30:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:46:11.25 ID:nZJI/gt30
  
  
 鞠莉「果南のことだって、責められない。私もダイヤも緊張してた」 
  
 ことり「うん」 
31:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:47:07.32 ID:nZJI/gt30
  
  
    * 
  
  
32:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:48:21.93 ID:nZJI/gt30
  
  
 ため息をつきながらクッキーに手を伸ばしたとき、呼び鈴が鳴った。 
  
 ことり「鞠莉ちゃん、出てもらってもいい?」 
33:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:49:05.04 ID:nZJI/gt30
  
  
 ことり「真姫ちゃん久しぶり〜! 来てくれてありがとうね」 
  
 真姫「ええ、久しぶりね……って、やっぱりひどい顔」 
34:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:49:43.58 ID:nZJI/gt30
  
  
 真姫「それで、今度はそこのモデルさんにお熱なわけね」 
  
 ことり「最高の鞠莉ちゃんにするって約束したんだ」 
35:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:50:39.53 ID:nZJI/gt30
  
  
 2人は懐かしそうな顔でくつろいでいる。少し、居心地が悪い。 
  
 真姫さんとことりさんの周りだけが、気だるげで、けれど自信にあふれたセピア色の空気だった。 
36:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:51:38.32 ID:nZJI/gt30
  
  
 ことり「ああーっ! そういえばっ!」 
  
 突然の大声に、何事かと顔をあげた。 
37:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:52:44.33 ID:nZJI/gt30
  
  
 ことりさんのアトリエを出たのは、もう日も暮れかけた頃のことだった。 
  
 雪は降らなくなったけれど、吐く息はまだ白い。 
38:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:53:23.78 ID:nZJI/gt30
  
  
 ちらっとだけ私の目を見て、真姫さんはまた興味がなさそうな顔をした。 
  
 真姫さんと私は少しだけ距離をとり、駅までぽつりぽつりと会話をしながら歩いていた。 
39:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:55:18.84 ID:nZJI/gt30
  
  
 鞠莉「私、大丈夫よ」 
  
 真姫「そう」 
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