結標「私は結標淡希。記憶喪失です」
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779: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/15(土) 23:55:52.04 ID:2z6G7I5Go


 少年院地下四階にあるエレベーター前の通路は荒れ果てていた。床や壁や天井といった通路にある全ての面はボロボロになっていた。
 巨大な彫刻刀で削り取られたような傷が、鉄球を叩きつけたようなひび割れが、ドリルでこじ開けたような穴が。
 それらのダメージが四方八方へ数多の数見られた。
以下略 AAS



780: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/15(土) 23:56:39.73 ID:2z6G7I5Go


上条「…………」


以下略 AAS



781: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/15(土) 23:57:35.10 ID:2z6G7I5Go


 ピピピピッ、そう思った垣根の携帯端末が音を鳴る。
 その番号は心理定規(メジャーハート)こと獄彩海美が使っている端末の番号だった。
 垣根は首をかしげる。今はスクール内の端末で常に会議モードにしており、誰とでもいつでも会話できるようになっている。
以下略 AAS



782: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/15(土) 23:58:46.69 ID:2z6G7I5Go



垣根「ふっざけんじゃねえぞあの女ァ!! どうせ死ぬならちゃんと全部セリフ言い切ってから死ねよコラッ!!」

以下略 AAS



783: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/15(土) 23:59:39.82 ID:2z6G7I5Go


 少年院地下三階。地下四階へと繋がる階段の前の広場。獄彩海美は壁にもたれ掛かるように床へ座り込んでいた。
 彼女着ている綺麗なピンク色のドレスは、見る影もなくボロボロにされていた。
 肩紐が片方切れており、首に付けていたアクセサリーの装飾品の一部が、千切れたのか穴あき状態になっている。
以下略 AAS



784: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/16(日) 00:01:22.36 ID:PU+Tw3fzo


 しかし、その槍は到達する前に吹き飛ばされた。黒夜の小さな体もろとも。


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785: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/16(日) 00:02:32.35 ID:PU+Tw3fzo


 海原光貴は少年院を出て、街の中の歩道を歩いていた。
 息を荒げながら、ふらふらとした足取りで、今にでも倒れそうな状態だ。
 右腕にはノコギリで削り取ったような切り傷があり、着用している白い制服を赤く濡らしていた。
以下略 AAS



786: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/16(日) 00:03:12.68 ID:PU+Tw3fzo


 第一〇学区の少年院の近くにある路地裏。
 番外個体は一人の男の首を掴んで体ごと持ち上げていた。
 その男は砂皿緻密。暗部組織『スクール』に所属している雇われのスナイパーだ。
以下略 AAS



787: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/16(日) 00:04:55.47 ID:PU+Tw3fzo


番外個体「――冗談っ、でしょッ!?」


以下略 AAS



788: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/16(日) 00:05:41.30 ID:PU+Tw3fzo


 「あっ、不用意に仕事のことを言っちゃいけないんでしたよね」とステファニーはおとぼけた感じで誤魔化す。
 砂皿へ目を向けて頭を掻きながら誤魔化し笑いをしているところからして、さっきのセリフは番外個体へ言ったものではなかったのだろう。
 なにはともあれ、番外個体がやることは決まっていた。
以下略 AAS



789: ◆ZS3MUpa49nlt[saga]
2022/01/16(日) 00:08:02.63 ID:PU+Tw3fzo


 しばらくしてから、黒煙が晴れた。
 路地裏の通路は壁と地面の三方が焼け焦げていた。建物で囲まれているような閉鎖された空間のため焼けた臭いが充満している。
 そんな中、一人の少女が現れた。
以下略 AAS



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