凛「ある日森の中で熊さんに出会ってしまったにゃ」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:01:52.81 ID:9t9di5dZ0
ことりたちは穂乃果ちゃん達が露天風呂に行っている間にお昼ご飯の準備をしていました
ことり「ふんふーん♪」コトコト
ことりの目の前ではシチューがコトコトという音を立てて真っ白でおいしそうな匂いを醸し出しています
15:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:02:58.49 ID:9t9di5dZ0
ガリガリ・・ガリガリ・・キキキキ・・
何かをひっかくような耳障りな音が聞こえてきた
にこ「?花陽なにか言った?」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:03:57.76 ID:9t9di5dZ0
花陽「き・・きゃあああああああああああ!!!」
花陽ちゃんが悲鳴を上げると熊が興奮したグオオオ!!という雄叫びを上げた
大きな音を立てて、窓ガラスがぶち破られた、ガシャアアアアアンというけたたましい音が別荘に鳴り響く
ガラスをぶち破った窓から真っ黒で大きな熊がキッチンの中に入ってきた
17:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:05:27.35 ID:9t9di5dZ0
ことり「花陽ちゃん!!」
にこ「させないわよ!!」
ことり「にこちゃん!?なにを!?」
にこ「花陽から離れろ!!」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:06:55.13 ID:9t9di5dZ0
ことり「必ず助けを呼んでくるからね!!」
花陽「やだよ!!にこちゃん!!にこちゃん!!」
ことりは花陽ちゃんを背中に担ぎ上げてキッチンを飛び出しました
19:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:08:23.86 ID:9t9di5dZ0
花陽「あ・・・あ・・・」
花陽ちゃんはその場に座り込んで動けなくなってしまいました
そしてキッチンからギシ・・ギシ・・という大きな音を立てて真っ黒な体に消火剤で頭だけ雪山のように真っ白になった熊が出てきました
20:名無しNIPPER
2018/01/21(日) 01:09:51.42 ID:9t9di5dZ0
ことり「た・・助かった・・」
ことりは命拾いし腰が抜けてその場にへなへなと崩れ落ちてしまいました
穂乃果「ことりちゃん!!大丈夫!?」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:11:46.40 ID:9t9di5dZ0
花陽「よかった・・よかったよお・・にこちゃん死んじゃったと思ったから・・」
かよちんは目に涙をためて顔を両手で覆いその場に崩れ落ちた
ことり「よかった・・本当によかった・・」
あの場に居合わせてしまった、かよちんとことりちゃんが二人で抱き合いながらにこちゃんの無事を喜んでいた
22:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:13:02.36 ID:9t9di5dZ0
絵里「それに今からではまた日が暮れてしまうわ・・暗い山道を歩いて降りていくというのは危険すぎるわ」
太陽はすでに西に落ちかけていた、もうすぐ夕方がやってくる
希「みんな・・ほんとにすまん・・うちらが山から熊を連れてきてしまったんや・・」
23:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:14:48.45 ID:9t9di5dZ0
絵里「真姫、あなた熊に関してずいぶん詳しいみたいね・・さっき襲ってきた熊に関してなにか知っているんじゃないの?」
真姫「ええ・・ちょっとね・・」
真姫ちゃんはきまずそうな顔をして目を伏せた
24:名無しNIPPER[sage saga]
2018/01/21(日) 01:15:45.65 ID:9t9di5dZ0
希「その事件聞いたことがある・・確かウチ達が1年生の頃、そんなニュースがテレビでやっていたような・・」
絵里「そ・・そうね・・確か人が何人も犠牲になったって・・」
希「だ・・大丈夫だよ・・ウチ達が遭遇した熊はウチ達には興味も示していなかったし・・」
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