912:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:37:24.86 ID:Mj+dOVNSo
数多はそう言うと先ほど戦った様に、ポケットから炭素繊維で編み上げられた手袋を嵌める。
「そんなに肉弾戦が好きか…」
913:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:38:31.30 ID:Mj+dOVNSo
「チッ」
砂皿は軽く舌打ちをする。
914:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:38:57.97 ID:Mj+dOVNSo
(なんていう力だ…!)
砂皿は踏ん張るが、それでも数多の剛力から繰り出される蹴り足によろめいた。
915:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:40:08.71 ID:Mj+dOVNSo
――第三学区 立体駐車場
「どォも、どォも、アイテム抹殺命令を受けてやってまいりましたァ…」
916:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:41:54.19 ID:Mj+dOVNSo
(なるほど、フレンダが超大脱走したって事ですか…で、脱走者を出したアイテムに制裁を加えるために第一位がここに来た…)
「超浜面と麦野と滝壺さんを連れて早く避難して下さい」
917:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:42:43.88 ID:Mj+dOVNSo
絹旗はそういうと、「滝壺さん、すいませんっ!」と一礼すると滝壺のお腹を殴る。
怯んだ滝壺のポケットを彼女がまさぐっていく。するとポケットの中にシャープペンの芯入れほどの大きさのケースを見つけた。
絹旗はそれをぐっと握る。
918:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:44:22.26 ID:Mj+dOVNSo
絹旗は手の甲に落ちた体晶の粉を恐る恐る舐める。瞬間、絹旗の頭に激痛が走る。
(カッ……は!な、ななな、なんて、なんてい、痛みですか?)
919:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:45:30.91 ID:Mj+dOVNSo
(今日の第二位との喧嘩、それに、あン時の、俺を殴った三下の野郎もそォだ…皆、俺に戦いを挑ンで来やがった……)
第二位は潰した。ケド、三下は?
920:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:46:20.02 ID:Mj+dOVNSo
一方通行は喋りながら、何かうぜェ、そう思った。
しかし、その先の思考が突如として中断される。絹旗の攻撃を受けたから。
921:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/24(木) 13:47:38.72 ID:Mj+dOVNSo
ドゴン!
絹旗が拳を引いた直後、鈍い音が一方通行から聞こえた。
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