過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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223: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:03:20.97 ID:gv3XuLoo



一方通行は、日の暮れかけている第七学区の裏通りを歩いていた。
裏通りにはあまり良い思い出が無いのでできる限りここを通りたくなかったのだが、冥土帰しの言っていた研究所はこの裏路地を
以下略



224: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:04:13.94 ID:gv3XuLoo

「そォか? じゃ、そォさせて貰うわ」

一方通行は一応受け取った紙袋の中を確認すると、研究員に向かって軽く頭を下げてから研究所を出て行こうとする。
すると、研究員は一方通行が出て行ってしまうのを待たずに研究所の奥へとさっさと歩いて行ってしまった。やはり忙しいのだろうか。
以下略



225: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:04:41.98 ID:gv3XuLoo

一方通行には決して聞こえてくるはずのない声が、聞こえてきた。
彼には、どういう原理で銃弾が防がれ、どういう原理でこんな声が聞こえてきているのかさっぱり理解できない。
理解しようとも思わなかった。
以下略



226: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:05:22.69 ID:gv3XuLoo

もうもうと爆炎が立ち上り、黒い煙があたりを覆い尽くす。
これは僥倖とばかりに、一方通行は煙幕に紛れて駆動鎧を撒いてしまおうとした、が。
駆動鎧は煙幕などものともせず、再び一方通行に向かって何発もの砲弾を放ってきた。
以下略



227: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:06:16.59 ID:gv3XuLoo

一方通行は壁に手を付きながらふらふらと立ち上がると、取り戻した能力を行使して身体能力を補助し、走り出す。
渾身の爆風はよっぽど高威力だったのか、周囲を見回しても駆動鎧の姿はなかった。
代わりに騒ぎを聞きつけて集まってきたらしい通行人と、通報されて駆けつけた警備員がこちらに向かってくる音がする。
以下略



228: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:06:46.28 ID:gv3XuLoo



「オマエってホントにお人好しな」
以下略



229: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:07:39.87 ID:gv3XuLoo

「あー、それは流石に嫌だなあ」

「だったら、いい加減自分の身を守る為に他人を見捨てるってことを覚えろ。その後に風紀委員なり警備員なりに通報すれば良いだろォが。
 それから絶対に敵わねェ奴が相手だったら迷わず逃げる。そォしねェとマジで早死にするぞ」
以下略



230: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:08:20.87 ID:gv3XuLoo

「うぜェ」

「バッサリ!? 結構真面目に言ったのに! 流石の上条さんもへこむんですけど!」
以下略



231: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/11(土) 21:09:05.44 ID:gv3XuLoo
投下おしまい。スレタイ回収回でした。あと中二病と言うかバトル?
一方さんの能力については後程誰かが解説してくれると思いますので、今は保留にしといてあげてください。
それから、スレタイは当初

上条「友達を助けるのは当然のことだろ。だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
以下略



232:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/11(土) 21:29:09.38 ID:TpjuP62o


気づいたら普通に一方さん能力つかってたww
どっか見落としたか……


233:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]
2010/12/11(土) 22:09:04.42 ID:G6TIj4Ao
続き来てたー!乙!!

スレタイ回収シーン、きゅんときた


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