過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
1- 20
954:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:41:26.74 ID:DuwF8WnAO
梓「に"ゃっ!?」

 猫のような悲鳴を上げてしまい、梓は思わず赤面する。
 細い指、華奢な腕、物腰穏やかな声。
梓を抱き締めた人物は先程まで一緒に居た文恵だった。
以下略



955:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:41:57.60 ID:DuwF8WnAO
梓「嫌いじゃないです。でも……っ」

 目の前で可愛らしい仕種を見せる文恵は辻斬りだ。
 理由無く、躊躇無く、遠慮無く弱き者に刃を振るう危険人物に好意を抱けというのも無理な話だろう。

以下略



956:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:42:28.70 ID:DuwF8WnAO
文恵「…………」

 文恵は一瞬だけ面食らったような顔をしたが、直ぐに温厚な笑顔を浮かべる。

梓「貴女がここ最近でどれだけの事をしてきたかは知ってます。弱い者苛めが過ぎる人にトップランカーでもない私が言い寄るわけないじゃないですか!」
以下略



957:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:43:06.62 ID:DuwF8WnAO
文恵「そう……だよね。今までいっぱい悪い事しちゃったもんね」

 大粒の涙が堰を切ったように溢れ出す。
涙の数と比例して増大してゆく胸を締め付けられるような感覚が梓を苛ませる。

以下略



958:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:43:37.36 ID:DuwF8WnAO
梓「……今までしてきた事が自分の意志じゃなかったって事ですか?」

 訝しげに文恵を睨み付けたまま梓は問うた。
握りしめた銃は未だに文恵に向けたままだ。

以下略



959:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:44:13.45 ID:DuwF8WnAO
梓「それが本当だとして。今日会ったばかりなのに何で私に話すんですか? 普段の貴女が真っ当な人格だとしたらそういう話も私の耳に入る筈です」

 まくし立てるように、梓は更に言葉の追い討ちをかける。

梓「でもそんな話は無かった。トップランカーの貴女の噂は常に残虐なものばかり。全身の骨を折られてごみ捨て場に捨てられた人、見せしめのように一昼夜屋上から吊るされた人、まだ聞きます? 全部貴女がやった事ですよ?」
以下略



960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:44:47.39 ID:DuwF8WnAO
梓「一応聞いておきます。何が目的なんですか? 私を籠絡しようたってそうはいきませんよ」

文恵「…………」

 明らかな敵意を向けられ、文恵は梓から目を逸らした。
以下略



961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:45:22.56 ID:DuwF8WnAO
 だからこそ梓には解せなかった。
それならば尚更、何故自分にそんな事を言うのか。

梓「恋愛なら余所でやって──」

以下略



962:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[saga]
2011/04/10(日) 01:46:14.05 ID:DuwF8WnAO
タレ梓「メロスッ!!!!」

文恵「面白い方だ」クスッ

そんなノリ


963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県)[sage]
2011/04/10(日) 05:00:56.32 ID:EhikFrb/o
武器持ちはOSR値が高いなww
内容は鰤化してってるけど。


1002Res/468.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice