2018/04/18(水) 23:13:58.50 ID:hD9nuK1M0
戻って参りました。
再開します。


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