657: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:29:21.97 ID:yRnDkTL00
その『超電磁砲』が、どのような理由であの場所に立つことになったのか。
あの白髪の男との関係は。何故その男と戦うようなことになったのか。
そして地に伏していた少女――――彼女が何故、『超電磁砲と瓜二つ』だったのか。
658: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:29:54.25 ID:yRnDkTL00
そこまで考えたところで、レミリアはそれ以上の思考を放棄した。
頭の中に湧き出そうになった1つの回答。それを知覚してしまうのを拒否したのである。
深入りしすぎると碌な事にならないような気がする――――
それは雑誌記者として働く中で身につけた、一種の感のようなものだった。
659: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:30:43.52 ID:yRnDkTL00
それはある種の諦観とも言えるかもしれない。
過去に於いては、認めたくない運命に対して何度も反逆したものだが、今となってはその気概など無くなってしまった。
超能力の発動によって一方的に突きつけられる運命を、ただそのまま受け入れる。
そんな風になってしまってから、一体どれだけの時間が経ったのか。
660: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:32:13.06 ID:yRnDkTL00
661: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:33:07.75 ID:yRnDkTL00
レミリア(――――まさか、いや、そんな……!?)
662: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:35:23.49 ID:yRnDkTL00
シスターの付き添いで来た男。
そうだ。見た運命の中にそんな男の姿は影も形もなかった。だから男はその場に存在しないはずなのだ。
663: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:36:28.21 ID:yRnDkTL00
――――根本からして、自分は間違えていたのだ。
『運命』は常にこの世の行く末を示し、そしてそれは必ず起こる。
『運命』が見せる未来が、訪れないことはあり得ない。
664: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:37:48.95 ID:yRnDkTL00
レミリア「何故っ、今になって――――」
665: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:38:36.01 ID:yRnDkTL00
あの時ほど、己の愚行を後悔したことはない。
あの時ほど、己の無力を呪ったことはない。
心に傷を負い、部屋に閉じこもった妹に対し何もできなかった。
身内の一人、唯一の肉親すら守れないなど、一家の当主として唾棄すべき事。
666: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/06/13(月) 01:39:32.42 ID:yRnDkTL00
レミリア「お前がっ、お前がぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
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