7:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:52:11.60 ID:fTbLwVYo
「っっっ――!!」
せっかく取り戻した平静は紙切れのように吹っ飛んでいった。
思わず声を出さなかっただけマシなのかもしれない。
8:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:53:28.01 ID:fTbLwVYo
「………………は?」
確かにアイツは私を見て、目が合った。
なのにアイツは、そのまま視線を別の方に向けてしまった。
顔色一つ変えず、まるで私を無視するように――。
9:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:56:02.41 ID:fTbLwVYo
「いきなり何しやがんだビリビリ中学生っ!」
あ、またそんな呼び方するの。ふーん。
……なんて落ち着いた感じにあしらう事もできず、私は反射的に口を開く。
10:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 21:59:18.08 ID:fTbLwVYo
でもアイツは私の様子になんか一切気を配る事なく言葉を続けた。
「すまん。いつもと違う格好だから分からなかった」
……ああ、なるほど、ね。
11:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:01:01.87 ID:fTbLwVYo
「な、なんだよ」
「ううん。べっつにー?」
私はいつになく浮かれた気持ちで、後ろにステップを踏むように少し離れる。
12:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:06:38.11 ID:fTbLwVYo
(……あれ?)
何かすっごい嫌な感じが背筋を過ぎったような。
そう。私が今日の事を言ったのは紛れもなくつい昨日の事で、
13:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:12:20.74 ID:fTbLwVYo
そうか。学校からそのまま来てくれたんだっけ。そりゃあご飯食べるヒマもないわよね。
よくよく考えてみれば私も昼食を食べていない事に気付いた。
そう意識した途端に耐え難い虚無感が私の内側から苛み始めた(意訳:おなかすいた)。
14:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/05(水) 22:41:57.74 ID:8OxpUgDO
やばい もうイきそうだ
15:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/05(水) 22:47:21.84 ID:lNUORvI0
お勧めスレから来たけど、これちゃんと上琴になるのかな?
最近上琴と見せた地雷が多いから怖い。
16:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2011/01/05(水) 22:51:20.62 ID:fTbLwVYo
とりあえず目に留まったどこにもあるファーストフード店の自動ドアをくぐり、飛び込んできた私たちに目を白黒させている店員に適当に注文した後、学生たちでごった返す店内でどうにか空いているボックス席を見つけて腰を下ろし、そこでようやく一息ついた。
焦ったぁ……確かに私も人目をはばからないというか、直情的に行動した部分はあるけどさ。
まさかあそこまで注目の的になるなんて思わないじゃない。
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